とにかく音と映像に圧巻。
爆破実験のシーンは思いがけず“美しい“と感じてしまったし、それと同時に"あぁ、ついに完成してしまった"という絶望感でいっぱいになった。
科学者の苦悩。
彼は自国の救世主であり同時に多くの命を奪った死神となってしまった。
嬉々として原爆の開発に臨むロバートだったが、実際に使用されて初めていかに自分たちが恐ろしいものを生み出してしまったかを思い知ることになる。
現場の記録映像から目を背けるシーンが印象的でした。
原爆がテーマの作品だが被害の実状を伝えるようなシーンは殆どなく、あくまで全世界向けなんだろうなぁ、、と。まぁ難しいテーマではあるんだけどさ。
まあ、この作品はオッペンハイマーの伝記物として観るべきなのだろう。
登場人物が多く整理しきれない部分もありました。戦後の聴聞会、ストローズとの確執や共産党云々についてももう少し調べてみたいなと思いました。
どうでもいいけど「オッピー」って呼び方可愛いなって思ってしまった笑
