イッテルビウム中田

TOVE/トーベのイッテルビウム中田のレビュー・感想・評価

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)
5.0
自分用メモ🇫🇮
・ムーミン
・本業の芸術家としては売れなかった。気分転換で描いたムーミンで世界中にヒットした。
・偉大な芸術家の父との軋轢や彼女のコンプレックスをうまく描いている。
・タバコとダンスが印象的。嫉妬や怒りをトーベは激しいダンスとタバコで表現する。対照的にエンドロールのダンスは新たな旅立ちを象徴するかのように楽しそうだった。

・ヴィヴィカとの禁じられた同性愛。トフスランとビフスランの関係がここに起因しているとは。秘密の言葉、秘密の関係。
・スナフキンに酷似したアトス。夏にだけふらっとやってきて、おしゃれなことを言うスナフキン。それを待ち焦がれるムーミンとの関係はたしかに不倫に繋がっている。

・余談だが、ムーミンはカバでも妖精でもなく「存在するもの」である。