95年以上も前に実際の裁判記録を基に製作されたサイレント映画。
セリフの字幕は全てではないから、表情やシーンで解釈するしかない。
予備知識があるから物語はわかるものの、ジャンヌはフランスの歴史、宗…
『奇跡』と共に、一度は必ず観るべき映画と昔から思ってたデンマークの映画作家カール・テオドア・ドライヤーがフランスで製作した『裁かるゝジャンヌ』。
「ドライヤー セレクションvol.2」の最初に鑑賞。…
無声映画の金字塔に挑戦
無声映画といえばチャップリン、バスター・キートンなんて言う大衆受けするものしか見ておりませんが、本作は昨年末にデジタルリマスター化の上映があって、結構レビューに上がっていま…
やっと見ることができました。
なんだこの作品。
圧倒されすぎてしまって、生活に支障をきたしてる。
15世紀のイングランドに一瞬行って、ジャンヌの火刑を実際に見てしまったかのような衝撃と没入感。
今こ…
人は神を信じ神の名において非情な行いをする事がある。生まれながらにして神を信じ神と生きる、宗教は人間にとって必要不可欠な存在であるが、しかしその信じる宗教が異なれば対立もあり、戒律を破れば異端とされ…
>>続きを読む涙を流すジャンヌ→怒り青筋を立て審問官の切り返し..から一気にカメラが後退してズラッと教会の高官がズラッと並ぶさまは圧巻。クローズアップ、クローズアップ、クローズアップの連続なんだけど、カットバッ…
>>続きを読むずいぶん前に『吸血鬼』(1932)は観た。
ざっくりとした歴史知識と美術知識で挑んだ。
冒頭、喧々諤々とした異端審問の評議会場が西洋絵画みたい。ほぼ登場人物のアップで物語は進むけど、引くと構図がキ…
(c) 1928 Gaumont