Stroszekさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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淵に立つ(2016年製作の映画)

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2016年。町工場を営む利雄のもとを、刑務所から出所した八坂が訪ねてくる。当然のように彼を受け入れる夫に戸惑う妻、章江だったが、娘の蛍にオルガン演奏を教えてくれたこと、プロテスタント信仰の観点から罪を>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

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2017年。元イギリス特殊空挺部隊の傭兵がコンラッド、髑髏島に不時着以降30年以上もそこに暮らすアメリカ兵がマーロウであること、夕陽をバックに飛ぶヘリコプターなどから、小説『闇の奥』と映画『地獄の黙示>>続きを読む

曖昧な未来、黒沢清(2002年製作の映画)

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2002年。映画『アカルイミライ』撮影中の黒沢清の演出を、本人、出演者、プロデューサーへのインタビューから解き明かす。かなり詳細な動きの指示まで出しているのに、演者が難なくそれについていき、追加指示も>>続きを読む

探偵ミタライの事件簿 星籠の海(2016年製作の映画)

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2016年。原作は島田荘司の『星籠の海』(講談社、2013年)。瀬戸内海の興居島に何体もの死体が流れ着く事件が発生。大学で教鞭を取る脳科学者のミタライと、編集者小川が島を訪れ真相の解明に乗り出すと、近>>続きを読む

極道めし(2011年製作の映画)

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2011年。原作は土山しげるの同名漫画。刑務所の204号室に収監された5人の受刑者が、正月のおせち料理を賭けて「これまで食べた中で最も美味しかった料理」のエピソードを披露する。母親(実に5人のうち3人>>続きを読む

葛城事件(2016年製作の映画)

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2016年。大量殺人事件で収監され、死刑判決を受けた次男がいる家族。どのような経緯でそうなったのか。食事のシーンに目を引かれる。朝からピザ、昼はコンビニご飯など、誰一人自炊をしない。「最期の晩餐は何が>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

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2017年。第一次世界大戦中の欧州が舞台。アマゾン族の女性だけが住む島、セミッシラ。女王の娘ダイアナは、強い戦士になることを願い、叔母の将軍アンティオペに訓練を受ける。ある日、異世界からアメリカ人パイ>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

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1980年。ルークたちが初代デス・スターを破壊してから3年。ルークはフォースと一体化して霊体となったオビ=ワンの助言に従い、マスター・ヨーダのもとで修行をすることに。一方ハン・ソロは旧友に騙され囚われ>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

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2005年。クローン大戦勃発から3年後。アナキンがダース・シディアスに唆され暗黒面へと堕ち、銀河帝国が誕生するまで。自分の妻を愛するあまり、ジェダイ聖堂でパダワンたちを皆殺しにするアナキン。ダース・ベ>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

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2002年。銀河共和国の腐敗のため分離派が活動を活発化する中、元老院議員のパドメが暗殺されそうになる。オビ=ワンはパドメ暗殺未遂の捜査に、アナキンは故郷のナブーに身を隠すパドメの警護につくことになる。>>続きを読む

ミュージアム(2016年製作の映画)

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2016年。原作は『ヤングマガジン』で2013年35号から2014年10号まで連載された円亮介による同名漫画。殺人を自らの芸術作品と心得る「カエル男」。彼を追う刑事、沢村の周囲にまで危険が及ぶ。デコラ>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

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2016年。浮気をしている間にバス旅行中の事故で妻を失ってしまう小説家の物語。妻に同行していた女友達の夫とその子供たちの世話を引き受け、生活をともにするうちに、生前分からなかった妻の本心が判明していく>>続きを読む

SCOOP!(2016年製作の映画)

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2016年。ある事件で報道カメラマンとしての路を断たれた都城静が、週刊誌『SCOOP!』の新人記者行川野火の教育を任され、行動をともにすることに。行川が処女かどうかを都城と元妻が賭けるという展開でもう>>続きを読む

ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

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2006年。原作はエルロイの同名小説(初版1987年)。原作にあったリーのメキシコ行きとバッキーがそれを追う過程は映像化されておらず、ホールの階段の段差を利用したシーンへとコンパクトに差し替えられてい>>続きを読む

ゾディアック(2006年製作の映画)

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2007年。原作はロバート・グレイスミスの同名ノンフィクション(1986年)。ゾディアックの正体や人間像というよりも、事件を追う人々の様相に重点を置いている。『サンフランシスコ・クロニクル』の漫画家グ>>続きを読む

最終絶叫計画(2000年製作の映画)

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2000年。原題"Scary Movie"(『ホラー映画』)。『スクリーム』(1996)、『ラストサマー』(1997)、『シックス・センス』(1999)、『マトリックス』(1999)、『ユージュアル・>>続きを読む

カンフー・ジャングル(2014年製作の映画)

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2014年。原題『一個人的武林』。ある武術の一門の強さを証明するために、他流試合で対戦相手を殺してしまい、服役していたハーハウ・モウ。武術の達人が殺害される事件が起こり、ロク警部に自分の釈放を条件に協>>続きを読む

つぐない(2007年製作の映画)

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2007年。原作はイアン・マキューアンの"Atonement"(2001)。すべての発端となった事件が起こる第1部、ダンケルクへと撤退するロビーの視点から語られる第2部、ブライオニーの病院勤務の様子を>>続きを読む

心霊ドクターと消された記憶(2015年製作の映画)

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2015年。豪。原題"Backtrack"(「来た道を後戻りする」)。娘が1年前に事故で死んでから死者の霊が見える不思議な能力を身につけた精神科医。その能力は過去に起こった列車事故と深い関わりがあった>>続きを読む

私の少女(2014年製作の映画)

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2014年。ソウルのエリート警視だったイ・ヨンナムが港町の派出所に所長として派遣される。そこで義父と義理の祖母に虐待されている少女ドヒと出会う。少女をかばい共同生活を送るうちに、暴力的な義父との対立を>>続きを読む

ハン・ゴンジュ 17歳の涙(2013年製作の映画)

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2014年。原題"한공주"。2004年の女子中学生集団暴行事件に基づく。17歳のハン・ゴンジュは、中学生の時に起きた事件のために転校を余儀なくされる。彼女の歌声の魅力に気づいた合唱部の同級生たちと仲良>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

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2015年。題名の意味は「殺し屋」。麻薬カルテルの親玉を捜査するチームに志願させられたFBI捜査官ケイトが直面する、善と悪の明瞭な区別がなくなった世界。法に基づく秩序が支配しない場所では、自分が無力で>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

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2016年。小さな村、谷城(コクソン)で、村人が不審な症状を患ったのち自分の身内を殺害する事件が頻発する。村人の間では山中で暮らす日本人の関わりが囁かれる。三時間と長丁場で、途中までは通常の悪魔祓い物>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

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2016年。末期がんの妻の治療費のために市長の汚れ仕事をなんでも引き受けるドギョン。彼の弱みを握った検事と検察捜査官はドギョンを脅迫し、市長の犯罪追及のために利用する。板ばさみとなったドギュンは…。コ>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

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2016年。原題"Sully"。2009年1月、NYのマンハッタン上空で、航空機が全エンジン完全停止に陥る。機長はとっさの判断でハドソン川に着水させ、乗客と乗員155名を全員無事に生還させ、国民的英雄>>続きを読む

アンダルシア 女神の報復(2011年製作の映画)

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2011年。原作は真保裕一の『アンダルシア』(2011)。アンドラ公国で日本人投資家が自殺するが、彼が警視総監の息子で警察の資金を流用していたことから、捜査は単純な物取りの犯行で進められそうになる。そ>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

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2009年。社会のインフラとなっていた仮想空間OZが、人工知能ラブマシーンに乗っ取られ、長野県上田市に住む大家族と数学が得意な高校生健二が立ち向かう。PCやガラケーでアクセスするOZというのが、スマー>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

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2014年。英独合作。原題"Love, Rosie"。原作はアイルランド人作家セシリア・エイハーンの書簡体小説"Where Rainbowa End"(2004)。ダブリンで生まれ育ったロージーとアレ>>続きを読む

心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

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2015年。幼い頃、何気なく発した言葉により親の離婚を引き起こした順は、それ以来「玉子の妖精」にお喋りを封印され、言葉を発せなくなる。ある日、「地域ふれあい交流会」の委員4人のうち1人に任命され、担任>>続きを読む

ピアノの森(2007年製作の映画)

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2007年。原作は一色まことの『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』(1998-2015)。親の事情で田舎へ引っ越したピアニスト志望の修平が、森の中に放置されたグランドピ>>続きを読む

スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町(2014年製作の映画)

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2013年。原題"There Are Monsters"。大学の課題作品を制作するために取材旅行に出かけた大学生4人が、次々と不気味な兆候に遭遇する。目が大きく口が大きく割れた侵略者の顔が、『マカロニ>>続きを読む

ベテラン(2015年製作の映画)

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2015年。原題"베테랑"。軽妙なノリの社会派刑事物。広域捜査隊のソ・ドチョルは、捜査協力者のトラック運転手が待遇改善を求めて親会社の御曹司の元へ乗り込んだ後、自殺未遂を行ない意識不明となったことをき>>続きを読む

傷だらけのふたり/恋に落ちた男(2014年製作の映画)

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2013年。武骨だが人情に厚い借金取りのテイルが債務者の娘ホジョンに恋をする。なんとか彼女を振り向かせることに成功するが、彼は脳腫瘍を患っていた。最初にあらすじを読んでいたので、「ありがちな純愛ものか>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

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2013年。英題は"Like Father, Like Son."(『父が父なら子も子』)。出生時に取り違えが起こった6歳の男子2人。彼らの父親はそれぞれ、大手ゼネコンのエリート建築家、前橋の小さな電>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

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1990年。原作はニコラス・ピレッジのノンフィクション、"Wiseguy"(1986)。NYでギャングとして成り上がり、最終的には司法取引で証人保護プログラム下に入ったヘンリー・ヒルの1955年から1>>続きを読む

重力ピエロ(2009年製作の映画)

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2009年。原作は伊坂幸太郎の同名小説(2003年)。舞台は仙台。連続放火事件の犯人探しに奔走する兄弟の話に、彼らの父母の馴れ初めとその後の複雑な家族史が挿入される。放火現場には必ずグラフィティが残さ>>続きを読む