マテさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.7

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「俺とこの女、どっちが大事なんだよ!」
おいおいお前マジか室岡、それを言っちゃうのかお前。自分が選ばれると確信してなきゃそんなこと言えないよ。惨めで哀れで愛おしいヤツだよお前は…。
出会った時の2人の
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.8

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これまでのドラマシリーズにも言えることだが、原作と現実世界が見事に融合した「岸辺露伴」だった。本当に素晴らしい。映画オリジナルのオークションや美術品窃盗団のエピソードも違和感なく物語に溶け込んでいる。>>続きを読む

くまのプーさん 完全保存版(1977年製作の映画)

4.3

キッズアニメと侮るなかれ。個性的すぎるキャラクターたちが織りなす独特の世界や、ぽろりと涙が溢れる切ない終わり方など、大人にこそ見てほしい傑作だった。みんながちゃんとぬいぐるみであるキャラデザに感動した>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

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「プロミシング・ヤングウーマンは誰か?」というのが話題になっていたのを見かけて視聴。個人的な解釈としては、ニーナはもちろん、医学生だった当時のキャシーかな…と考えながら観ていたのだが、日本版ポスターに>>続きを読む

当たりくじを奪還せよ!(2022年製作の映画)

3.6

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タイドラマっぽいコメディとシリアスの融合が楽しかった。タイの貧困についても考えさせられる。いつもみているドラマや俳優さんたちのキラキラした生活よりも、貧困層が圧倒的なのだろうか。とはいえ貧困問題に触れ>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.7

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人気作すぎてむしろ避けていたのだが、新海監督がタイでBrightくんを見つけてくれたことへの感謝を込めて視聴。散々難しいと言われているほど時系列が複雑なお話ではなかった。というか、普通に分かりやすく整>>続きを読む

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

3.4

「えっ…まつげ長すぎません? それ自まつげなの?」というのが一番強い感想な時点でお察しなのだが、真剣佑のビジュアルは本当に良かった(別にファンではない)。鎧がイマイチで、赤いTシャツとパンツの姿が一番>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.5

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レフン監督の過去作を観たことがある。マッツが出ていた作品を、マッツ目当てで。それらと比べると、序盤〜中盤までは「それっぽくない」ぬるま湯な感じがあまり好みじゃなかった。ゴズリング全然しゃべらないし、可>>続きを読む

DEEP: 覚醒ゲーム(2021年製作の映画)

3.3

ラブコメ×ミステリーサスペンス×ヒューマンドラマ的なごった煮作品だったがそれなりに楽しめた。タイ語かわいいな。

ラストサマー(1997年製作の映画)

3.3

可もなく不可もなく。まあそういう結末になるよな。原語のタイトルは好き。船の中が意外と広くて驚いた。

生魂(2019年製作の映画)

3.5

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「これは陳情令ですか?」と聞かれたら「いや、そうでもないかな…?」という感じの映画。とはいえ50話を費やして知己の情緒を描き切った陳情令をたった80分で再現するのは無理があるので、あまり目くじらを立て>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.7

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ゆるさとアクションのバランスがいい。特にラストの格闘がかっこよすぎた。何も上手くできない社会不適合者の切なさも好き。こういう映画は今まで見たことなかったが、今の自分には嵌ったみたい。友情なのか愛情なの>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.7

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長い映画じゃないのにやることがいっぱいで、ミッションが大混雑してる感じはあったが、概ね楽しい映画だった。墓場のシーンとか魔法がバグるシーンとか、細かな笑いどころがちょくちょくあるのもよかったし(魔法が>>続きを読む

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.3

いまいち物語に入り込めなかった。「映画見てるなー」と思う冷静な自分が消えてくれない2時間。もう終わった出来事を過去のこととして語っていくスタイルだから臨場感もないのが私にはハマらない。あとラブストーリ>>続きを読む

ランゴ(2011年製作の映画)

3.3

タランティーノの「ジャンゴ」を観たことがこんなところで役立つとは思わなかった。西部劇に多少親しんでおいたおかげで楽しめた面もある。
平田広明さんがすごい。見た目はカメレオンなのに、ちゃんとジョニー・デ
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.8

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「何の話してんの?」と思う感じの、本筋から脱線したシーンがほとんどだったが、後半のカーアクションがすごくよかった。散々殺してきたくせに一発撃たれただけで大騒ぎするマイクがクソすぎて面白いし、鉄パイプぶ>>続きを読む

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.5

元妻との複雑な関係は真面目にどうでもよかったし個人的にはノイズだったが、ジョージ・クルーニーがかっこいいしブラピがかわいいので、多少の不満には目を瞑ることにした。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

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好きな作品かと言われたら分からない。けれど何に愛を感じるかはそれぞれ違うし、何に愛を込めるかもそれぞれ違うんだなと。温かい心やひだまりのような優しさが無駄に入り込んでこないところがいい。「恋愛」ではな>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.7

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例えばこれが「落ち目になってきた頃のワンハリのリックが悪役を演じた西部劇」だとしたら…みたいな想像をしながら楽しんで観ていたのだが、ドクターが吹っ飛ばされて死んじゃった悲しみに消沈した。ドクター好きだ>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

5.0

なんと言ったらいいのかもよく分からないけれど、とにかく本当に好きだった。これはいい。すごくいい。たまんないね。
自分を映画好きだと思ったことはないけれど、この映画ほど好きな映画はないかもしれない。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

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公開当時に映画館で観た時は予備知識がなかったのもあってピンとこなかった作品だが、改めて見返してみて良さに気づいた。これはとても好きなやつだ。ボスを車に乗せてる時は右手を空けるし、襲撃事件の時はラリって>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.3

セルシとイカリスの湿度の高い恋愛が鬱陶しい。セルシを主人公に据えているために、至る所で色恋沙汰がカットインしてくるのが嫌。息が詰まる。同じ話でも、ファストスかドルイグかキンゴ目線で描いてもらった方が多>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.5

そこそこ面白かった。銃撃アクションが爽快。Easy peasy Japaneseyな真田広之さんが好き。その言葉、覚えてからお気に入りで使ってたでしょ感が可愛らしい。「本人がJapaneseyだからい>>続きを読む

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.4

兄弟の関係性が、かなりウィンチェスター兄弟だったのは良かった。サムから見たディーンって、割とこんな感じだったんだろうか。
汚いペガサス好きだったからもっと出てきてほしかった。

47RONIN(2013年製作の映画)

3.4

どうしたものだろうか、これは。まず控えめに言って日本じゃないし、忠臣蔵かと言われれば限りなく違う。しかし、さながら歴史小説かと思われる文学的な字幕表現はイレギュラーだが素晴らしく(冲方丁さんの監修との>>続きを読む

デスティーノ(2003年製作の映画)

3.6

6分とは思えない濃厚さだったし、ものすごくゾワゾワした。多分美しいような気はするのだけれど、怖いかもしれない。

野蛮なやつら SAVAGES(2012年製作の映画)

3.6

「パルプ・フィクション」的かどうかはさておき、結構おもしろかったし、様々な表情を見せてくれるアーロンが魅力的すぎた。シーンごとに全く印象が違ってびっくりしたよ…まつ毛すごいし。

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.5

予想通りのお話だったけど、普通に面白かった。ザック・エフロンがかわいい。

デンジャラス・ビューティー2(2005年製作の映画)

4.0

現実逃避的に見始めたが、とても楽しめた。前作をきちんと踏まえているところがすごくいい。相変わらずのドタバタ劇なのにハート捜査官や他のキャラクターたちの成長がはっきり伝わってくるのも好き。久しぶりにノン>>続きを読む

フロム・ヘル(2001年製作の映画)

3.5

切り裂きジャック事件の解釈のひとつとしては面白い。忠実な巡査部長(?)と警部の関係が頼もしくもあり、切なくもあった。それにしてもジョニーには、こういうダークな世界観がよく似合う。

デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

4.0

ぶっ飛んでいたけれど、偏見から解放されて美しく変身していくハート捜査官がすごく素敵。字幕版ビクターのオネエ口調はイマイチだけど(そして他にも気になる偏見はちらほらあるけれど)そういう時代だったんだとは>>続きを読む

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.5

表面的にはほとんどホラーだが、総括すると切ない恋物語だったような気もする。そして自由への渇望でもある。割と面白く観れた。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.8

新年4日目にしてようやく楽しい映画に出会えた。全方位に中指を立てていく感じが気持ちいい。
「ヒンデンブルク」でピンと来る自分のちっぽけな教養が嬉しかったり、しっかりコロナ禍の風刺(?)も入っていたりし
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.3

役者さん方は申し分ないし、映像もきれいなのに、何かが決定的に欠けていて面白く感じられない。

ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)

3.6

ものすごくへんてこなお話だけれど、おおよそ原作どおりなのすごい。

マチルダ・ザ・ミュージカル(2022年製作の映画)

2.1

幼き日の思い出として、原作が大好きだからこそ失望した。かろうじて大筋は合っているものの、必要性のわからない謎改変のせいで細部がめちゃくちゃで、支離滅裂な話になっているし。あのよくわからないサーカスの話>>続きを読む