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ゴヤの名画と優しい泥棒のOSHOのレビュー・感想・評価

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)
4.0
税金のように半強制的にNHKの受信料を払わされてる日本人には響く映画。

イギリスにもBBCという受信料を払わされる公共放送がある。
1961年のイギリス、
BBCの映らないテレビを開発し受信料を払わないと言い張り、逮捕されたり、
高齢者の受信料を無料にしようと署名活動をしたり、
国会に出向き自身の主張(受信料無料化)を大声で言う
迷惑なおじいさんが主人公。

国が何億もの血税でゴヤの絵を買ったことに、そんなことに税金を使うなら受信料を無料にしろと怒っていたら、なぜかそのゴヤの絵が自宅に…

結局、逮捕されるけど、有名な絵画を盗んだおじいさんとして、世間から注目される。そして、それからの裁判で魅せる映画。

凄く好きなテーマの映画なんだけど、前半まどろっこしい無駄なシーンが多かった。
事実がベースだし、事実を忠実に映像化したから無駄なシーンが増えたのかもだけど、そこが残念でした。

後半の裁判のシーンは、そんなに感動的でないのに、なぜか泣けてしまう。

『ゴヤの名画と優しい泥棒』という邦題も珍しく良いネーミングだと思いました。

※NHK党の立花孝志氏は下品だから好きじゃないけど、この映画のおじいさんは素直なので好きです。
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