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プティ・カンカン2:/クワンクワンと人間でないモノたちのkikuのレビュー・感想・評価

5.0
プティ・カンカン2/クワンクワンと人間でないモノたち(2018)
つまんないけど面白い映画。国家憲兵隊の隊長が居なければ見続ける事は出来なかった。ブラックジョーク、皮肉満載だけど、人種とか障害があるとか全部まとめて、ヤケクソ気味なパレードでシリーズを締めたか。自由な映画だと思う。凄く変な北の国からって感じ。
障害者が沢山役者として出てるけど、善人じゃ無かったりするし、身体を張ったギャグも決めるし、皆ノリノリでやっている。前作もそうだったけど、おかしな人を見て見ぬ振りとか、偽善的な態度とか、差別的な台詞敢えて言うとか、実はこうでしょ?みたいな。意地悪だけど正直だし、痛い所突くみたいな
隊長が移民への差別とか、いらん事言ってちゃんと罰当たる感じとか、差別する側代表ではあるけど、落ち着きがない喋り方とか行動がおかしかったり、周りからこの人は変だ馬鹿だと思われていたり、でも憲兵隊で偉い、捜査するけど空回りとか。助手のカルパンティエは偉かった。歯並び悪いけど
隊長がいちいち変な事をするので、いい加減にしろと思いながら、笑いながら何とか観るのに耐えられた。格好良いとかカワイイとかは全然無いけど、愛着が湧いて来るのが腹立つ。これが役作りなのか素の落ち着きの無さなのかは解らない。
評価が高い様だし、良くこれで映画にOKが出たと思う。カイエ・デュ・シネマの2位・・
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