たぶん見栄を張るならスコア4.0以上つけるべきなのだろうけど、自分は量子力学に明るくないし、言葉のキャッチボールのレベルに追いつけなかったし、オッペンハイマー事件に関する知識や予習をしてなかったし、登場する人物が多すぎて人と名前がほとんど一致していなかったしで冗談抜きで話の1/4しか理解していなかったと思う。
なのでこの映画を自宅でスマホ片手に分からない単語や言い回しがあったらすぐに一時停止してWikiを見たり頭を整理しながら見ていればこんな点数ではなかったのは間違いない。
そのくらいこの映画を初見で理解し味わい尽くすのは容易ではないので一度観ただけでスコア4.0以上をつけられてる方々は本当に賢いんだろうなと。
ただ逆に1/4しか本作を理解出来なかったバカをも引き込む飽きさせないカット割りの多彩さや映像美に迫力、あのシーンはここで効いてくるのかと言う時系列遊びはさすがアカデミー賞、さすがノーラン。
一部の日本人が「反原爆を訴えたいのなら広島・長崎に落ちた原爆も描くべきだった」と意見してた気がするし、自分も同じように一瞬思ったりしたけれども、広島・長崎に落ちた原爆の恐ろしさを伝える役目は日本の映画がすべきと思ったので今作のアンサーとして恥じない作品をいつか世界に公開して欲しい。
