Zhivago

ラモとガベのZhivagoのレビュー・感想・評価

ラモとガベ(2019年製作の映画)
4.0
しょぱなから無茶苦茶な展開で驚く。
結婚しようとする男女、離婚しようと奔走する男、離婚を認めない役人、出家した女、距離感を取りずらい男の両親、なんだか難しい女性の弟、協力する役人。後半はその女性の衝撃の事実が露わになる。
無茶苦茶の展開なのだけど、ソンタルジャ監督らしいサラッと軽い描き方で、チベットではそれがよくあることなのか?とさえ思えてくる。まるでコメディ映画のような要素なのだが、至って真面目なつくりなので、笑うようなものでもない。

ソンタルジャ監督の3作を観て思ったこと。この監督は、歩き姿を描くのが印象的だ。

岩波ホールから特典で「チベット文学と映画制作の現在:冊子セルニャ」を頂いた。

同監督の最新作まで上映していただけて、岩波ホールに感謝。
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