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GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版

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GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版の作品紹介

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版のあらすじ

西暦 2029 年―。情報化の進展と同調するように、より高度に凶悪化していく犯罪に対抗するため、精鋭サイボーグたちによる特殊部隊・公安9課、通称“攻殻機動隊”が設立された。隊長である全身義体のサイボーグ・草薙素子は、国際的に指名手配された正体不明のハッカー“人形使い”を巡る捜査に乗り出すことになるが―。

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版の監督

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版の出演者

原題
製作年
1995年
製作国
日本
上映時間
80分

『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版』に投稿された感想・評価

ymd

ymdの感想・評価

4.7
1995年の大傑作アニメーションが4Kリマスターで現代に蘇る興奮たるや。

公開から四半世紀以上経った今なお、大画面で体験しても全く劣化していないどころか、1995年の時点でこれほどまでのアニメーション技術のクオリティの高さと、啓示的で哲学的なメッセージを保有していたという事実を前に平伏してしまった。

映画の内容自体はオリジナル版の方で既に述べているのでここでは割愛するけれど、『AKIRA』を想起させる東京オリンピックの開催、エヴァ新劇場版の完結、マトリックス新作発表など、攻殻機動隊を取り巻くSF作品が注目を集めた2021年。

攻殻機動隊もこうした動きにシンクロしたように再起動したことには何かしら因縁めいたものを感じてしまったのは思い上がりか。

理由はどうあれこの傑作を大スクリーンで鑑賞できる機会はそうそうないわけだし、垂れ流しではなくリマスターと銘打っているだけのことはある、素晴らしい視聴体験となった。

4Kリマスターによって圧倒的な情報量を持っていた映像がさらに鮮明になっている。

近未来SF作品に対しての表現として適切かどうかはさておき、シーンひとつひとつが生き生きとした生命力の躍動を感じられるのである。

特に、草薙素子が海中から水面に浮上するあのシーンの繊細さと美しさは更に増しているように思えて静かな衝撃で半ば呆然としてしまった。

川井憲次のサウンドトラックも大音量のサラウンドで体感することで、よりその異質さが浮き彫りになる。

哲学的で難解なストーリーは何度観ても咀嚼しきれないのだけど、だからこそ何回も観てしまう。でも今回の4Kリマスターというリッチな体験をしてしまったら、今後も定期的にやってもらわないと物足りなくなりそう。ドルビーシネマも期待したいな。

ともあれ次は『イノセンス』のリマスター上映を一刻も早く実現してもらいたい。
ワンコ

ワンコの感想・評価

5.0
【今再び大きな意味を持つ、”自分はいったい何者か”という問い】

前に、何かのレビューで、哲学的な問いかけのあるような、頭を揺さぶられるSF小説が読みたいみたいに書いたことがあったけれども、今回、「GHOST IN THE SHELL」の4Kリマスターの上映で、この原作はそうだったと思い出した。

今見直しても、この作品は、古さなど微塵も感じない。極端な話、リマスターしなくても大丈夫のようにさえ思う。

いや、逆に、AIに対する研究が進み、技術革新し、理解が深まるにつれて、この映画の問いかけ...生命とは何か、人間とは何か、自分とはいったい何者かということの意味は、更に重要さを増しているように感じるし、”人形使い”が話す、「子孫を残して死を得る」とか「個性と多様性」、少佐が問いただす「多様性の揺らぎ」とは、代を重ねることによって、そこから得られる”進化”をも表しているのではないかと自問自答を繰り返したくなる。

少佐が話す、この作品の有名なセリフ、新約聖書のコリント人への手紙13章の第11と12も、観る者に、その意味の理解を要求する。

「童の時は語る時も童の如く、想うことも童の如く、論ずることも童の如くなりしが、為人(ひととなり)ては、童のことを捨てたり」「今我ら、鏡もて観る如く、見るところ朧なり」

実は、これには更に続きがある。

「然れど、かの時には顔を対せて相見ん。今我が知るところ全からず、然れど、かの時には我が知られたる如く全く知るべし」

僕は、これを省くことに重要な意味があったのではないかと考えている。

人は、子孫を残して自らは死んでいく、実は、その中に多様性や個性があり、そこから生じる多様性の揺らぎは、すなわち進化をも意味していて、”常に”完全なものなどないのだと。

つまり、いつまで経っても、僕たちは全てを知ることなどないのだと。

だが、しかし、今、僕たち自身は、悠久の時を経て今ここに存在しているのであり、(頭で理解しているかは別にして)それは僕たち自身に蓄積されて、変化も含めて残っていることに他ならないのだ。

それが僕たち自身なのだと。

新約聖書に書かれた言葉だが、この思考のスパイラル感は、考えようによっては仏教哲学のようで、”無常”とか、”色即是空 空即是色”に通じるものがあるようにも思える。

少佐がもう一つ興味深い言葉を残している。

「恐れ、不安、孤独、闇、そしてもしかしたら、希望。海面に浮かび上がる時、もしかしたら違う自分になれるんじゃないか。人間が人間であるための部品が決して少なくないように、自分が自分であるためには驚くほど多くのものが必要なのだ。他人を隔てるための顔、それと意識しない声、目覚めた時に見つめる手、幼かった頃の記憶、未来の予感」

そう、僕たちは僕たちでしかないのだ。

最期に新しい身体を得た少佐の言う言葉「ネットは広大」。

1995年当時の、この作品の斬新さや、それを背景にした哲学的な問いかけは、色褪せず、今更に意味を増している気がしてならないと考えるのは、僕だけではないと思う。
Sankawa7

Sankawa7の感想・評価

4.0
朝イチIMAXです。

丁度初めて渡米した頃、Ghost in the shellたる馴染みのないジャパニメーションがビデオ屋に立ち並んでおり、後に攻殻機動隊の事だと知る。

あまり見た事なかったがタチコマとか紫ヘアの草薙素子に惹かれ観るようになった。

その原点の押尾守監督作品で素子も黒髪、荒巻さんもやけにリアル、コメディ色ほとんど無いハードボイルド版。
Windows以前の緑のパソコンフォントやインターフェースに、現代以上のサイバーネットワーク概念。

何故か中華化した世界など近未来予知が凄い。また、フォントや電脳空間、人間型のカラダにプラグを繋ぐなどマトリックスの原型といわれるのもよくわかる既視感。

素子を守り続けるバトゥとの擬似的恋愛感描写、人形使いとの会話シーンやその後のエンディングへ向かうながれは秀逸だ。

哲学的、啓示的、予知的でこんなレベルの高い作品最近は見ないので焦燥感すら感じた。

尺は長くないが、ディープダイブして4Kで堪能した。

『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版』に似ている作品

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