ヤムチャンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ヤムチャン

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空白(2021年製作の映画)

2.8

人の死は大なり小なり影響の波紋を拡げる。
物語を観ている間、終始厭な気持ちに苛まれる元凶は古田新太演じる添田充の周囲を寄せ付けない頑固さ。無念の父の執着と加熱憎悪、その波紋は徐々に周囲の人々を狂わせる
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.3

椎名桔平がやりたい放題。やー、なんかぐちゃぐちゃ。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.4

聾唖者といえども家族だからこそ言いたい事を面と向かって言い合える、そんな姿に心打たれる。家族の中でただひとり、喋れるが故の歌の上手さにポテンシャルがあったが故の葛藤、家業を手伝い家族のために生きるか自>>続きを読む

クロッシング(2009年製作の映画)

2.3

偶然にも同じ現場で鉢合わせるも絶妙に交わらないし、誰も救われない。三者三様の警官がそれぞれの思惑とは異なる結末へ向かって集約されていくのは見ものではあるが、だいぶ肩透かしをくらいます。タイトルを深読み>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.6

客観的に観てると嫌いなタイプの人間ばかりが目につくが、その人の一部分にフォーカスして本音をぶつけているから余計過剰に見えるバランスをYouTubeという世の中の見栄と欺瞞と虚構の世界を非現実的にもあり>>続きを読む

Arc アーク(2021年製作の映画)

2.0

序盤は不老不死をアートチックに演出したSF作品だったが、完璧を求めた未来像よりやはりエラーで死んでいくという切れない問題から、生と死を取り扱いながらだんだんと哲学的な流れになるため、いろんな視点を取り>>続きを読む

60セカンズ(2000年製作の映画)

3.6

過去に観たニコラスケイジものを再鑑賞。
90年代にありがちな作風と派手めなカーチェイス、ストーリーもシンプルで爽快。
家族のために身体を張る兄貴肌なニコラスと若かりしアンジーの夢の共演。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

キャンバスの中に想いを込めるというこうい。時代や身分、性別など想像で補完しなければわからないこともあるけれど、生涯に於ける一瞬の炎のような揺らぎを切り取っとた映画だった。

海街diary(2015年製作の映画)

3.6

何度も地上波になってるし再鑑賞になるけど、原作を読んでからは初めて見直した。
ちょっと地味なテイストだけど、原作と監督の相性が良いのか是枝監督によるこの作品は当時の豪華キャストで相当ヒキの強い絵力を感
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.0

トラウマ体験セラピー映画。
ネタバレになるかもしれないけど、少ない登場人物で副題の通り警官や子供や司祭や無言の男やパターン別同じ顔の嫌な男がオンパレードしてくる様、そして気味の悪い繰り返しが待っている
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.1

MX4Dで鑑賞。ブラザーズの物語を楽しむというよりはゲームに没入する方へのウエイトで。シートが動くので思いの外、マリオカート感を体感できるし、ゲームの世界観をアニメーションでよく表現出来てて観る価値あ>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

4.0

映画帝国の栄枯盛衰をジャージーな走馬灯でみせてくれる3時間。
鬼畜のパーティや汚物のぶちかましを挟みながらもハリウッド映画界の発展途上を夢追いの成り上がり、時代遅れの痛烈批評と成功幻想、掴んだと思った
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.2

NIKEのバスケット部門がジャンプする前日譚。どことなく80'sの洋楽や雰囲気に揺られながら、無謀な夢をAIR JORDANで描く。当時、圧倒的にシェアの低かったバスケットボールシューズ界でマイケルジ>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.0

テレビ地上波録画を拝聴。例にもれなく時系列繰り返しおさらいVTRでネタバラシを更新していく仕様。複数視点から徐々にコンゲームの設定深度を上げていく様子を見ていると、序盤が茶番に見えてくるから不思議だ。>>続きを読む

ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.3

何度も視聴している90年代特有のご都合主義的ハリウッド大作エンタメ。舞台は脱出不可能と謳われるアルカトラズ島への侵入と人質、最新毒ガス兵器奪還。
エドハリスにショーンコネリーと渋俳優の良さを堪能出来る
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.4

岸井ゆきのが難聴のボクサー役をストイックに好演。鬱屈した彼女の聴覚以外からの感じられる外界とのストレスを具に演じていて少し感傷的に引き込まれる熱演ぶり。雑音を取り除いた先は。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.5

なんかストーリー知ってたと思ったら、伊坂幸太郎のマリアビートルの映像化だったのか。ブラピにサンドラブロックなんて贅沢なキャストに加えて真田広之の重厚感も良い作用。日本の話しをハリウッドで撮る化学反応。

ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

2.2

午後ローで、気軽に視聴。一昔前の復讐劇、現代にも近しいことありそうだけど、90年代の時代性を感じてしまう。まぁ、ペイトンに手玉に取られる家族たち、まさに彼女はニコハラ野郎でした。

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.8

人間の狂気に触れられる教材。
色彩を取り除く、画面に制限をかける、登場人物を限りなく減らす等、観る者に制限をかけることで作品からの余計な情報を遮断させ、妄想を膨らませる仕掛け。その想像補完を爆発させた
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

3.9

もう何度も観たカリオストロ。
宮崎駿によるルパンのひとつの世界観。
大人になって観てもエモい。

名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(2014年製作の映画)

1.9

日本で起きる連続殺人ではないよね。外国のスナイパーの逆恨み、あとスケボーコナンがもはや常軌を逸している。子どもだからってあれは許されないと思う…いや、高校生探偵か。

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

3.3

堂々の続編。前回の黒幕を追うところから助手のワトソンをしっかり巻き込む様まで、前作を凌駕してくる心理戦の応酬。まるで盤上のチェスをみてるかのような駆け引きを楽しめる。

シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.0

格闘技にも精通したホームズ。脳内シュミレーションを映像化してくれることで何手か先を一緒に読める、観察眼ももれなく拾える新しいシャーロックホームズ。ワトソンとのコンビ解消から物語るところもにくい。
しか
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名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

2.8

巨大二連観覧車というスペースコロニーでアムロとシャアのバトルシーンがハイライト。
あれっ、観てる作品が入れ替わってる?

キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.6

伝説の殺し屋で一児の母をチョン・ドヨンが穏やか且つ愁の表情で爽やかに演じてる。彼女のそれぞれの立場でヒリヒリ感は伝わる。流石の韓国ノワール絵づくりが漫画っぽいけど、時々適当なバトル感も否めない。
設定
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.4

少女時代の思い出トリップ。舞台となる実家は淡麗なのに何故か哀愁が漂い、不思議な雰囲気に包まれた作品。女性特化とは聞いていたけど、ぬぼーっと観れる。

コナン・ザ・グレート(1982年製作の映画)

2.3

知る人ぞ知るシュワちゃんのハリウッドデビュー作。
当時のチャンバラファンタジーアクションはブレイドで痛々しい叩き斬り合い。
シュワちゃんの筋肉は裏切らない。

デイ・アフター 2020 首都大凍結(2010年製作の映画)

1.3

これまた午後ロー、ディザスターパニックムービーのはずが、家族に会うためにご都合主義になっている。氷河期の入り口でそんなにあなたのところだけに奇跡は起きません的な。

コン・エアー(1997年製作の映画)

2.5

午後ローにて再鑑賞。囚人輸送機のハイジャック、犯罪者の娯楽エアラインに搭乗です。逃げきれないのが分かっていても観てしまう、金をかけすぎたハリウッド映画。

名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)(2009年製作の映画)

2.3

金ローの流し観。
いつの間にか江戸川コナンと黒の組織の接点がかなり近くなっていたのね。本編の事件より工藤新一の存在感がヒヤヒヤする。

どうしようもない恋の唄(2018年製作の映画)

2.7

自暴自棄になって最期にソープに行ったらヒモ生活。そんな悠々自適の日々を脱する先に救いはあったのだろうか?標題の恋の唄のような。

ひと言だけ、どうしようもない。

ロミオ・マスト・ダイ(2000年製作の映画)

2.5

午後ローらしいわかりやすい黒人とチャイニーズマフィアの地権抗争。裏切りと仕掛け合い、弟の死を知って脱獄するジェット・リー元刑事が抗争の渦中をワイヤーアクションでの大奔走。結構やりたい放題。

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.6

事実に基づいた犯罪者モチーフではあるが、アウトロー故の人を惹きつける魅力のある人物のスマートな仕事ぶり。主演は激渋なおじいちゃんのロバートレットフォード。何回も脱獄に成功したという点にフォーカスはしな>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

2.6

大人になったクリストファーの元に、かつてのプーの仲間たちが集い始めるシーンは好きだなぁ。そして少年心を思い出し、娘にハートギフトを贈れるのかリアルファンタジー。

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.7

AIロボのシオンが転入して来たことによって、学生生活がドラマチックに彩りはじめる青春アニメ。AIの進化やSNSなどのネットワークが若者にどういう作用をするか、リアルな人間関係とどう影響するか、ありがち>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

かなりおちょくられたー!
この監督の前二作品とは対照的なアプローチ。ショービジネスへの批判的な物語だと思って観てたら、一見シリアスに進んで行きながらもUFOからの謎の生命体怪獣映画だということ。???
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