風来のリヨナ

スプートニクの風来のリヨナのレビュー・感想・評価

スプートニク(2020年製作の映画)
4.7
かわいいクリーチャー。

地球への帰還目前の宇宙船。最後の切り離しも終わり、帰ったら何するかみたいな話で静かに盛り上がる2人。ちょっとアクシデントがありつつもクリアと思ったら相棒が窓に何かを見る…場面は途切れて着陸したポッド、相棒は死亡。生き残った英雄は様子がおかしい。

視点は変わり、社内審理的なものに掛けられてるらしい心療師タチアナ。「私は正しい」を貫いて無事クビっぽいところに軍人大佐から声が掛かる。「興味深い症例」を診てほしいとのこと。訪れた基地では冒頭の生き残り宇宙飛行士が監禁状態。最初こそ普通にカウンセリングしてたものの、なんと夜中になると彼の身体からエイリアンが現れる。どっちかと言うとこっちを診て欲しかったらしいのだが、勿論思惑があって…みたいな。

バリバリの宇宙ものと思ってたら、エイリアン交流ものだった。エイリアンが奇怪なビジュアルの割に微妙にかわいいくていい。露骨に喋るとかなくて意思疎通が希薄なのも癖。お話も相当渋目な展開でかなり良いところに落ちる。

個人的に気に入ったのは、エイリアンが何を栄養としているかと、冒頭の相棒の語り、人形に巻き付くエイリアンのかわいさです。
風来のリヨナ

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