bluemercenaryさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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デシベル(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

韓米軍事演習で殊勲を挙げた潜水艦は、その帰路で不測事態に遭遇し犠牲者を出したものの全滅は免れた。
その一年後、潜水艦を指揮して一躍英雄となった副長カン・ドヨンにテロリストからの脅迫電話がかかってきた。
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.0

普通にファンタジーとか、緩いSFならば良かったと思います。

ただそれはDesny+を鑑賞した上で、またはマーベル系以外での事。

単体ではギリギリOKだと思っていたら、お約束エンドロール後の展開で「
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正欲(2023年製作の映画)

4.5

正しい欲望、正しくありたいと思う欲望 ―― 後者に伴うのは切望と絶望。

それぞれが抱える息苦しさ、 "ふり"をする事の限界 ―― 諦念と絶望と覚悟・・・・・・それでも何かしら期待を持っていた。

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スラムドッグス(2023年製作の映画)

4.0

ダグの前カノが気に入って家族に迎い入れた保護犬がレジー。
破局後、ダグとレジーが残され、ダグにとってレジーはお荷物になり、ダグの虐待が始まった。
それを高難易度の遊びと解釈していたレジーだけども、桁外
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

面白かった。
最高に楽しかった。

ゴジラ、そのものの凶暴性は"THE 怪獣"
その暴れっぷりのリアリティは半端なかったし、吐く熱線の破壊力と、その先のキノコ雲と黒い雨による戦慄はおぞましくも有った。
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.5

終盤、荒唐無稽な脚本&演出が有ったと思いますが、全然許容範囲。
ギャレン・エドワースの最新作は、氏の製作したスターウォーズよりは、ターミネーターの世界観で個人的には好きですね。

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.0

淡々と進む物語なのに、本筋がミステリーなのか、人間ドラマなのか、静かに混乱しつつも不思議な充足感に包まれてしまった。
素で考えると結構怖い話なのに、何処か暖かく、ほのぼのとした空気になったのは、今泉力
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(2023年製作の映画)

4.0

相模原障害者施設殺傷事件をモチーフとした物語。
序盤からの暗いトーン、畳み掛ける不穏な空気と、クライマックスの戦慄を予感させる展開、眼をそらしたくなる映像と演出に、結構メンタル削られた。
"倫理観のタ
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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.5

往年の大ヒットコミックの映像化ですけれど何で今更? ―― そう思った原作ファンが圧倒的多数ではないかと。
戦闘シーンに異論を唱えるファンは皆無と思えるほどに完璧な一方で、陸上のポリティカルシーンは拍子
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

"個"が"個"で無くなった時、主語が大きくなった時、相手も"個"では無くなる。
集団の中で、思考は停止するし、感情は消え失せる。
そこに至った"空気"の存在は何だったのか ―― 指示? 意志? 忖度?
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.0

愛人から逃れ、辿り着いた大阪ドヤ街で特殊詐欺の"受け子"を差配する通称"三塁コーチ"ネリ。
実刑も受けた自他共に認める"サイコパス"で姉・ネリへの愛情半端ないジョー。
この血の繋がらない姉弟は歪な信頼
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

笑っちゃいけないけど笑える実話を基にしたから、コメディテイストなお馬鹿映画を想像していたら、これが結構グロいバイオレンスアクション。
製作費50億越えで、予想外にちゃんとした脚本とキャストに、モーショ
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コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

4.0

チャン・ミョンジュン率いる北朝鮮出身の犯罪組織を追うべく、韓国に入ったリム・チョルリョン。
カン・ジンテは広域捜査隊に復帰すべく、前回に続きリム・チョルリョンのパートナーに立候補。
隠して"北のエリー
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

図らずもジョン・ウィックの戦いに巻き込まれる事になった二人の旧友 ―― シマヅとケイン。
更に殺し屋ニューカマー・トラッカー。
彼等のえげつない戦闘力と、半端ない戦闘シーンは、間違いなくシリーズ最高で
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春に散る(2023年製作の映画)

4.0

2人が欲した"一瞬" ―― "行きたい場所"と"死に場所"
それは他者には理解できない昇華した"空間"で、彼等にとっては何物にも変えられない"リアル"だった訳。

見据えたからの意志と意義の結果が余り
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

3.5

秩父の山中で親族を皆殺しにされた少年は、父親の遺言で或る女性 ―― 小曽根百合にあうべく東京を目指した。
その小曽根百合は新聞記事で知己の名を知り、秩父を目指した。
少年が握る陸軍秘匿資金の鍵を巡り、
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0

単体としての物語&アクションシーンは面白かったです。
ただ過去シリーズとの時系列を整理しないとしんどい。
それにトランスフォーマーと組む人類はファーストシリーズのサム&ミカエラが絶対すぎて、そこが微妙
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山女(2022年製作の映画)

4.0

元々が貧しい農村を襲った大飢饉の前に人間が如何に脆いか、なす術がない。
相互監視と同調圧力に加えて、差別が存在するするムラ社会ゆえに、人々は信仰に縋るしかない。

正直、感動も何も無かった。
世俗の向
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