夢のように脈略のない美しい散文。ドビュッシー、引き抜かれる亜麻色の髪、空の揺りかご、フレスコ画。ウクライナ政府の委託で製作〜1966年に完成するまでの背景を知るとより奥深く、ソ連の検問と抑圧によって…
>>続きを読むパラジャーノフ的映画言語の断片。既に「ざくろの色」の前衛的要素が見てとれ更に制作中止になった欠片なのでシュールが加速。第二次世界大戦余波の作品だったらしくて珍しく現代の兵士が登場したりソフィア大聖堂…
>>続きを読む第二次世界大戦の余波を描く長編映画になる予定だったが、現代のキエフ当局においてネガが消失し短編になったという。
室内、台詞なしの幾つかの身体パフォーマンスをコラージュのように組み合わせた、パラジャー…
『火の馬』はパラジャーノフ未然というか割とスタンダードな物語進行に沿った演出であったと記憶しているので、その直後の本作『キエフのフレスコ画』は明らかにパラジャーノフの様式を獲得した分水嶺的作品だった…
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