このレビューはネタバレを含みます
念願叶ってついに見れた………
見てるか昨夏の自分よ……
ちゃんと日本でも公開してくれたぞ………
最近のノーランにはやっぱり
映像、音響、構造の巧みさ
なんかが期待されちゃうけれど
それ以外にも元から脚本とか人物描写の巧さは備わっている彼であり
今回はそこが見事に光ってました
とはいえやはりトリニティのシーンは圧巻
息を忘れるほどの緊張感
自分も実験の場に居合わせているかと勘違いするほどの演技、演出の巧みさ
爆発後の興奮と言葉にならぬ絶望は何度も味わえるものではない
投下後のオッペンハイマーの苦悩もありありと感ぜられてとても胸が痛んだ
と、いいながら話の本筋はその後
相変わらずノーランの得意な、初めは話を散らして翻弄しつつ、後半で一気に合致してくる気持ちよさ
は見所やし
途中まであまり好きになれなかったキティも素晴らしいパンチラインをかましてくれてました
RDJも嫌な役〜！
アイアンマンのダメなところを煮詰めたみたいな顔してたな
原爆というセンシティブな題材やけど
決してエンタメとして浪費せず、かつ物語の大きな仕掛けとして機能させていてとても見応えあり
やはり日本人として、どう扱われるか不安なとこではあったが、そんなの杞憂でした
とにかく爆音での鑑賞をお勧めします
