『僕が愛したすべての君へ』と関連した作品。
どちらから観ても良く、観た順番により印象が変わるとのこと。
自分はこちらを先に観た上での感想。
結論としてはこちらを先に観てよかった。
前半はありふれた少年少女のピュアな恋愛モノ。
中盤から後半にかけて並行世界の話が主軸となっていく。
題名通り、「君」を愛した「ひとり」の僕の視点で進んでいき、ある結論にたどり着くのだが、その結論が納得いくも、切ない。
この作品単体でも良い印象なのだが、対となる『僕愛』を観るとよりこちらのお話が深く印象に刻まれる。
ただ、順番次第でだいぶ印象が変わってしまうように思う。
『僕愛』を先に観ていたら、もしかしたら『君愛』が余分に見えてしまったかもしれない。
そのくらい感情移入先がどこかによって変わる作品なのも面白い。