このレビューはネタバレを含みます
『ボーはおそれている』
ネタバレ的な事は書かないつもりなんですが、感想そのものがネタバレになってしまう可能性があるので、念のため。
アリ・アスター監督の過去2作である『Hereditary』と『Midsommar』が好き、もしくはアリ・アスター監督のファンという人以外は、あまりオススメしません、という事だけお伝えさせていただきます。
（追記:監督インタビューや考察を見聞きしていると、実はかなり味わい深い映画なんじゃないか。という気がしてきてもいます…やはり侮れない…アリ・アスター監督…）
鑑賞後の率直な感想としては、「俺は3時間何を見せられてたのだろう…」という印象。
前2作をフリにしつつ、アリ・アスター監督が好き放題やっている笑。
「どうだいー？難しいでしょー？意味わかんないでしょー？気持ち悪いでしょー？（笑）」と監督からニヤニヤ笑われているような、そんな映画でした。（監督、そういうこと思ってそうなんだもん笑）
わけわからん不安不条理はちゃめちゃロードムービーというか。全部メタファーとか意味ありげな表現なんじゃないか？いや、そんなに深い意味ないんじゃないか？と振り回される感じ。視力の悪い自分には把握しきれんかった（笑）
全シーンアリ・アスター監督の想定しているリアクションをさせられているのではないかと思わされるような計算の中で、彼の手の内に踊らされているような感覚…
「わかったよー、仕方ないな〜」って感じでアリ・アスターに嫌々付き合ってあげてるような…そんな状況が心地よいみたいな。そんな感じの映画でした。
観た直後は考察するのも無駄なのでは？と思わされましたが、色々考えてみると結構面白いかも（薄い）
色んな人の意見を聞いてみたいです。深い考察とかは自分にはなかなか難しい感じですが（笑）
ヘレディタリーとミッドサマーを観て、この監督の映画は好きだ、この監督の悪趣味に付き合うのが大好きだ！と言い切れる方にはそこそこおすすめの映画でございました。
自分は好きです（感想）
ひとついえることは次回作も楽しみにしていますあざしたー！てこと。
