1度目の鑑賞では5割くらいしか理解できなかった。それでも色々凄いのは分かった。
そこから様々な解説サイトを参照。
登場人物と歴史的背景を頭に叩き込んで2度目に挑戦して、ようやく8割くらい理解できた。
2度目ではじめて冒頭の水たまりに雨がポタポタと落ちるシーンの意味が分かった。
ラストシーンでそれが結実する脚本はやはり凄い。
他にも、
・オッペンハイマー視点を「核分裂」、ストローズ視点を「核融合」と題する意味
・学生時代に青リンゴに青酸カリを注入して教師を殺そうとするもその後後悔し焦って捨てに戻ろうとするシーンの意味
・部屋の角に何度もグラスを投げて割るシーンの意味
・時々挟まれる段々大きくなる足を踏み鳴らす音の意味
・「石の下から蛇が出てくる」という言葉の意味
・ラストのアインシュタインの言葉の意味
など、3時間あるのに全てのシーンや言葉に意味があって、とにかく奥深い。
またしばらくしたら3度目の鑑賞に挑戦しようと思う。
初見でしっかり楽しむなら、
・登場人物の概要
・歴史的背景、特に時系列の流れ
は頭に入れておく必要があると思う。
多分、ノーランさんも「史実なんだからそのくらい知ってるでしょ」のスタンスで作ってるから。
