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聖闘士星矢 The Beginningのマテのレビュー・感想・評価

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)
3.4
「えっ…まつげ長すぎません? それ自まつげなの?」というのが一番強い感想な時点でお察しなのだが、真剣佑のビジュアルは本当に良かった(別にファンではない)。鎧がイマイチで、赤いTシャツとパンツの姿が一番かっこいいのは仕方ないか。海辺でブランケット巻いて黄昏れているのも時々ぼやくのも可愛かったし。「欧米で通用するアジア人男性の美とは何か」についてひたすら考えながら映画を見ていた。これもお察しである。
映画自体はどうなんだろう? 聖闘士星矢を知らないから「展開がやたら早くて、そこそこ普通に面白くないアクション映画」という感じ。でも、聖闘士星矢ではなくアクション映画として見ていると、原作の用語(=原作リスペクト)がノイズに感じる。「聖闘士」とか「聖衣」とか。いちいち「何て?」となる。かといって原作未読勢でもスッと入ってくる平坦な言葉にすると原作への敬意がないと思われかねないし。難しい。
とはいえ何から何までダメなわけではなく、冒頭のダンス格闘シーンとか、銃使いのおじ様の戦いとかはすごく良かった。
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