HAYATO

ミッキーの夢物語のHAYATOのレビュー・感想・評価

ミッキーの夢物語(1936年製作の映画)
3.5
2024年82本目
ウォルト・ディズニー・カンパニーが1936年に製作した短編映画
『鏡の国のアリス』を読んだまま熟睡してしまったミッキーは、鏡の世界に入る夢を見る。そこではあらゆるものが命を持ち、人間のように暮らしていた。そして、トランプの国にやってくると、ハートのクイーンとダンスを楽しむが、その光景を見たハートのキングが嫉妬し、トランプの軍隊を率いて襲いかかってくる。
ウォルト・ディズニーをはじめ、『白雪姫』の監督・デイヴィッド・ハンド、“ハイ・ホー”を作曲したフランク・チャーチル、“星に願いを”を作曲したレイ・ハーライン、スクルージ・ダックの生みの親・カール・バークスなど、ディズニー黎明期を支えたレジェンドスタッフが勢揃い。
昨年末『蒸気船ウィリー』の著作権が切れたことに伴い、今年からパブリックドメインとなった初代ミッキー。早速初代ミッキーをモチーフにしたホラー映画が少なくとも2本公開予定だそうだけども、改めて90年以上も世界中の人々を魅了し続けているなんてすごいなと率直に思う。
本作は至る所にアリスの世界観を思わせる演出が施されていて、電話機のコードで縄跳びをしたり、マッチとタップを踏んだり、手袋とダンスをしたりと、ミッキーが夢の中で楽しそうに過ごす一連のシークエンスはとても見応えがあって楽しい。
久しぶりに昔ながらのディズニーアニメーションの暖かみを感じられてよかった。
最近混みすぎてなかなか行けてないけどそろそろディズニーランドに行って栄養補給しなければ。
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