先生

ノースマン 導かれし復讐者の先生のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「バイオレント・ナイト」を見て、ヴァイキングモノが見たくなって見た。「ヴィンランド・サガ」で親しんでいたので、結構すんなり。魔術ありきの世界なのかな?

主人公の復讐は一見正当なものに見えても、母親からの真実で、揺らぐところが良かった。でもやっぱり簒奪はダメでは?しかし、父親の悪行が主人公同様、観客もわかってないので、どうなのかな。やっぱ揺らぐ。でもまあ、叔父目線で見たら、死んだはずの甥っ子が生きてるの恐ろしい。

アイスランドにいた叔父は堅実に斧をふるっていて、好感が持てたの良かったな。その長男はクソみたいだけど。弟もヤバイ。試合に乱入するんじゃない。

画面作りが結構シームレス。壁画を眺めているよう。最初の王の帰還で、家臣たちが彫像のように並んでるの良かった。
主人公が自分に奴隷の焼き印をつけて、船に乗り込むところもスムーズだし、戦闘シーンも良い。
あとなんかゲームっぽい展開だなとも感じた。エルデンリングみたいな雰囲気。小汚ないからかな。

イーサン・ホークが退場するのは仕方ないけど、ウィレム・デフォーも退場してて残念。ウィレム・デフォーの贅沢遣い。ビョークの起用も謎。所々、これは実在の人物なのか神話のキャラなのか分かりづらかった。不可分な時代ではあるが。
先生

先生