このレビューはネタバレを含みます
映画では隣人は避けるべき奴。かかわってロクなためしは無い。よって本作も…見た目からして地雷背負った（埋まっていない！）隣人ロバート登場。そして映画界の隣人の例に漏れず、ドライバーの貸し借りから、好意から（どんな好意だよ！）ひき逃げをそそのかしデイビッドを庇う善人としてスタート。
デイビッドはあろうことか、ひき逃げした被害者の妹ヴァネッサと恋仲に。約束をすっぽかされたロバートは、映画界の隣人を再発動。
ただでさえ、ひき逃げ＆被害者の妹と付き合うめんどくさい状況のデイビッドは、ロバートというめんどくさい敵を追加してしまう。デイビッドの嘘を見破ったヴァネッサ、ロバートに話すも飛んで火に入る夏の虫。ロバートに拉致され、最後は湖の小屋で対決！ヴァネッサを殺すロバート、デイビッドはかけつけた警察にひき逃げの罪で捕まりヴァネッサ殺害の罪もデイビッドに！でも…ヴァネッサは生きていた！
ロバートは湖（の底）へ………
いや、女子並みにセッティングして夕食に誘ったり、差し入れのおしゃれなバスケットを会社に差し入れしたり、デイビッドとヴァネッサのカヤックデートでのロバートの気持ち悪さ、うーんまさに映画界のTHE・隣人。
でもね、ロバートは単に不器用な寂しがり屋な男なんです。そもそもそそのかされたとはいえひき逃げしたのはデイビッド。ひき逃げから逃げ切れると思ったのか、そこに被害者の妹と付きうという正気の沙汰とは思えない所業。
傷心とはいえそこまでパッとしないデイビッド（あくまでもロバート比較でイケメン）とやっちゃうヴァネッサもどうなの？
あれ？ロバートが可愛そうになってきたぞ。
ピンポ～ン
あ！お隣さんだ！
