このレビューはネタバレを含みます
この2時間、眠くならなかったのに驚いた。だいぶ前に『鏡』を見た時は半分寝ながらみていたが、今回は慣れたのかそれよりも映像の意味についてよく考えられたと思う。
主人公アンドレイはなんらかの原因で決定>>続きを読む
この映画は「10年前のことだった…」というモノローグから始まるが、公開は2001年で映画の舞台と同じだ。なぜ当時の未来から、過去を振り返るという語り口にしたのか考えたが、たぶんこの作品はタイムカプセ>>続きを読む
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ヨルゴス監督にもこんな時期があったのかと思うような、インディー系の攻めてる雰囲気の映画。「ビバリウム」とか「ハッチング」とかに近い雰囲気を感じたのは僕だけだろうか。
外界と遮断された場所で、無菌状>>続きを読む
「哀れなるものたち」でもでてきた魚眼カメラで撮ったような演出や、ブラックコメディ感ある作風が楽しめた。ラストの空恐ろしさの正体をうまく言葉で表すことはできないが、遠くに共感のような感情を覚えた。
面白かった!会話がまさに屁理屈と言った感じだが、こういう時あるよな〜と感じさせられもした。だが、ドラマの再編集だから仕方ないところもあると思うけど、会話の流れにパターンがありまたこの流れかと感じてしま>>続きを読む
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ラストの一点に向かってのリアリティの積み重ねがえげつない。エンタメ性とは程遠い作品だし、描き方も冷徹とまでもいえるが、主人公へ共感するほかなかった。
映画の極北とも言える作品だと思う。
良かった!トーキングヘッズは「リメインインザライト」を少し聞いたことあるくらいだったけど楽しめた。なんかWikipediaとかを見てるだけだと、トーキングヘッズって(聴いている人も含めて)なんか頭良さ>>続きを読む
ずっと最高だった…!病気特有の悩みがあったとしてなかったとしても、選ぶ道は自分で決めることができる。とても心が温かくなった。
だけどラスト校長先生が賞をあげるのは個人的にはやりすぎだと思う。あともうち>>続きを読む
痛快なエンタメ作品!オーシャンズシリーズは初めてだったので、主人公の背景とかは詳しく分からなかったけど楽しかった!
ラストの方のセンサー掻い潜るシーン凄すぎだろ。
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終わったあとは呆然として、何を見せられてるんだ…という気分になった。だからレビューもせず放置していたけど、2週間くらい経った今、見た直後よりはなんとなくあの時感じた感覚を言葉にしやすくなったと感じる>>続きを読む
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まず世界観が独特で良かった!「聖なる鹿殺し」を観たあとだと、監督の持っている神聖でいて、気持ち悪くもある独特の雰囲気がセットや衣装などまで伝わっているんだなあと感じる。
女性をエンパワーメントするよう>>続きを読む
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YouTube予告編が良かったので観に行った。が、最後のメタフィクション→オチまでの流れが慌ただしすぎて納得できなかった。「物語ることの素晴らしさ」についての話なんだと思う。そこはとても良いし、途中ま>>続きを読む
深く考えずに見れて楽しかった!だいぶ“ゴア”によってるのかと思っていたけれど、想像以上にハートフル。出てくるクリーチャーたちの造形もなかなか凝ってるし可愛いしで、何だかほっこりした。
ただ期待してたほ>>続きを読む
時系列をごちゃ混ぜにしているのに、映像構成がしっかりしていてわかりやすく、オチも綺麗で面白かった!
テンポも良く、映像もスタイリッシュ。また最近の映画とかでシーン、アイテムなどが出てきて、この映画から>>続きを読む
やっぱりウォンカーウァイの会話シーンが好きだ。多くを語らず、画面と役者の演技で言葉以上のものを表現するのが天才的だと感じる。
見たことがない手法の作品だった。役者がテイクを重ねるごとに、セリフを生き生きと言うことができるようになると同時に、その人物の形が鮮やかに浮かび上がっていくのは新鮮だった。歪んだ性格を抱えた主人公の内>>続きを読む
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少し舞台設定を理解するのに時間がかかったが、面白かった!クストリッツァの激しい音楽と共に、少年が恋をして大人になっていく物語。アンダーグラウンドよりは登場人物のコミカルさは控えめだが、多分最初の監督>>続きを読む
とりとめない会話(と会話していない時)から浮かび上がる、2人の微妙な距離感と感情。日常について回る不安と、それの解放の映画だった。
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ファーストカウを見に行って興味が湧いたので見に行った。最初は寝そうになってしまった…笑この監督の作品は、派手な演出がないので慣れるまで集中力が切れそうになってしまう。だけど全体的に控えめなユーモアが>>続きを読む
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若い男女が殺人鬼に襲われる王道パターンをちゃんとやっているホラー。
過剰なまでのゴア描写が清々しく感じた笑
ただ、映像が綺麗すぎて雰囲気が微妙だったり、殺人鬼の動悸が復讐(ポスターに書いてあったけど)>>続きを読む
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やばい、つまらなかった…。
ウォンカーウァイは他の作品を見て好きだったので今回見てみたが、苦手だなぁと感じてしまったので、その理由を考えてみる。
まず、ジャッキーがうざすぎる。頭が悪いのに口と度胸だけ>>続きを読む
ウォンカーウァイらしい、セリフや間、そして映像が楽しめた。だが『恋する惑星』『花様年華』とかに比べて飛び抜けているわけではないと感じた。『今すぐ抱きしめたい』と同時に見たが、やっぱりウォンカーウァイの>>続きを読む
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先月早稲田松竹で初めて見て、今回2回目の鑑賞。最初見た際の印象としては、なんだこの変な映画?という感じだった。作品として解決を迎える前に終わってしまった感、言葉足らず感を覚えた。
だが、今回鑑賞し>>続きを読む
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映画を見ている間ずっと心地よく感じたのは何故だろう。それくらいいい意味で疲れない映画だった。柔らかい質感の絵作り(カメラ?)だったからかも(だけど2人が出会うシーンは暗すぎてよくわかんなかったけど…>>続きを読む
ヴェンダースの綺麗で温かさを持った絵作りが上手いと思った。それはキャラクターに対する親近感ゆえにだと思う。良かった。
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知り合いから絶対に見た方がいいと言われ鑑賞。まず最初ブラスバンド?が走りながら演奏してるとこにおっさんが銃ぶっ放してたり、ガチョウの群が街で走り回ってたり、コミカルなカオスさに最初は戸惑った。しかも>>続きを読む
本当に良かった。人が物語を語ること、もっと言えば生きることそれ自体を肯定している作品だと思った。人間が他の動物と違うところは想像力があることだとよく言われる。その根源的な力を使って、どんなに苦しい状>>続きを読む
配信とかで観たことがあったけど、今回初めて映画館で観た!
改めてみて気づいたのは、オレンジのトイレに警官がいた作り話をするシーンで、「細部にリアリティが宿る」という風なことをセリフで言っているんだ>>続きを読む
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ジャックが最後自殺する、というストーリーは御涙頂戴な気がして個人的にはあまり好きではないが、古い映画のリメイクだと考えると変えられないししょうがないと思った。それ以上に、引き込まれる演技と、楽曲がとて>>続きを読む
ウォンカを見てきたので鑑賞。2005年版のチャーリーとチョコレート工場のイメージみたいなものは、この当時すでにできていたということを実感した。流石に古い映画なので眠くなる場面もあるが、ほどほどのブラ>>続きを読む
ライブエイド全長版は初めての視聴。
そもそもこの作品を見るのが久しぶりなので楽しめた。そこまで違いはわからなかったがよかった!
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取り留めない会話が続くオムニバス作品。ナイトオンザプラネットの時も思ったが、そんな会話から個人間の関係性を表現しているのは見事だと感じた。「カリフォルニアのどこかで」「いとこ同士」など、登場人物お互>>続きを読む
チャーミングでちょっぴりほろ苦い、素敵な作品だった。演出がそもそも少ないのに、画面が持つのがすごい。楽しめた。
あと、フィンランドの労働者の環境などがわかってればもっと楽しめたのかもと思った。
面白かった!胸糞映画と言う人もいるみたいだが、ストーリーが納得できるような形で終わっているので、なんだか見た後はすっきりした。
ただそこまでホラーシーンが多くなく、最初に感じた怖さをそれ以降超えて>>続きを読む
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はちゃめちゃな雰囲気に満ちたブラックコメディ作品。だが、この作品には「取り返しのつかない悲しさ」のようなものが漂っている印象を受けた。ブシュミが演じている人物の遺骨を蒔くラスト近くのシーンを見て、デ>>続きを読む
面白かった。ラストシーンを考えると、2人は現実の社会では生きていけない存在だったのかもしれない。