このレビューはネタバレを含みます
地に足着いた実直な映画
ノーランだけどちゃんとわかる
3時間あっても観てられる演出力はさすが
音響の気持ち良さ
豪華すぎるキャスト陣もイキイキ演技してて最高
個人的に主演のキリアン・マーフィ、エミリー・ブラント、ロバート・ダウニー・Jr.は圧巻だった
キリアンの表情がもうね、、、、筆舌し難い芝居力、黙っていてもずっと観ていられる説得力がある
あまりにも納得のオスカー、凄まじい俳優
3時間観てられた大きな要因の1つ
ダウニー、まず声から作り込んでて第一声から引き込まれた
ちょっと嫌いになりそうなくらい遠慮の無い振り切りぶり
エミリー演じる奥さんが聴聞会で話すシーンが好きだったなぁ、圧巻だった
ただ、伝記映画だから仕方ないけど驚きはないよね、要はどう描くかが大事だとは思うんだけど
我々は結末を知ってるしね
どう描くかって点でも別に新しい何かは得られなかったかも
終わり方はめちゃ良いなと思ったけど
アインシュタインという説得力の塊をあそこで使うの上手すぎる
題材的にも、日本人として観ておくべき1作ではあるね
向こう視点の原爆映画
原爆投下後のキリアンの演技が良い意味で空っぽになってたのはそういう演出なのかな
脚本的にも何かを発信する事がなくなって
こちらに委ねられている感が凄い
ノーランとキリアンの掌の上で転がされている!!