SFとホラーと社会派サスペンスの融合っぽくて面白かった。少し哀しいお話でもある。
冷戦時代のソビエト、軍事施設では研究が行われているっぽい。まるで強制収容所の囚人のように囚われた人々、彼らはいったいなぜ囚われている?何の研究が行われている?
そんな興味をそそる背景あり、宇宙船が帰還したがクルーのうち1人だけ生存。その唯一の生還者コンスタンチンに何かが寄生している。そこから先が王道的ながら、ソビエトの極秘事業の恐ろしさ、コンスタンチンと研究に抜擢されたタチアナの人物設定と過去、クリーチャーの性質、そのへんがうまいこと絡んでくるから話が面白くなる。
クリーチャーは出てくるし、ホラー映画ならではのグロいシーンはあまり多くないけどちゃんとある。だけど宇宙ではなく帰還した後の話なのでほとんどが地球での話、終盤は人間ドラマ要素も強くなる。
懺悔と自己犠牲、孤独と共存、そんな言葉が浮かぶ映画だった。
「エイリアン」と似て非なる映画。
コメント欄にメモあり👇