このレビューはネタバレを含みます
外国人の母と日本で生まれたハーフの子の日本での生きづらさを描いた作品と思って観始めたら、それだけでなくゲイという要素もあってなかなか一筋縄ではいかないなと思った。親子の絆や愛情というより「Angry Son」というタイトルのように、むしろ息子の純吾が色々な葛藤がありながら前を向いて進んでいくことがテーマになっている。
母親がかなりパワフルな性格で、わかりやすく愛を注いでくれるタイプではなく純吾に同情の念が湧く。
フィリピンの人は自分の生活は二の次で、祖国の親に仕送りをするのが当たり前なのか?だとしたら相当大変だと思った。
複数のマイノリティ要素を含んでいて、かなり現代的な作品だと思うが、まとめ方が難しいと思った。
純吾のパートナー相手の家族が現代的な価値観に理解があってとても良かった。