先生

不都合な理想の夫婦の先生のネタバレレビュー・内容・結末

不都合な理想の夫婦(2020年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

父親によって一家が破滅していく様は、邦画の「葛城事件」と似てるなと思った。葛城のほうが面白かったが。

ジュード・ロウの虚栄心がキラキラギラギラで良かった。口がうまくて自信たっぷりで、でも虚仮威し。

電車通勤で、帰宅時、トンネルに入って真っ暗になる演出良かった。
郊外の豪邸借りてるのに車が一台だけというのがさみしい。車2台ないときつい。

馬の名前はリッチモンド。富と幸福を象徴していたのかな。

最後、馬が出てきたのはなんでだろう。ガスで膨らんで?
あそこでアリソンは完全にローリーを見限ったのかなあと思った。

母親との関係から、母親に認められたいという強い欲求がうかがえる。それでも、認めてもらえない寂しさがもうちょっと欲しかった。

ちょっと中途半端。

最後の朝食シーンは良いけど、これからどうするんだろうな。ぼんやりと終わる。やり直すのかバラバラになるのか。
「ザ・ドア」の娘が亡くなったプールサイドで元夫婦がぼんやり座って終わるシーンを思い出した。これからどうするのか。

タクシー運転手のやりとりは、この映画のテーマが詰まってると思う。父親なんだからちゃんとやれよっていう道徳。
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