HajimeKさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

心のともしび(1954年製作の映画)

4.1

オープニングの水上ボートのショットがこれから始まる物語の乱高下を予感させ、高揚感を与えている。

グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.4

ジョンとライオネル・バリモアが肩を組み合っているところは物語以上の関係性があるような気がする。なにせ兄弟だから。

ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956年製作の映画)

4.0

寝てしまうと身体が乗っ取られてしまう、1950年代のアメリカ社会の隣人に対する恐怖を描いた映画

生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)

4.2

ひとつのシーンのネタが、何度も違うシーンで折り重なっていくのがルビッチ・タッチなのかな

@BFI NFT1 35mm

四十二番街(1933年製作の映画)

3.9

今は全然語られることのない2枚目ディック・パウエルに口説かれたい

軽蔑(1963年製作の映画)

3.5

2人の人物同士の会話を撮るために、ショット/切返しショットを使うのではなく、ドリーで左右に行ったり来たりしながら2人の人物をスクリーンに交互に映すのが印象的。物語だけでなく、撮り方にもそれまでの映画慣>>続きを読む

別離(1973年製作の映画)

3.1

@ BFI NFT2, Film On Film Festival
35mmプリント

エリザベス・テイラーが整形手術をして若返り、休暇先で年下の男性とロマンスを繰り広げながらも、ヘンリー・フォンダ演
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僕は戦争花嫁(1949年製作の映画)

4.0

@BFI NFT3 35mm

 グラントが事あるごとに自分は戦争花嫁で、例外なんだと説明しなければいけない状況が、現代の性的マイノリティの状況にも通じているのでは。

脱出(1944年製作の映画)

4.0

ローレン・バコールのセリフの破壊力が計り知れない程強い。
『カサブランカ』よりもこちらの方がオススメ
@BFI NFT1

ニックス・ムービー/水上の稲妻(1980年製作の映画)

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死にかけているハリウッド映画監督ニコラス・レイを描いた映画。映画内映画、映画の中のニコラス・レイ、実在する人物としてのレイの三段階の位相からなっている。一回観ただけではそれぞれの位相が混乱して上手く理>>続きを読む

はなればなれに(1964年製作の映画)

3.5

レストランで1分間無音になるシーンは映画だから出来る演出で、それまで主流であったハリウッド流のリアリズムを乗り越えようとするゴダールの姿勢を感じた

獣人島(1932年製作の映画)

4.0

ロートンはいつも群衆に襲われる。当時イギリスでは”Too horrible”なので公開されなかった。

第七のヴェール(1945年製作の映画)

3.9

アン・トッドの弾く曲にラフマニノフが含まれているが、同年に公開の『逢びき』でも用いられている。流行りでもあったんだろうか。

細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)

3.9

吉永に対する石坂の思いを終盤にハッキリ示しすぎでは?

サンライズ(1927年製作の映画)

4.4

「ジャズシンガー』の陰に隠れてしまったが、音が物語内容と連動した初期の作品。結婚式を目撃するシーンが印象的に残る。

アントワーヌとコレット/二十歳の恋(1962年製作の映画)

3.9

ムービートーンの内容とキスの拒絶の連動が若々しい恋の有り様を感じさせる。

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.9

オフィスフロアに無数に広がるデスクのシーンは、32年にルビッチがチャールズ・ロートンを使ってすでに”If I Had a Million”のなかで試みている。

めぐり逢い(1957年製作の映画)

4.0

グラハントが自分の書いた絵を買った人物の話をハッと思い出しす演技が涙を誘う

悪魔と深海(1932年製作の映画)

3.9

チャールズ・ロートンがハリウッドデビューした年に作られた作品とは思えない程の演技。狂気に触れていると言うことになっているが、どこかチャーミングな雰囲気が残っている。

子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる(1972年製作の映画)

3.7

時代劇の慣習を乗り越えようと使いまくった血糊の量は半端ない。