アロユニ

デューン 砂の惑星PART2のアロユニのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.0

"救世主"はこうして作られる。


急ぎPart3を切望します🤣笑

前作に続き、圧倒的な"劇場体験"が約束された一級品だった。IMAX環境は必須条件だと断言していい。


あまりに現実味がなく絵空事すぎる物語は、下手すれば"荒唐無稽"と一蹴されてもおかしくないところだが、それらを無視できるほどの美術的な爆発力があった🤔

"砂漠"という限られたステージにも関わらず、ここまでスペクタクルでレパートリーに富んだ映像を撮ってしまうとは驚き。アクションも前作より格段にスケールアップ。


そして外せないのが音楽。鼓膜ではなく心臓を震わしてくる重厚なサウンドに、エンドロールに至るまで終始圧倒された🔥

また豪華キャスト陣の演技力も、本作を浮世離れさせすぎないための重要な要素になっていたと思う。ティモシーの表現力には感動したし、ゼンデイヤが終盤にみせた表情は見事だった✨


ストーリー面はややハマれず…世界観や専門用語に関しては改めて予習した上で鑑賞したため、難解ということはなく。本流はむしろシンプルだったとも言える。

ただ、物語を動かすマクガフィンが超常的な力であったり信仰心だったりするので、どうしても感情移入しづらい😂

また、複数のサイドストーリーが進行するのは良いとして、それらが巧みに絡むことはなく、ちょっと荒めに継ぎ足された感じだったので、映画としての一体感に欠けた印象。


しかしながら、ポールという人間が信仰の対象となっていく過程は、まるで宗教が誕生する瞬間を見ているようで、何とも言えない恐怖と崇高さを感じた。その意味でも、本作は強烈な記憶として残りそう🤔💡


にしても、フローレンス・ピューにレア・セドゥと来て、極め付けにアニャ様とは、俺得。
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