午前10時の映画祭。ベルトルッチの傑作ノワールを4Kレストア版で。至福。
とにかく美麗で革新的な撮影が魅力的な作品。これは円盤もゲットしなければ。
ファシズム台頭著しいイタリア。
秘密警察に身を窶した>>続きを読む
2018年、急逝したジャズトランペッター、ロイ・ハーグローブの最後のヨーロッパツアーのドキュメンタリー。
多くのジャズレジェンドがとっくの昔に鬼籍に入っているか、高いコンサート料金をふんだくる"大御>>続きを読む
「ストーリーオブフィルム」の"世界一のシネフィル"マーク・カズンズ先生とヒッチコック(冥界から召喚)による映画講座。
映画好き必見!面白い!
ヒッチコックの演出や映画的技巧に関しては散々模倣され、語り>>続きを読む
イ・チャンドン自らを案内人に、彼の全作と文筆家としてのキャリアを含めて振り返るドキュメンタリー。
ペパーミントキャンディよろしく、直近のバーニングから時系列を遡る体裁。
出演者たちの言葉から、彼の演出>>続きを読む
未見であったイ・チャンドン作品をレトロスペクティブにて。4Kレストア。
うわぁーエグられた。
本作に関しては(というかイチャンドン作品はいつもそうだが)おいそれと、拙い言葉に書き記すことが憚られる。>>続きを読む
現実をイマジネーションが逸脱する瞬間を捉えた映画のシーンがたまらなく好きだ。
カラオケ帰り、ひと気のない駅のホームで、コンジュの想いが溢れて歌い出すシーンで涙した。
子ゾウが部屋に現れるシーンの多幸感>>続きを読む
イ・チャンドン・レトロスペクティブにて4Kバージョンを。
名匠イ・チャンドンの国際的評価を決定づけた傑作。
実はこの映画、フォレスト・ガンプにちょっと似ている、と思っている。
場違いなスーツ姿の男の一>>続きを読む
スコセッシ「アフターアワーズ」を観たところ、こちらをレコメンド頂き、鑑賞。
おお!こちらも巻き込まれ系映画エイティーズ〜ジョン・ランディス!
ぶっちゃっけ今観ると作劇も雑だしランディスのおふざけ感もい>>続きを読む
2023年公開を楽しみにしていた作品、まさかのビデオスルー…泣
なんでだよ!面白いじゃーん!
現代に生きるドラキュラ伯爵(本人)とその従僕レンフィルードの関係性をオモシロ可笑しく描きつつ、パワハラモラ>>続きを読む
さぁ、観よう!と思ったら、どこの配信にもなく、急遽DVD取り寄せ(Filmarksさん、ディズニー+は配信終わってますよ!)
なんで!?ニコケイ最高傑作のひとつなのに!
スコセッシ/シュレイダー最強コ>>続きを読む
スコセッシおさらいリレー、ゆるりと続けています。
本作公開時は驚いたもの。
スコセッシが子供向けで3D!?と。
しかし観てみれば、"映画オタク"スコセッシの映画創成期への愛溢れた、これまたスコセッシら>>続きを読む
太平洋戦争突入前夜、各国の思惑や陰謀絡む魔都、上海。時代の転換期に翻弄される男女。
前作「シャドウプレイ」も実在の事件を元にした恋愛ノワールで大変好みであったので、まさにモノクロームで綴られる新作には>>続きを読む
ライブ映像作品の現状最高峰。
全米大ヒットと聞き及び、軽い気持ちで行ってきたが、サスガ、度肝抜かれた。
郊外のシネコン、いつもは空いている日曜最終の回というのにそこそこ埋まっていて、日本でのテイラー人>>続きを読む
結論から言うと、楽しかったし好き。
しかし、最近のコミック映画やMCUへの風当たりの強さも考えると世評は辛そうだ。
確かに拙速に過ぎるドラマは魅力的なキャラクターたちを掘り下げ切れていないし、キャロル>>続きを読む
「ライフ・ゴーズ・オン」に続いて、未見のケリー・ライカート作品をチェック。
Cirtain Women"ある女性たち"を上の様に改めた邦題に輪をかけて本作も改悪タイトル。
(次作First Cowはど>>続きを読む
長らく日本公開を待たされていたケリー・ライカートのFirst Cow(2019)が遂に来月公開ということで、改めてフィルモグラフィを眺めていたら、キャスト陣にスコセッシ新作で印象的であったリリー・グラ>>続きを読む
爆炎でデニーロが吹き飛ばされクルクル回るオープニングで開幕(ソール・バス師匠、最高で最後の仕事)、そこから180分、ダレることなくずーっと面白い。
大好き。
とにかく作劇がタイトでテンポ良く進む。
面>>続きを読む
初見のスコセッシ作品。
驚嘆!こんな映画も撮っていたんだ!面白かった。
ヤッピーのNY地獄巡り。どこかデビッドリンチ的な悪夢ノワールでもあり、早すぎた「ファイトクラブ」みたいなダークコメディ。
出てく>>続きを読む
アメリカ黎明期ニューヨークのギャング勃興とシェイクスピア的人間ドラマを描いた大作。
スコセッシが新たな相棒ディカプリオと初タッグ。
こんなめちゃくちゃな映画でしたっけ?w
冒頭のカチコミシーンからして>>続きを読む
インド北部ウッデルプラデーシュ州、カースト最下層の被差別層の女性だけで活動している新聞社「カバルラハリヤ(ニュースの波)」
スマホを片手に暴力と偏見と戦い続ける女性記者たちを追ったドキュメンタリー。>>続きを読む
60周年記念4Kリマスターにて。
ゴダール作品でも屈指の人気作だけれど、自分は苦手なゴダールな一本。
追悼の意味と、やっぱり映画史に残る美麗撮影を4Kで確認したくて劇場へ。
しかし敢えなく撃沈。
部屋>>続きを読む
裏切られた殺し屋が落とし前をつける。
毎度、題材選びからしてトンがっているフィンチャーにしては今回は定番でキタ。
フィンチャーらしくないが、そこがまたフィンチャーらしいのか。
きっとアプローチが変わっ>>続きを読む
東京国際映画祭2023にて。
タイカ・ワイティティのネアカな作風は基本好きなんだけれど、時折やり過ぎというか、危うさを感じる所はあって、自分も好きな「ジョジョラビット」も子供の視点という仕掛けが無けれ>>続きを読む
クラシックバレエとコンテポラリーダンスという、ある意味対極にあるダンスのそれぞれの豊かさ、美しさをクラピッシュらしい深い人間愛に絡めて活写されるドラマ。
ダンサーの緊張感と葛藤を見事に再現してくる台詞>>続きを読む
前作の無印実質5から監督続投の6作目。
スクリームという作品自体がスラッシャーホラーのメタな訳で、本作もフランチャイズ、リブート続編を自虐的に批判しつつも、内輪ネタの面白さに終始。
自分は楽しみました>>続きを読む
そりゃあ、映画館でやるなら観に行く。
「ひなぎく」は世間一般で言われている様なカワイイ系映画では収まらない。
こんなめちゃめちゃ痛快な映画を女の子たちのものだけにしちゃうなんてズルいや。
真にカッコイ>>続きを読む
ギャレス・エドワーズ。
既視感のあるビジュアルや設定に予告の時点では不安も大きかったのだが、とにかくこの人の自分の中のビジュアルイメージを具現化する才能はズバ抜けていると率直に思った。すごい。
低予算>>続きを読む
新宿K'sシネマさんペルー映画祭にて。
日本のサッカーファンには、シャルケ時代内田篤人の右サイドの相棒としてお馴染みペルー代表ファルファンの伝記映画。
貧民街で育った少年のサクセスストーリーとしては、>>続きを読む
スコセッシ版おさらいの前に、ちょうどU-NEXTの配信切れ直前だったので予習鑑賞した。
いやいや、こちらもこちらで面白い。
ワルいミッチャムでもちょっと粘着な感じなィヤさが格別なマックス・ケイディ。>>続きを読む
グレゴリー・ペック/ロバート・ミッチャムの傑作ノワールスリラー「恐怖の岬」のスコセッシによるリメイク。
ミッチャムが憎たらしく演じていたマックス・ケイディというキャラクターを更に掘り下げ、カリスマ的怪>>続きを読む
新作も含めて女性をしっかり描けていないという印象のあるスコセッシだけれど、本作の様な映画をキャリア初期にちゃんと撮っている!オンナの一代記。
スコセッシは決して女性を描けない訳じゃないのだ(そしてそれ>>続きを読む
デビュー作に続き、スコセッシの自伝的要素の強い決定的傑作。
スコセッシ映画とは罪と贖いの物語。その源泉。
ロジャー・コーマンから映画エンターテイメントの手練手管を、ジョン・カサヴェテスから映画の芸術精>>続きを読む
新作公開ということで、スコセッシマラソンはじめました。未見作品や内容忘れちゃったヤツを。
記念すべき長編デビュー作。
スコセッシ風ゴダール「勝手にしやがれ」
"映画オタク"スコセッシの衒いのない若さが>>続きを読む
いつも通りの罪と贖いのスコセッシ映画でいつも通りに最高なのだが、御年80を越えて更なる進化と深化をも感じさせて最高、でもあるという。
3時間を越える長さを一切感じさせない、面白さ。
お話としての顛末も>>続きを読む
「スパニッシュアパートメント」の続編。グザヴィエ三部作2本目。
バルセロナ留学から5年後。作家の道を選んだグザヴィエだが、まだまだ夢半ば。
仕事も恋愛も、優柔不断なあれやこれや。
映画であれば、爽快な>>続きを読む
まさかの新作ドラマシリーズ「ギリシャサラダ」を観て、やっぱり、おさらいしたくなるってもの。
セドリック・クラピッシュの傑作青春映画。
Radioheadの"No surprises"のメロディを聴くと>>続きを読む