青い御伽噺さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

青い御伽噺

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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

1.9

広大な大地での壮大な戦闘シーンは見どころ!

演技のバカっぽさについては1作目の感想で書いたからあまり言いたくないけど、やっぱり羌瘣のトーントーンは笑っちゃうわー。

てか、このペースで映画化って原作
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キングダム(2019年製作の映画)

1.9

舞台は古代中国、演じるのは日本人、タイトルは英語。

どないやねん!

まぁ、これは仕方ないか。

原作の良い部分を構成して、上手くまとまっていた。

ただ、演技が観てて辛いなぁ。

漫画原作だからな
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アウェイデイズ(2009年製作の映画)

3.1

Joy Divisionがひたすらかっこいい映画。

同じ服着て、同じスニーカー履いて、喧嘩する集団ってマジでダサすぎるんですけどー!

カーティは中産階級でそれなりの家庭で育って、それなりの仕事にも
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THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~(2018年製作の映画)

3.5

青春と犯罪の組み合わせはスリリングで、せつない。

16歳の少女が、香港と深圳を行き来しながら違法な運び屋に手を染めていくという重たいストーリーだけど、ちゃんと青春映画として成立しているところが凄い。
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夏時間(2019年製作の映画)

3.9

父の実家で過ごす夏休み。

ノスタルジーって、実際にそんな経験がなくても不思議と感じる独特の感覚。

寡黙だけど優しい祖父、情けない父、自分を捨てた母、憎たらしいけどかわいい弟、愛情を示してくれない彼
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.3

2がちょっと微妙な出来だっただけに、面白さが際立ったシリーズ3作目。

ブライアン・デ・パルマ→ジョン・ウーときてのエイブラムスはやはり新世代の勢いを感じた。

あからさまに時代が変わった感があって、
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.0

2人の少女が出会い、親友になった。

正反対の2人が、お互いの欠けている部分を補い合うような存在となる。

友情とも恋愛とも違う関係。

大好きで、大嫌いで、それでもお互いが絶対に必要で。

ラストの
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

2.7

一言で言うと

アホやなぁ〜

って映画!

そのアホな部分を楽しむ映画だと思う。

もうツッコミどころ満載やないかー!

ジョン・ウーの癖が出過ぎてるよねー。

トム・クルーズがスタンドなしで頑張っ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.4

ジェームズ・ガンは本当にセンスがいい!

脚本がとにかくいい!

笑えるシーンは「はい、ここ笑うとこですよー!」みたいなのが多いアメリカ映画だけど、この映画はさりげない会話の中でプッっと笑えるネタが仕
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RRR(2022年製作の映画)

3.9

いやー、これはおもろいわー!

エンタメとして突き抜けてる!!

わかりやすいストーリーにわかりやすいキャラクター!

各アクションシーンには必ずしもアイデアがあって「見た事ないアクションをお届けした
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.1

実は初見。

まず1作目が1996年公開ってことに驚き、監督がブライアン・デ・パルマだったことに驚いた!

デ・パルマって『キャリー』とか『ファントム・オブ・パラダイス』みたいなダークな、ちょっとB級
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.5

想像を超える傑作だった!

これは、ただのホラーじゃないし、ただの超能力ものじゃない。

現代社会の暗部を団地という舞台で描いた映画だった。

特に子どもが取り巻く環境を深くえぐっている。

ヒエラル
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.3

台北に生きる孤独な男女の日常を淡々と描くことで、現代社会の描いた台湾映画。

台湾の景色って日本に似てるなーってつくづく感じた。

特にラストの道路がいくつも交差する風景なんて、何も言われなかったら日
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そんなの気にしない(2021年製作の映画)

3.9

まるでドキュメンタリー映画のように淡々と1人の女性の日常を映し出していく。

仕事で嫌なことがあったり、人間関係がめんどくさくなったりする中でも時々訪れる楽しい瞬間。

特別なストーリーは何もなく、た
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.3

んー、とりあえず…

出てくる女の子が可愛いね。

ルリ子とハチオーグが特に可愛かったね。

あとはー…

時々かっこいいシーンがあったね。

シン◯◯シリーズ。

回を重ねるごとにおもんなくなってる
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.5

登場人物全員いい人!

BL好きの女子高生うららと、BLに目覚めたおばあちゃん雪の友情の物語。

好きなものがある事の幸せと、好きなものを語り合える友達がいる事の幸せを描いた物語。

BLを通して育ま
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マルチプル・マニアックス(1970年製作の映画)

1.8

やりたいことやってる感あっていいけど、こんなに無駄が多い映画も珍しい。

ロブスターのくだりはめちゃくちゃ笑えたけど、それ以外はまだ続くの?の連続でしたわー。

こんな映画作ってるジョン・ウォーターズ
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エル プラネタ(2021年製作の映画)

3.8

現代のリアルな貧困問題、それも女性の貧困をスタイリッシュかつファニーに描いた新感覚映画。

監督、制作、脚本、主演までこなしてしまっているアマリア・ウルマンの長編デビュー作。

とにかくこの監督のセン
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.5

ひたすら美しく、静かで、激しい愛の物語。

焚き火の燃える音、筆をキャンバスに走らす音、風や波の音。静かな中にそれらの生活音や自然音が心地よく響く。

激しく愛し合う二人を包む静かな空間がとても美しい
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Rainbow/レインボー(2022年製作の映画)

3.0

音楽とファッションを楽しむ映画!

現代のスペインを舞台にした「オズの魔法使い」。

主人公の女の子はとても歌が上手でかっこいいんだけど、他かのメンバーが微妙だったなー。他がもう少し魅力的だったら凄く
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

言うまでもない事だけど、宮崎駿は人類史上最高のアニメ作家である。

生涯現役を貫いている点でウォルト・ディズニーよりも遥かに偉大だと思う。

そんな、宮崎駿がおそらく自ら、これが生涯最後の長編映画にな
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.2

とりあえず物語の構成が凄く良い!

かなり、よくできてます。

ホラー映画だけど、怖がるよりも、よくできてるなーって感心しながら観てた。

映像も独特の世界観があって良かった。

人間の恐ろしらをホラ
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ホステル(2005年製作の映画)

2.7

グロ過ぎるって事で有名だったけど、意外とそうでもなかった。

てか、むしろ笑えるよね?

笑かそうとしてるよね??

怖いのはまぁある意味では怖いんだけど、恐怖の中にある笑いがあってなかなか気楽に観れ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.5

70年代低予算ホラーに敬意を表しつつ、現代的なテーマやメタ要素を守り込んだ完成度の高いホラー映画だった。

若さと老い。

性と恐怖。つまりは、生と死。

構成やカメラワークもかなり秀逸で、終始見応え
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ヘザース ベロニカの熱い日(1989年製作の映画)

3.5

今じゃちょっとできないんじゃない?って感じのイカれた青春コメディ。

いや、コメディなのか?

実は奥が深いメッセージが内包された文学的な作品、に見えなくもない。

ただの、ブラックコメディ青春映画、
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さよならのとき(2014年製作の映画)

4.1

構成も、映像も、脚本も全て良かった!

何気ない日常の幸福。

毎日見ている風景の美しさ。

日々接している人たち。

それら、普段あまり気にしてないけど実はとても大切でかけがえのないものを改めて認識
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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

3.8

凶悪な脱獄犯 VS 13歳の少女!

反抗期真っ盛りの上、慕っていた母親が死んで何もかもが嫌になっていた少女ベッキー。

挙げ句の果てに父親はもう他の女性と再婚するとか抜かしやがって、ベッキーちゃんは
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聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦(2007年製作の映画)

3.1

バカだけど、しっかりシスターフッドしてる映画だった。

普通の学校では適合できない少女たちが集まる聖トリニアンズ女学院。

廃校の危機を救うため、フェルメールの名画“真珠の首飾りの少女”を盗んじゃえ!
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AKIRA 4Kリマスター版(1988年製作の映画)

4.6

日本が世界に誇るアニメーション映画!!

ジャパニメーションの金字塔!!

久しぶりに鑑賞したけど、冒頭の10分でもうシビれる!

作画の凄さはもちろん、世界観も、色合いも、構図も、動きも、全部凄い!
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.2

エンタメとして良く出来てる!

すごーくわかりやすい展開でテンポもいい!

キャラクターもそれぞれに魅力的だし、世界観も良かった。

気楽に観るにはちょーどええ映画ですわ。

ぽっちゃり系のレッドドラ
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マグネティック・ビート(2021年製作の映画)

4.1

兵役で好きな女の子に会えない主人公が、彼女に

“君を抱きしめたい!”

って伝えるためにラジオでThe Undertonesの“Teenage Kicks”(選曲最高!)をかけるシーンがあるんだけど
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HARAJUKU(2018年製作の映画)

3.1

日本のカルチャーが好きな15歳の女の子が母の死をきっかけに日本を目指す物語。

別の家庭を持つ父との関係がメインのテーマになっているが、彼女の持つ

ここじゃない、どこかへ行きたい。

という欲求は世
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ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

1.6

ピンクの雲ってイメージがとても良い。

世界中に当然現れたピンクの雲。それに触れると10秒で死んでしまう。

ここまではいい。

外に出られなくなった人たちの悲喜交々。

パンデミック前に作られた映画
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CRASS:ゼア・イズ・ノー・オーソリティ・バット・ユアセルフ(2006年製作の映画)

3.1

自分を支配できるのは自分だけ!

反政府主義、反商業主義を掲げたパンクバンCRASSの活動を振り返るドキュメンタリー。

中心人物がガチで知的で、思想家みたいな人だから他のパンクバンドとは違って、ミュ
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

4.7

過去と未来と現在が同時に存在し、現実と幻想が入り混じる物語。

いやー、凄いわ。

淡々と進む物語の中に隠された様々な仕掛け。

時間を飛び越え、空間を歪める映像の美しさ。

これがビー・ガン監督のデ
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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

5.0

冒頭の5分を観ただけで

「あー、この映画は傑作やわ」

と伝わった。

とにかく全てのカットが完璧に美しい。

計算され尽くされた構図とカメラワークにただただ圧倒される。

特に映画のタイトルが出て
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