青い御伽噺さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

青い御伽噺

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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.2

昔懐かしいレトロな匂いのするホラーでした。

ハッタリが効いてて良かったと思います!

音楽の使い方も派手で良い!

あと、美術がすごく良かった!主人公の住んでいる家、物語の始まりとなる病院、警察署ま
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.2

とにかくアイデアが良い!

電気を消したら現れて、電気をつけたら消える!!

この設定ありそうでなかった!めちゃくちゃ怖いやんそんなん!

初登場のシーンがとにかく怖さ満点だった。

まぁ、ツッコミど
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.4

久しぶり過ぎて、ほとんど初見のような感覚で観ることができた。

やっぱりいい映画だなー。

ドイツから来た1人の女性が、アメリカの砂漠にあるさびれたカフェを再生していく物語。

投げたブーメランは返っ
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アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

1.7

たまにこーゆーアホな映画が観たくなるんですよ。

でも、これは本当にアホ過ぎて時間を無駄にしてしまったかも!?って思った!笑

ここまで突き抜けてアホな映画を撮れるのは凄いなー、って思う。

ガーナ人
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.2

これは愛の物語であるなぁ、と思うわけです。

人とは違う衝動を持つ2人のロードムービーであり、ホラーであり、ラブストーリー。

人間は醜かったり、ややこしかったりするが、自然はひたすら美しい。

アメ
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メトロポリス(2001年製作の映画)

3.1

人間の少年とロボットの少女、2人の純粋なラブストーリーとして観るのが正しいのかな、と思う。

世界を破壊するとか、革命とか、その辺はオマケでしかない。

そして、タイトルから示す通り街が主役の物語でも
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ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

4.2

ひたすら暗くて、ひたすら雨が降っている。

登場人物の私的な台詞が印象的。

タル・ベーラ監督の独自のスタイルが確立した作品ということで興味深く観れました。

長回しと、構図のかっこよさは本当にこの時
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プチ・ニコラ パリがくれた幸せ(2022年製作の映画)

3.2

オンライン試写にて。

フランスで愛されている児童書『プチ・ニコラ』を生んだ2人の男の物語であると同時に、ニコラの愉快な日常を描いたアニメーション映画。

日本ではなかなかお目にかかれない水彩画風のア
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

4.1

ロイ・アンダーソンは本当に首尾一貫している。

作風が本当にブレない!!

ワンシーン、ワンカットのショートネタ集。

いつもその絵に見惚れる。

構図のかっこよさ、色彩の美しさ、美術の素晴らしさ。
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

3.9

今まで観た映画の中で最も長い7時間18分!!

ハンガリーの巨匠タル・ベーラ監督の超大作。

7時間18分もある映画なのにカット数はたったの150!

いかに1カットの時間が長いのかわかる数字だ。
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MAMA(2013年製作の映画)

2.9

伊藤潤二の漫画に出てましたよね?っていう幽霊が出てくるホラー。

狼に育てられた狼少女ならぬ、幽霊に育てられた幽霊少女が社会復帰できるのか!?ってお話。

テンポよくどんどんストーリーが展開するのは良
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ファウスト(1994年製作の映画)

3.0

ヤン・シュヴァンクマイエルらしいファウスト。

人形がとにかく可愛い。

悪魔がレロレロ言いながら、呼ばれたり帰されたりするシーンは何度観ても笑える。

バレリーナのシーンはシュール過ぎて笑える。
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謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス(2016年製作の映画)

2.2

謎の画家ヒエロニムス・ボスの三連祭壇画「快楽の園」を美術や宗教など各方面の識者があーだこーだと語るドキュメンタリー映画。

ブリューゲルやダリにも影響を与えた画家だけど、全てが謎に包まれたボス。そのボ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.1

すギョい映画でございますよぉー!!!

この映画の1番すギョいところは、さかなクンの役をのんちゃんにキャスティングひたこと!!

さかなクンの持っているピュアなオーラを纏っている人間は芸能界にのんちゃ
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コンティニュー(2021年製作の映画)

3.1

死んだらその日、目覚めるところから再スタート。

タイムループアクション。

ガンアクション、カーアクション、ソードアクションとなんでもあり!

コメディ要素も満載で、何も考えずに楽しめる内容。

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ヘルボーイ(2004年製作の映画)

3.6

デルトロの好きな要素が詰まりまくってる感じでめっちゃ良い!

半魚人はまんまやし、クトゥルフ的な展開はパシフィックリムっぽい。

とにかく世界観が最高!

異次元から来るタコみたいなやつらが空にウネウ
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子猫をお願い(2001年製作の映画)

3.8

学生時代は仲良しだったが、社会に出るとそれぞれ違う場所で違う景色を見ることになる。

友情には徐々に変化があり、いつか違う形になる。

家庭環境、貧困、学歴などそれぞれに悩みを抱えながら日々をなんとか
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リピーテッド(2014年製作の映画)

2.8

眠るたびに記憶が消えてしまう女性が、記憶障害の原因になった事件を探っていくスリラー。

夫と名乗る男、担当医と名乗る男、親友と名乗る女。

周りの人間誰もが怪しい!

凄く面白い設定だけど、ストーリー
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

社会問題に対する問題提起でありつつ、あまり説教臭くならず、エンターテイメントとして成立させているところが凄い。

演出も演技も素晴らしく、特に主演のキャリー・マリガンは圧巻の演技だった。

全てを説明
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.9

このシリーズって最初の30分くらいはめちゃくちゃ面白いんだけど、どんどん右肩下がりに下がっていく印象。

今作もそんな感じだった。

前作よりも明るい感じで、内容的にも割とわかりやすい感じになっていた
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.6

前作よりもダークな展開で良かった!

ちょっと盛り込みすぎて、バタバタしてる感じはあったけど。

今回は1920年代のパリが舞台ということで、アンティークな世界観がめっちゃツボ。

特に黒い布がパリの
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.1

正直言ってストーリー的には面白くない。

しかし、見どころは満載!

魔法生物が幻想的に描かれていて美しいし、1920年代のニューヨークが舞台なんでファッションや建築が素敵、何より今作ではマグルがメイ
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

こうしてる間にもあの子の記憶が薄れていく。

ぶっ壊れたマリコ。

めんどくさいけどかけがえのない親友。

そんな彼女をどうにかして救い出したかった。

誰かのことを救えたなら自分自身を認めることがで
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

2.1

アニメ制作を舞台にしたスポ根映画。

なんか色々と古臭い感じがしたなー。

リア充がどうとか、一億総オタクとか、視聴率争いとか、円盤の売れ行きとか…

ライバルの天才監督は割と奥行きのあるキャラクター
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シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

3.3

実話をベースにしているフィクション。

たった1人で33年もかけて奇妙な宮殿を作った男の生涯を美しい映像で描き出した。

美しく、純粋な物語ではあるが、イカれた物語でもある。

娘の死の原因は明らかに
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.2

クリエイターの叫びを鬱屈したヘンテコ映画にしましたー!

って感じの映画でしたなぁ。

かなり設定に無理があるから、どことなく笑える要素満載。

でも、クリエイターの気持ちってまぁそうだよな〜ってのが
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.2

原作小説があまりにも素晴らしいので、映画はどうかなー?と心配していたが、かなり出来の良い映画になっていた!

フェミニズム、貧困、差別などを取り込みつつ、1人の女性の生涯を描いた物語で、恋愛映画で青春
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.4

なぜ登るのか?そこに山があるから!

を物語にするとこうなります!

という内容で、

そっかー!だからこんなに寒そうで、しんどそうな登山をするのかー!スゲーなー!!

って思えた。

このアニメを作
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

ジョーダン・ピールはやっぱおもろい!

ホラーでSFなエンターテイメント作品だけど、やっぱりめちゃくちゃ風刺が入っててピリリと辛い部分もあり!

前半の緊迫感のある演出が特に良かった。

あと、AKI
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キャビン・イン・ザ・ウッズ(2012年製作の映画)

3.1

じわじわとした恐怖。

淡々とストーリーは進むが、徐々に広がっていく異常事態。

好みの分かれる作品だと思うが、個人的にはこの手の演出は凄く好き。

何が起きてるのか?何が起きたのか?

かなり想像力
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アルカディア(2017年製作の映画)

3.2

2つの月、闇から伸びるロープ、人々の異常な行動…

何かがおかしい。何かが狂っている。という雰囲気が常に漂っていて、とても面白かった!

映画の冒頭でラブクラフトを引用しているが、まさにクトゥルフ神話
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.1

アイスランドの圧倒的な美しい自然描写が圧巻。

人里離れた山の中で羊を育てながら、自然と暮らす夫婦に訪れた恐ろしい出来事。

この物語は何を表しているのだろう?

素直に考えればキリスト教のメタファー
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.1

愛とは呪いである。

いやー、まさしくおっしゃる通り。愛ほど厄介な呪いはない。

呪いってのは現実世界でも十分効果を発揮するものなんだなー、と改めて感じた。

愛以外にも家族、友情、世間…いくらでも呪
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.0

70年代への愛を感じるボーイミーツガール映画。

70年代の音楽やファッションが素晴らしい。

映像も美しくノスタルジックな雰囲気が終始漂っている。

ストーリーは割とベタな感じであんまり、ピンとこな
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.4

あまりにも純粋なあみ子は、周りにいる人たちを知らず知らずのうちに困惑させてしまう。

“純粋”という言葉は褒め言葉にも聞こえるが、実はそうじゃない。

純粋さはなんの悪気もなく人を傷付ける場合があるか
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.5

ギレルモ・デル・トロの作品はとにかく世界観の素晴らしさがあるが、このピノッキオはアニメーション作品ということもあり、画面に映る全てに徹底的にこだわった世界観があった。

CGアニメではなく、人形を動か
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