まあ、こんなものでしょう。低めの期待を超えず、低めの期待を下回らず。でも吹替は良い。本当に高木渉さんはパニックになりがちな青年がうまいし、強気な女性の朴璐美さんも素敵だった。
あと、たぶん「アナコンダ>>続きを読む
解釈しようと思えばできるのだが、若干の消化不良感がなんだかなぁ。ありえないほど体調悪い時にベッドの中で観る映画でなかったことだけは確か。万全な時に観たら感想も評価も違ったかも。
でも久しぶりに大杉漣さ>>続きを読む
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本当に非実在の娘とかいう展開だったらどうしようかとヒヤヒヤしたが、ちゃんと実在の娘だったし、飛行機の設計士という設定も生かされていて面白かった。飛行機の中を探検してみたくなる。
アラブ人との和解はそれ>>続きを読む
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つまり大島まで行ってお爺さんに話を聞いたのも、井戸から水を汲み上げて遺体を探したのも、全部無意味だったってこと? それはきついな。真田さん可哀想だった。霊能者だからといって撃退できるわけじゃないのね。>>続きを読む
重厚で緩やかで生々しい雰囲気がすごくよかったのに、終盤、影の薄かった登場人物が突然「ホラー映画によくいるバカ」に変貌を遂げ、思い切りやらかしたところで全てが台無しになった。その後は安っぽいゾンビ系スプ>>続きを読む
「複数の謎が絡み合う」のはいいのだが、絡み合ったまま放置されても困る。メインストーリーの殺人事件は予想通りすぎて「だろうね」以外の感想もない。ただギャレットの顔が抜群に良いことくらいしか印象に残らない>>続きを読む
少年漫画っぽい感じの爽やかさもあって、割と面白かった。アザーズによる侵略の手順がきちんと整っていたのがよい。途中から完全なるティーン向けな雰囲気に変わってきたのはもったいないけれど。でもベンとエヴァン>>続きを読む
死のピタゴラスイッチ。
でも大局を見れば、重要なのは「誰がなんのために死の予兆を伝えたのか」では? 筋書きを作った神的存在の計画を妨害したい悪魔的存在の仕業なのか、人間の味方をしたい天使的存在の善意、>>続きを読む
音楽や衣装が素晴らしく、まるで舞台装置のような演出にも心を奪われた。しかしそれだけではおさまらない、どう言葉にすればいいか分からないほどの余韻に酔いしれる。たぶんこれは愛の話でもなければ、恋の話でもな>>続きを読む
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気楽な映画かと思って油断してたので、衝撃の事実に度肝を抜かれた。とはいえそこがピークで、その後がご都合展開だったのは物足りない。まあハッピーエンドなのはいいことだ。大麻栽培農園少女は謎すぎた。なぜ幻覚>>続きを読む
マトリックスが全然好きじゃなかったのでキアヌにあまりいいイメージがなかったのだが、それを覆された作品だった。キアヌかっこよかったし、彼を好きになった。ロシア語が分からない部下がいい味を出してたし、プロ>>続きを読む
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トンデモアクション映画かと思っていたが意外に面白かった。「かつて愛した女が敵側にいたけど操られていた」くだりはマジでどうでもいいし、陳腐だし、興味もなかったが、それを除けば、愛嬌あるリップのおかげで楽>>続きを読む
文学的知性を感じられ、かつ切なさと恐ろしさも内包した作品。私は好き。自然の景色も豊かで美しい。少し物足りなさもあるが、ホラーに寄せても感動話に寄せても嫌になりそう。これくらいがちょうどいいのかも。「良>>続きを読む
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2章の策謀的な会話劇が濃厚だった分、知的な味付けはやや薄味に感じられて物足りなくもあったが、それでもロイエンタールvsシェーンコップが美しすぎて胸がいっぱいになった。ベルゲングリューンから剣を受け取る>>続きを読む
なんだろう、このイラつく映画は。おまけに邦題まで作品にそぐわないんだから、もう本当に好きじゃないし、積極的に嫌いですらある。普通にArrivalでいい。
面白さはそこそこ。メタファー要素も感じ取れるし、女性のエンパワメント系作品は割と好きだが、今作はあまりテンションが上がらなかった。カッコよさが足りない気がする。図書館の趣味が良すぎたのだけが妙に印象に>>続きを読む
ハッピーエンドになるのはわかってるのに過程でべしょべしょに泣いてしまった。最近、家族愛的な描写にめっぽう弱い。家族になかなか馴染めないシーンとか、家族から愛を注がれるシーンとか、泣けて泣けて仕方がない>>続きを読む
ドラマティックなドキュメンタリーではないが、ハリー・ポッター(原作)の裏側を覗けるのがとても楽しい。原作の朗読が特によかった。私もレイブンクローに入れたらいいな。
お話は非常にしょーもないし支離滅裂だが、リリーローズちゃんとジョニーが楽しそうでよかった。父娘の共演が見たかっただけなので、そこそこ満足もした。あと高校時代マニトバ州に留学していたことのある私としては>>続きを読む
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激強爺さんがいるなら激強婆さんがいたっていい。ただ激強婆さんを描くにあたって、結局は家族とか親子とかの話になってしまうのは女性性に囚われてる感じがして残念な気もする。ブレスレット推しの保安官は気に入っ>>続きを読む
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真田広之さんかっこいい…🥳 もう真田さんが主人公だよ!! これハリウッド映画なんだよね。本当に彼は日本の誇りだ…!!
生意気カノウさんの(スパナチュのディーンお兄ちゃんを彷彿とさせる)例え多めの口の悪>>続きを読む
コンラッドとランスロットが可愛すぎて泣ける。アーロンの無駄遣いかと思っててごめん。正直もっと出てきてほしかったが、とても重要ないい役だった。アーロン目当てだったから字幕で観たが、吹き替えだと櫻井孝宏さ>>続きを読む
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それなりに面白いが、人の命が非常に軽い映画。簡単に人を殺すし、現地民の家やマーケットに車で突っ込むし、遺跡は壊すし、聖櫃は国に持ち帰るし。なんだかなぁ…と思ってしまった(そういうモヤモヤを抱くべき作品>>続きを読む
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「『恐竜』ってヨッシーなのね」という感想。とりあえず、Shoot first and ask questions laterはやめてくれ。わたしは誘拐犯の掘り下げと心理描写のほうが見たかった。あとこの>>続きを読む
シューターの正体は観る前から察しがついていたから驚きはなかったが、ジョニーの演技やダークな雰囲気、そして繰り返される小説の一節(これがまた妙に魅力的で、想像力を刺激してくる)は楽しめた。そもそもジョニ>>続きを読む
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本当に素晴らしかった。春眠をむさぼるイゼルローン、激情のポプランと正論のコーネフ、ユリアンの旅立ち。私は帝国派だが、今回は前述の同盟エピソードが特に気に入った。ところで「独裁者」という名のカクテル、以>>続きを読む
序盤〜中盤の終わり頃に差し掛かるまで、何かと説明不足でモヤモヤするのがストレスだったが、むしろ今どきの映画が分かりやすさに重点を置きすぎているのかな…とも思わされた。でも、やはりもう少し整理整頓して「>>続きを読む
ビーニーベイビーズ、我が家にもある! 叔父が新婚旅行のお土産で、アメリカで買ってきてくれたクマさんが。時期的にバブルが弾けた頃だったのかな。初めは順調でも、どこかからボタンを掛け違えたように不穏な空気>>続きを読む
炭酸飲料をほとんど飲まないので「コーラもペプシも同じようなものでしょ」派の私でも、飲み比べてみたくなった。こんな楽しそうな時代があったんだね。
「今では皆が同じものを経験をすることはほとんどない」(=>>続きを読む
心理的な恐怖を掻き立てるのではなく、音で驚かせてくる系のホラー映画は好かん。そりゃあ静かなシーンで耳障りな効果音を突然爆音で鳴らされればビックリするし、怯えもする。ただそれはホラー映画的な恐怖ではなく>>続きを読む
マノロ・ブラニクというブランドさえ知らなかったが、数々の美しい靴と独創的な人柄に圧倒された。いつか履いてみたいなと思って調べたら、私には到底、手の届かない値段がついていて笑ってしまったけれど。リアーナ>>続きを読む
お話自体も面白いし、戦犯が糾弾されるシーンがちゃんと挟まっていたのも痛快。そしてその戦犯にやらかしの動機がきちんと与えられている点もよい。浸水していく様子に、なんとなくタイタニックを思い出した。コック>>続きを読む
メキシコ映画初体験。ホラー映画かと思ったら宗教映画だった…と思っていたら、やっぱりホラー映画だった。最後で台無し。途中から「それでも信仰は人を救うのだろうか」と考えながら観た自分が馬鹿みたいじゃないか>>続きを読む
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圧倒的な映像美と息苦しいほどの絶望感。知的なSFかと思って選んだのだが、とんだSFホラーだった。あらすじだけ読めば、どこかで観たことのある陳腐な物語の印象を受けるかもしれない。しかし、ことごとく当たる>>続きを読む
キリスト教徒のはずの天草四郎が「エロイムエッサイム」や「ソロモン」などと言い出した時はどうしようかと思ったが、伝統芸能的な風合いも感じられてなかなか面白い時代劇だった。笑っていいのか悩むシーンが結構あ>>続きを読む
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なんだこの最悪は。極限を体感できたのは凄まじかったし、アーロンのほぼひとり芝居も生々しかった。「言及」というかたちでしか登場しない他のキャラクターたちにまで愛着が湧いてくるほど真に迫っている。しかし、>>続きを読む