小屋さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

小屋

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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

 取り留めない会話が続くオムニバス作品。ナイトオンザプラネットの時も思ったが、そんな会話から個人間の関係性を表現しているのは見事だと感じた。「カリフォルニアのどこかで」「いとこ同士」など、登場人物お互>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

 チャーミングでちょっぴりほろ苦い、素敵な作品だった。演出がそもそも少ないのに、画面が持つのがすごい。楽しめた。
 あと、フィンランドの労働者の環境などがわかってればもっと楽しめたのかもと思った。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.9

 面白かった!胸糞映画と言う人もいるみたいだが、ストーリーが納得できるような形で終わっているので、なんだか見た後はすっきりした。
 ただそこまでホラーシーンが多くなく、最初に感じた怖さをそれ以降超えて
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

 はちゃめちゃな雰囲気に満ちたブラックコメディ作品。だが、この作品には「取り返しのつかない悲しさ」のようなものが漂っている印象を受けた。ブシュミが演じている人物の遺骨を蒔くラスト近くのシーンを見て、デ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.2

面白かった。ラストシーンを考えると、2人は現実の社会では生きていけない存在だったのかもしれない。

シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

3.2

 サスペンスとして後半の展開は面白かったけど、時間軸が行ったり来たりするので話に入り込むのに苦労した。さらに展開もそこまで早くないので眠くなった。
 後登場人物みんな美男美女でそこが少し気になったけど
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

 LSDによるバッドトリップを体感できる作品。映画に出てくるダンサーはほとんどが素人で、さらにリハーサルも2日ほどしかなくほぼ即興らしい。息のあったダンスシーンは圧巻で、音楽も相まって熱量がすごかった>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.5

 本当に面白い!インド映画はこれまで見たことがなったが、コテコテでこれでもかというほどの演出が最高。3時間もあるのにあっという間に感じた。

On Your Mark(1995年製作の映画)

3.9

 考察とかをを見過ぎたせいで、自分の感想がわからなくなった…
 でもとりあえず映画館で見られて本当に良かった。

耳をすませば(1995年製作の映画)

4.0

 28年ぶりに「on your mark」と同時上映ということで鑑賞。
 「耳をすませば」はだいぶ前に金曜ロードショーで見たきりだったが、思った以上に作家論で食らった。これから表現をしていこうという2
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

 幼稚園の頃から仲が良かった幼馴染と、だんだん疎遠になる感覚を思い出した。この物語は、友達の死という描かれ方をしているけれど、この感覚は誰でも持っているものだから共感できるんだと思った。
 無垢なまま
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「どんなホラーよりも怖すぎる」とYouTubeにアップロードされている予告のタイトルに記載があるが、そうは感じなかった。

 まずこの映画の魅力から。この映画の1番の特徴は画面が2分割されていることだ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

冒頭のシーンからティモシーってこんなに歌えるんだ!ってびっくり。
子供も大人も楽しめるミージュカルで、世界観もすてきだった。

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

高いところにフォーカスしたホラーってあんまりない気がする。本当に高所に取り残されてるみたいで、とにかく怖かった…。あそこまで臨場感のある映像を作れるのはすごい。テーマとかを考える余裕がなかった。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.1

文句なしの名作!
だけどRRR見た少しあとだから物足りなく感じた…RRR恐るべし

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

はやお演じる石積みおじいさんが後進の映画作家にあとは託すって言ったけど、俺は継がない!って言われた…みたいな感じ?(主人公側にも宮崎駿が乗っかっているだろうから、自分が反発したように、ってことなのかな>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

よかった!メッセージ性を込めつつ、エンタメとしてだれが見ても楽しめる。
ラストシーンで「産婦人科にきたの」というところだけわからなかったが、ワイアードか何かの記事でグレタカーウィグが「産婦人科に行くの
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.4

うん!良くも悪くも普通!笑
ジェットコースターに乗ってるような、FPSやってるようなそんな映画だった。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ウェス・アンダーソンの映画はずるい!
絵の力が強いからストーリーを追いきれなくても、「なんかいい作品見たな?」みたいな感想を抱いちゃう自分が悔しい…。
セリフもおそらく知的なユーモアに溢れてるんだろう
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.6

インスタでtwilightという本屋のアカウントが、「幽霊しか住んでいないと思っていた世界で、実は自分が幽霊だったと気づいた時のショックが蘇った」とコメントしていてその発言が一番納得できた。

映画館
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

色々突っ込みたいところもあるけど、どんな人でも楽しめるゴジラという点で良作。自分には刺さらなかったが、2時間退屈する暇はなかった。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

通常より大きな音で上映される、「響音上映」というものが行われていたのでそちらで鑑賞。

Twitter上でフェミニストの方?が批判的な感想を書いていたので問題点のある映画なのかと思い見に行った。たしか
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

有名ホテルのカリスマコンシェルジュが殺人の冤罪をかけられ、四苦八苦しながら主人公のベルボーイと共に冤罪を晴らしつつ真犯人を追うというのがこの映画の大まかなあらすじ。
完全にミステリーのあらすじだが、こ
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街の恋(1953年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

「この作品はリアリズムの手法に則った新しい映像作品である」みたいな高邁な前口上で始まる映画。その時点で少し鼻についたが、まあ昔の映画だしこんなもんかなと思ってとりあえず流して見通した。
これは完全に僕
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.6

正直1年前なのであまり覚えてないが、スピーディーなバトル、背景の綺麗さ、作品のメッセージ性などどこをとっても一線級のアニメーション。
だが他の方も言っているが、内容の割に映画の時間が短いので展開が早く
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

ハリウッド近郊、多くの映画スターが休息のため集まるらしいパームスプリングスという実際にある街(Wikipedia調べ)が舞台のコメディ。
タイムリープものかつタイムリープから脱出するのではなくその中で
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

3.3

ストップモーションアニメなのにCGに見えるくらいなめらかに動くのが純粋にすごい!このスタジオのアニメは初めてだったので衝撃だった。
ただストーリーはあくまで万人受け、王道といった感じのアドベンチャー。

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

舞台の村が突然地図から消え、欧米人の軍事オタク的なグループが村を襲いに来る話。
全体的に資本家や海外からの搾取と抵抗?的なメッセージを感じた気がしたが、私が読み込めてないだけかもしれない。
まあもしこ
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.7

とても楽しい映画だった!お祭りが近づきだんだん街が華やいでいくにつれて、登場人物それぞれの恋が進んでいく雰囲気がとても素敵。

ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.0

画面を分割し、違う場所を同時に写しながらストーリーが進む変わった手法を用いた映画。たがやはりどの画面を見ていたらいいか困惑した記憶がある。何度も見れば感想が変わるかもしれないが、初見の印象としては星3>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.5

全セリフ歌うミュージカル!服とか部屋の色使いが上手かった印象。

天気の子(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

君の名は。よりメタファーが効いている作品だと感じた。その分考えることが多くて全然感動できなかったけど(笑)。キャッチャー・イン・ザ・ライが何度も出てきたので、この物語は家出の話で、最後には連れ帰され>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.7

主人公とヒロインの心が離れたり、近づいたり、揺れ動く。その距離の描写は、新海誠が"ほしのこえ"から続けてるテーマでもあり、本領が発揮されている。それに加えて、タイトルにもなっているスピードの概念も織り>>続きを読む