このレビューはネタバレを含みます
グラバーのあの悪魔の仮面がイーサンホークにぴったりすぎて怖い。
地下に捕まった最中に、あの黒電話からの電話で初めての会話するシーンで、やけにびっくりしすぎて、でかい蛙みたいな声が喉から出てしまい、思わず手で押さえたが時すでに遅し。でも効果音と一緒に出たからあまり目立たなくて良かった。
途中で逃げることに心折れてしまうフィン。でも負けないで、と思わず感情移入してしまう。
最後、メキシコの彼、ごめん名前忘れてしまった…のアドバイスが、フィンの闘う心に火を付けた。本当にいい友達だ。
フィンの決意のこもった表情がとても良い!
時代設定は70年代くらいで、時折、映像を古いフィルムのように作られてるのが、この誘拐殺人が本当にあったかのように感じられた。
しかし、小学生から、中学生くらいだろうと思うんだけど、彼ら喧嘩の仕方とか啖呵の切り具合が一丁前の大人で、なんか怖かったヨ。あんなにすぐケンカしちゃうわけ?
グラバーとの対決に、隣にいたお客さん二人組がくすくす笑っていた。分からなくはない。けど、私はけっこうリアルだなぁと思ったんだけど。実際あんな感じじゃなかろうか?
この夏にぴったりの、軽く手に汗握るどきどきの一作です。