マイナー映画好きのジェーン

アクアマン/失われた王国のマイナー映画好きのジェーンのレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
4.8
1月24日、劇場で鑑賞🍿1は観たことなく、いきなり今作を観ました。面白かったので、2月13日にも行きましたよ♪

あらゆる妨害工作を乗り切って出来上がった映画。まずは何よりも【製作陣が最後まで頑張って公開に漕ぎ着けたこと】に敬意を表したいと思います🩷

ただ、途中で強制的に作り替えられたせいで構成が悪く、特に前半はモタつきが目に余りました。
しかし、ニコール・キッドマン、ドルフ・ラングレン、パトリック・ウィルソン(今回の鑑賞はこの3人が目当てでした☺️)が次々と登場する中盤からはテンポが良くなり、一気に面白くなりました✨

特に楽しみにしていたのが、ラングレンのネレウス王。出番はそれほど多くないものの、意外にもコメディ性の強い役柄で、大笑いさせてくれました🤣
崖から落ちかけて、それまで敵視していたオーム(パトリック・ウィルソン)に助けを求めるシーンは痛快! 助けてもらった途端、オームへの態度が【ご機嫌取りモード】に変わるのがあまりにご都合主義で吹き出しました🤭
戦場を去る時の「脱出! サイコー!」のセリフも爆笑。視点はそこなの、ネレウス王?
ドルフ・ラングレン、最高でした👏

主役級で言うと、やはりオーム役のパトリック・ウィルソンが光ってましたね✨キレのあるアクションに皮肉なユーモア、と期待以上の演技です。
兄アーサー(=アクアマン)との会話はコミカルなシーンも多く、ずっとクスクス笑いながら観ていました🤭
ネレウス王から助けを求められた時、「今さら何だよ?」という顔をしつつ、仏頂面で助けてやるのもよかったです💗
エンドロールで【陸のエビ】を見つけてハンバーガーに挟む表情、最高に面白い! 「ますます風味アップ」って顔するなんて…🤣

アトランナ役のニコール・キッドマンは出番が少なめでしたが、出てきていきなり華麗なアクションを披露してびっくり! 彼女の映画はまだ『プラクティカル・マジック』しか観たことないので、アクション(多少CG加工があるとしても)に感心しました✨
少ない出番でも、強さと優しさを兼ね備えたお母さん女王の風格を見せたのが素晴らしい🩷
特に兄弟2人を抱きしめて送り出すシーンが、母らしい愛に満ちていて好きです。

少しお年を召したと言っても、まだまだ生き生きされているので、どうせならメラを演じてほしかった気もします😇

ということで、唯一不快だったのがメラ役のアンバー・ハード😤見るからにアバズレで悪人にしか思えなく、メラという役を台無しにしてしまっていました。
ジョニー・デップを罠にはめようとした事件で出番を大幅にカットしたらしいですが、それでも出過ぎ❗️ 彼女が画面に映し出されるたびに不愉快でたまりませんでした。

タイトルロールのアクアマンを演じたジェイソン・モモアに関して言えば、ちょっと役にしては老けて見えすぎな感じを受けました。これでパトリックより若いって信じられない…
まあ、それでもパトリックとのコンビは悪くはなかったです。それに明るく元気いっぱい、コミカルな味も出せていて、総合すると「いいアクアマン!」と思いました☺️

ラングレンによれば、「最初に出来上がったバージョンは、大ヒット間違いなしと思うほど優れていた」とのこと。いつかディレクターズカット版などで、元の状態に復元して欲しいですね💕