KUJIRA

ザ・フラッシュのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

IMAX鑑賞

DCはどうしたいんだろう。
マーベルに対抗してユニバース化したのに大コケ。
明るい作品作ったらウケたから、悪ノリ作品連発。
ユニバース止めて自由にやります。
ちょっとリブートして仕切り直しますよ。

からの、やっぱりユニバース。

サブキャラ全開のフラッシュを主役に据えてもパンチが弱い、と考えたのかどうか。
エズラ ミラーに2役。
ジャスティスリーグのメンバーを登場させる。
マルチバース化。

チャラいフラッシュは、自分には全く魅力を感じないキャラ。
母親を失った年齢を考えると、あそこまで性格が激変するとは思えない。
ただ、スパゲッティ理論だと、過去も変わってしまうらしいから、違う人間になってしまう可能性はある。でも見た目は同じ。
バットマンとスーパーマンは別人だったけど。

過去遡ってる途中で襲われた時、すぐにフラッシュの成れの果てだと察知。
もう一人のフラッシュが出た来た瞬間に、こいつだなってネタバレされた気分。
もっと工夫して欲しい。

死んでしまった母親を助ける為に、安易に過去を変えてしまった事で、あらゆる事が激変してしまった。
その経験でもうコリゴリ。
の筈が、最後に父親を助けてしまう。
全然響いてないね。
また、同じ事を繰り返す事になるから、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか分からない。
でも、それで変わったのがバットマンだけと言うのはご都合主義が過ぎる。
まさかのジョージ クルーニー。

その前にマイケル キートン。
これは、過去作を知る人には堪らない。
あ、でも、これ先にやったのスパイダーマンじゃん。
結局、MCUの後追いの構図。
そう言えば、スパイダーマンのラストにマイケル キートン出てたな。
まさか、こっちで復活するとは。

やっぱり、スーツもバットモービルも最近のはダメだなと再認識。
変にリアルに寄り過ぎちゃって。
カッコいいんだけど、これじゃ無い感。
何で30年前のデザインを超えられないんだろう。

アクションも昔っぽい動きの方がカッコいい。原点回帰の大切さの良い見本。

最後に登場するのがジョージ クルーニーじゃなくて、マイケル キートンだったら、良い話っぽい後味になったと思う。

バットマンも出て来る、ぐらいしか知らない状態で観れたから、ワンダーウーマンはテンション爆上がり。
映える。ガドット映える。

今作で一番魅力的だったのは、スーパーマン。スーパーガールの設定を知らないから、スーパーマンが女だったら設定なのか、普通にスーパーガールなのか不明。
あの目力。スーツが似合うカッコいいボディライン。
昔のスカート姿だったら、この娘は違うかな。
でも、あのスーツならこの人。
死が避けられない話にされちゃったから、もう出ないのかな。勿体無い。
まぁ、マルチバースに手を出しちゃったから、そこは何とでもなりそう。

ヒロイン的立ち位置の同級生に、全く魅力を感じない。
綺麗さ、可愛らしさ、スレンダー、グラマラス、活発さ、癒し、強さ、優しさ、愛嬌、陰鬱さ。
どれも無い様に感じる。
平面的。

笑いを執拗に入れて来る割に笑えない。
頻繁に間を取るからテンポが悪くなっている。

戦闘シーンは、なかなか良い出来。
物理的な表現と漫画チックな演出が良い塩梅。
動きが単調に感じない様に考えられた殺陣。

まとめると、
過去キャラを出すファンサービス ◎
主役フラッシュ周辺の一般人   ✖️
スピーディーなバトル      ◎
笑えない笑い所         ✖️
キャストの演技         ◎
過去作に依存した脚本      ✖️

評価がとても難しい。
KUJIRA

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