らんらさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

らんら

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25日・最初の日(1968年製作の映画)

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ショスタコーヴィチの音楽に合わせた切り絵のアニメーションは、キュビズムやロシア・アバンギャルドを思わせるタッチで、存分にソ連の革命の雰囲気を感じさせてくれます。
ソビエトが誕生してから初期のロシア芸術
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恐怖人形(2019年製作の映画)

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シュールすぎて面白い。友だちとやじ飛ばしながら観ると楽しくて良いと思います
デカい日本人形意外と怖い
色んなホラー映画のオマージュがあってそれを見つけるのも結構楽しいです

ファンタジア(1940年製作の映画)

4.3

素晴らしいです。今観ても圧巻のアニメーション技術、ファンタジアというタイトルに相応しい完璧なディズニーの世界感。
幻想的な雰囲気がすごく良い…
物語のあるアニメ映画というよりも、アニメーションという手
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ウォーリー(2008年製作の映画)

5.0

Pixarの隠れた名作。幼い頃からずっと好きで何回も観ていますが飽きません。
物語だけでなく、映像や音楽、世界観まで全てが魅力的。壮大でどこか切なくて、ノスタルジックな雰囲気がたまりません。
改めて今
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.1

賛否両論あるラストだと思う。
1からずっとウッディの信念にあった『子供に好かれること』を4のラストでは「自分の意思だけで生きる」という考えに覆した訳だから当然だろうけど
どちらを選んでも正解だったと思
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エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

3.0

劇場に足を運んでまで観る映画では無いかもしれないけれど、くだらなくて好きです。良いくだらなさだと思います。軽く観れて笑って楽しめるコメディ群像劇です。役者が謎に豪華なのも面白い

新聞記者(2019年製作の映画)

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役者の演技も、ラストも好きですがストーリーにそこまでの新鮮さを感じなくて特別面白いとは思わなかったです。
リアリティがあると思いきや内閣の情報調査室の描写があまりにもフィクションっぽいというか、やりす
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ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(2005年製作の映画)

3.0

幼い頃に観てトラウマだったのですが、大人になって観てみるとびっくり。記憶にあったラストと違う!!
どうやらこの作品、媒体によって何パターンもエンディングがあるみたいで私はやっぱり幼い頃に観た方のエンデ
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渇き。(2013年製作の映画)

4.0

この映画謎の中毒性があってとても好きです。

中島哲也監督の画作りはかっこよくてお洒落で好きです。
音楽のチョイスやはちゃめちゃな映像が良くて癖になります。まじでLSDやってるんじゃないかと疑うテンシ
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着信アリ(2004年製作の映画)

3.0

少女のサイコパス性が面白かったです。
とてもいいキャラクター。
想像以上に面白いストーリーでした
個人的には着メロの方よりもプシュッという音の方がトラウマになりそうです

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

凄く良かった。軽い気持ちで観れないです。観ていて常にしんどいし、美化されずそのままを描いたリアリティが胸を刺します。
昔、ヤクザ映画や任侠もので強くかっこよく美化されていたヤクザを、何のフィルターもか
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.9

凄く面白かった。邦画の中でもとても好きな映画です。
ハッピーエンドではないけれどとてもかっこいい、好きなラストです。
日本の大きな象徴となり、沈むことが約束されている戦艦…ロマンがあります。

11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011年製作の映画)

2.8

映像が味気なく陳腐に見えてしまう。
NHKのドキュメンタリーや再現ドラマの方が余っ程質が良いと思います
ただ、三島由紀夫の最期を知るには良い映画だなと思いますし、終盤の演説シーンは凄くリアリティがあり
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

アリ・アスター監督の宗教ホラーはガチ感があってめちゃくちゃ怖いです。
キリスト教圏の人間ではないので悪魔のような存在に対してそこまで大きな恐怖心はなかったのですが、具体的でリアリティのあるカルトの描写
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.5

統合失調症の人の生きづらさをビューティフル・マインドとはまた違った温度感で描写しています。暗すぎず、青春映画らしい爽やかさがあって観やすいです
あまりに綺麗なハッピーエンドで上手くまとまりすぎてる感じ
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マシニスト(2004年製作の映画)

3.9

観てると不安になってくる不穏な雰囲気がたまりません。終始暗くて冷たくて、遊園地のシーンなんかは全然楽しくなさそうなのが面白いです。暗いけど湿っぽさはなくスタイリッシュでクールな画面が凄く好き。

クリ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

好きです。朝焼けの空、遠くまで広がる西部の土地、とても美しい画面。寂しい雰囲気。
主人公が出会う人々も素敵な人達ばかりでまさに一期一会。

物理的な「家」が無くても、精神的な拠り所や思い出、記憶があ
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.2

とても素敵な映画。大好きです
映像が美しくて素晴らしい。
サバイバルファンタジーですが、独特の宗教観が神秘的な雰囲気を纏っていて凄く良い

公開当時CMで見た感じだと王道サバイバル映画といった印象を受
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

ロバート・デ・ニーロは兎に角ヤバい役が似合ってしまう。

ベトナム戦争の帰還兵は心に傷を負いながらも社会では行き場を失い孤独になってしまう人が多かったと聞きますが、トラヴィスも例に漏れずなのかな…と。
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.8

事前情報なしで観たので、サスペンスものかと思いきやびっくりなツイスト展開でした。

奥さんも学校の同級生達も、皆いい人達で泣けます。主人公も偏屈だけどかわいくて、幸せになって欲しいって思いながら観てま
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

2.9

犬好きの人、犬を飼っている人は感動できる王道の泣ける映画。
ただどうしても人間に都合が良い展開と設定で、人間のエゴを感じてしまう…
主人公のワンコが転生してこれまで出会ってきた飼い主達のその後が気にな
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

中々ショッキングで攻めた題材、面白かったです!序盤のこの家、人、一見普通だけど何かおかしい…っていう不穏で気味の悪い匂わせが最高です。日本に住んでると人種間の意識ってそこまで無いですけど、海外ではかな>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.3

私はこの時代を生きたことがないのに、何故か懐かしさを覚えるノスタルジックな空気感が良いです

漫才師として成り上がっていく主人公と時代に追われて老いる師匠の対比が凄く切ないですが、師匠やっぱりめちゃく
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

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圧倒的シンデレラ・ストーリー。現代版マイ・フェア・レディです。

ベタな王道ですがやっぱり観ていてモチベが上がるし楽しいです!

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.0

吉田恵輔監督の作品全般に言えるんですが、
終始救いようがなく結末も最悪なのに何故か鑑賞後爽快感があって暗い気持ちにならないです。
人間臭くて、どうしようもなくて、そうなるべくしてなってしまった、とて
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.7

かなりタイムリーで実際にありそうな話。
吉田恵輔監督の描くキャラクター達は皆人間臭くてリアルで生々しくて、とても面白いです
岸井ゆきのもムロツヨシも実力派で演技に見えないので観ていて余計にしんどくなり
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.7

おじさんたちの陰険な喧嘩をひたすら見せられます。
アイルランドの閉塞感漂う島の空気感が堪りません。雰囲気が良いです。
何も生まない無意味なおじさん達の喧嘩はアイルランド内戦の隠喩でしょう。
でもこんな
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.0

阿部サダヲの顔がトラウマになるレベルで怖い。素晴らしい演技力…
ストーリー展開に意外性はないですが、怖いサイコキラーが観たい人にはとてもオススメ。ヤバい阿部サダヲを観るための映画です

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

学校の人権週間の時間に観たけれど、凄く良かった。メッセージ性がありつつ王道バディものっぽさもあって面白いし感動します。2人ともめちゃくちゃかっこいい。

観終わった後はチキンが食べたい。

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

4.5

ウェスの家族再生物語は、暖かくて切なくてぶっ飛んでてやっぱり好きです。

船の断面図は勿論、あらゆる演出と美術がお洒落で素敵。全く隙がないウェスワールド。
彼の作品全般に言えるけど、どのキャラクターも
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

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「貞子vs伽椰子」の貞子は、リングシリーズの、あの「山村貞子」ではないです。
何年もホラー映画のアイコンとして大衆の頭の中で造られてきた、あくまで大衆の「イメージ」から生まれた「貞子」なんだと思う。
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

映像と音楽、演出は本当に素晴らしい……
中村佳穂の歌の為のMV。

ストーリーはとにかく粗が目立ちすぎる。
Uのシステムへのツッコミどころも多すぎて内容に入り込めないし、もう少し世界観作りこんで欲しか
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ニッポンの大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版(2009年製作の映画)

3.2

こういうモキュメンタリーホラー、好きです。外国の番組が日本の家庭を密着してるって設定なのがなんだかシュールで面白いです笑

ミスト(2007年製作の映画)

3.6

ラストの展開よりも中盤のスーパー内の描写が個人的にキツいです。未確認生物が街を襲う設定ですが、エイリアンものというよりかは、非常事態に陥った時に人間はどうなるかということに焦点を当てた人間ドラマだと思>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ナチス政権下のドイツが舞台でここまでコミカルで明るいタッチの映画は初めて観ました
タイカワイティティ監督がコメディアンでもあると知って納得

ジョジョの中のイマジナリーヒトラーが実際のヒトラーと全然似
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

何回も観てしまうくらい好きです。8割会議劇、9割オジサン、なのにめちゃくちゃかっこよくて最高でした。
兎に角リアルに、ゴジラという虚構(フィクション)を現実(本物)に仕上げたのは見事です。情緒的な要素
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