このレビューはネタバレを含みます
妹島和代さんの建物は、あまり興味が無いけれど、金沢の美術館は好きです。世界的に評価され、あれほどの建物を作る人は周囲とのコンフリクションとどう闘い、どのように建築に立ち向かっているのか？残念ながら全く伝わってきませんでした。オシャレな可愛い服着て、模型持ってウロウロしているおばさんと、全く位置が変わらないアングルで何の障害も無く淡々と出来上がってゆく建築物、そして同じ音楽の繰り返し。すいません、途中で寝ました。妹島さんが地鎮祭の段階で建物の位置に疑問を持って動かそうとした、なんて淡々と言ってましたけど、本当ならなんて恐ろしい人！周囲の人はひっくり返ったはず。そこら辺りの苦悩と葛藤や、ひとつとして同じ角度のない超絶の建築施工を強いられる現場との闘いなどもっと伝えてもらえると良かったです。
