このレビューはネタバレを含みます
父親によって一家が破滅していく様は、邦画の「葛城事件」と似てるなと思った。葛城のほうが面白かったが。
ジュード・ロウの虚栄心がキラキラギラギラで良かった。口がうまくて自信たっぷりで、でも虚仮威し。
電車通勤で、帰宅時、トンネルに入って真っ暗になる演出良かった。
郊外の豪邸借りてるのに車が一台だけというのがさみしい。車2台ないときつい。
馬の名前はリッチモンド。富と幸福を象徴していたのかな。
最後、馬が出てきたのはなんでだろう。ガスで膨らんで?
あそこでアリソンは完全にローリーを見限ったのかなあと思った。
母親との関係から、母親に認められたいという強い欲求がうかがえる。それでも、認めてもらえない寂しさがもうちょっと欲しかった。
ちょっと中途半端。
最後の朝食シーンは良いけど、これからどうするんだろうな。ぼんやりと終わる。やり直すのかバラバラになるのか。
「ザ・ドア」の娘が亡くなったプールサイドで元夫婦がぼんやり座って終わるシーンを思い出した。これからどうするのか。
タクシー運転手のやりとりは、この映画のテーマが詰まってると思う。父親なんだからちゃんとやれよっていう道徳。