このレビューはネタバレを含みます
ロバート・エガースにしては珍しくファンタジー、CGももりもり。前作のライトハウスから打って変わっててちょっと面食らう。
テーマがテーマ故にドラクエ的になってもおかしくないし、ただの厨二受けする映画でもおかしくなかったけれど、相変わらず狂気の世界と残酷な描写でガンガン押し込んでくる。彼以外の人が撮ったらこんなに夢中には見れなかっただろう。
世界観も見事に再現されていて、さすが、見惚れてしまう。北欧神話なんて今どき誰も見向きもしないようなものをここまで昇華できるっていうのもすごい。
あまりに神話に特化しているので馴染みのない逸話か多く理解度が深くはないのでライトハウス超えではないけど、この監督はやっぱり唯一無二だ。