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ブレット・トレインのOtoのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
3.6
トンチキジャパン映画好き。大先輩が「カリフォルニアロールを許容することから新しいカルチャーは生まれる」という話をしてたけど、異国の撮影監督が日本で素敵な画を撮りがちなのもそれだと思う。オープニングの漢字タイトルルーレットとかめちゃイケてるし、ミネラルウォーターの経緯のショットもすごい。

ストーリーは丸紅のCMのように「のっぴきならない状況において敵を味方にしていく」という話。あいつ死ぬ必要あった?みたいなシーンめっちゃあるけど、まぁタランティーノや北野武で慣れているしツッコむのも野暮。「とにかく運の悪い殺し屋」っていう設定が面白いし、対照的な真田広之の安心感も大きい。

スペイン行きの機内上映で観たけど、社会人になると飛行機の中ですら仕事や睡眠に時間を取られてしまって満足に映画が観られないので、こういう刺激の多い映画が一番機内上映向きだな〜と思う。そう考えると、映画の好みなんてタイミングや環境次第なのかもしれない。
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