あきたそさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.3

結構なホラーでそっち系が苦手な私はだいぶしんどかった。謎解きが面白ければそれも帳消しになったのかもしれないがそれほどでもなく。ケネス・ブラナーの元に再集結したジェイミー・ドーナンとジュード・ヒル父子(>>続きを読む

シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

3.8

イ・チャンドン レトロスペクティヴ4Kにて、未見のこちらをチョイス。未亡人になり夫の故郷(密陽)に戻ってきたシネだったが、新しい生活を始めた彼女に容赦なく訪れる不幸オンパレード。神に救われて犯罪者を赦>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

香川から千葉へ薬売りに来ていた行商人達が朝鮮人に間違われて日本人に殺害された事件。関東大震災直後の異常な状況下で噂話を皆が信じ、自警団の暴走を誰も止める事ができずに最悪の結末を迎える。友好の印として朝>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.3

4鑑賞前の復習。ジョンが全世界から標的になりとにかく休む暇なく襲われアクションのオンパレード。それまで聖域とされてきたコンチネンタル内で繰り広げられる死闘。あれ何回ガラスに叩きつけられたんだろう...>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.1

4鑑賞前の復習。一度裏社会に足を突っ込んだ人あるある、足洗いたのに絶対に洗えないやつ。コンチネンタルホテルでは血を流してはいけないと言うルールで数秒前まで殺し合いしてた相手と数秒後にバーカウンターでし>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.3

4鑑賞前に復習。3まで見た後だとこの頃はまだジョンが負ける気配全くしないので安心して見ていられる。激しくB級作品になりそうな設定をこれだけカッコよくしちゃうキアヌはやっぱり凄い。やっぱラブよりアクショ>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.9

深海パートほんとにダルいしストーリーガバガバだけどいいのです、ただステイサ厶 vs MEGの戦いを見られれば。サメだけではネタ切れなのか地上の生物も出てきててんやわんや。やっぱリア充が食われるのスカッ>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

もうなんのこっちゃさっぱり分からないけどウェス・アンダーソンの作品はこの世界観を楽しむものだと思ってるので良し。次々出てくる主役級の俳優さん達にワクワクが止まらない。トム・ハンクスで極まった感あるけど>>続きを読む

夜の来訪者(2015年製作の映画)

4.1

自らを警部と名乗る男の訪問により金持ち家族がどん底に落ちる話。登場人物の秘密が次々と暴露されて行きどんどん引き込まれる。イギリスの階級社会がテーマになっているが現代の格差社会にも通じる話。BBC制作な>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.8

サンタの格好をしたおじさんかと思ったら本物のサンタなのかーい。ホームアローンをベースに名作のオマージュを入れつつ(ファーゴ笑った)、タイトル通りちゃんと血みどろ展開。総じて言うならB級バイオレンスファ>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.0

見た後考えがまとまらなくて他の方のレビューやYouTuberの動画を見てみた。本当に色々な解釈があり、男女でもだいぶ捉え方が違って面白いなと。今までのグレタ・ガーウィグ監督は女性が自分らしく生きること>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.8

北欧神話やヴァイキングの話はよく分からないけど、思わぬ裏切りなんかもあり主人公の復讐の物語として面白かった。その人そんな使い方するー?ってくらい豪華キャストでそちらも楽しい。ライトハウスのロバート・エ>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.1

うっかり未見になっていた作品。ル・マン=24時間走るくらいの知識しかないし、登場人物のことも全然知らなかったけど、主人公2人が目標に向かって共闘する様や、レースの臨場感など見応えたっぷりだった。これは>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

前作から連チャンで鑑賞。悪役が強すぎて「あれ、もしかして主人公やられちゃうんじゃない?」って話が大好物なので、上林と言う絶対悪がもうやりたい放題で最高(最悪)。彼の生い立ちがちょこちょこ描かれていたが>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.3

加護ちゃんの炎上でそういや孤狼の血見てなかったなと鑑賞(どんな動機)。結果、今まで見てなかったことを悔やむくらい大好きなやつだった。刑事であるにも関わらず暴力団に肩入れしているように見えた大上の胸の内>>続きを読む

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

4.0

泣ける映画と聞いて。途中でオチは読めてしまったけどそれでも最後泣いた。前半のあのわちゃわちゃが全部繋がってたんだなぁ。「聞かれなかったから答えなかった」なるほどね。ジャケが酷いけどハートウォーミングな>>続きを読む

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.9

アメリカ大統領の息子アレックスとイギリス王子ヘンリーのラブロマンス。もうどんなカップルがいてもおかしくない世の中になってきているとは思うけど、本当にあったらお互いの立場的に貫くのは大変だろうなと思う。>>続きを読む

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.9

ゲイの男の子とBL好きの女の子が付き合う話。案の定、恋愛関係としては上手くいかないんだけど男女関係を通り越した愛情と言うか、人間愛みたいに変わって行くのは良かった。ただリアル目線で見ると付き合った後に>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.3

1回目はスケールに圧倒されて話はよく分からず終わった感じで2回見てしっくりくる部分は多い。と言っても前後編のPART1で肝心な部分は全く明かされないので今回はシンプルにアクション楽しむだけで全然OKな>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

5.0

何度も見ている大好きな作品。一度見て理解するのはほぼ不可能だと思うので、相関図、時系列、ウィッチクラフト作戦の詳細を頭に入れて見ると二回目以降格段に面白くなる。表向きはMI6内に潜むKGBの二重スパイ>>続きを読む

裸足になって(2022年製作の映画)

4.2

道端で男に襲われてバレリーナになる夢を奪われたフーリア。精神的なショックで話すことも出来なくなる。恥ずかしながら名前くらいしか知らないアルジェリア。かなり治安が悪く犯罪者は野放し状態、街中で違法行為が>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

評判があんまりだったので劇場には見に行かず、アマプラにて鑑賞。
自分が小さい頃見てた感じ、何となく思い出したし懐かしくなった。昭和のチープさとか台詞回しとかそのまんまで慣れるのに時間がかかる(知らない
>>続きを読む

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

4.2

一夜限りの関係として出会った二人が深く通じ合うお話。ラッセルは周囲にゲイである事をカムアウトしているものの、これまで悩みや葛藤を話せる相手はいなかった。自分に正直で自然体で生きるグレンと会話していく中>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

宮崎駿の頭ん中はすごいことになってんだなと改めて感じた。物語に対する自分の解釈が正しいのか不明だけどこのタイトルからするとそれぞれの受け取り方で良いんだよってことなのかなと。複雑な話ながらそこはジブリ>>続きを読む

サントメール ある被告(2022年製作の映画)

3.9

娘を海に置き去りにして死なせてしまった母親。彼女自身その事実は認めているものの、どうしてそうなったか分からないので教えて欲しいと言う。両親との関係、外国人であり有色人種であるが故に受ける差別、子供の父>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.2

本人達は小さい頃から一緒でそれが当たり前なのに「付き合ってるの?」とからかわれたことで意識してしまいその関係が崩れて行く。これって誰にでも起こりうる話でジェンダー云々で見る作品ではないと思う。二人の間>>続きを読む

K.G.F:CHAPTER 1(2018年製作の映画)

3.7

自分の理解力のなさなのかストーリーが全然意味分からなかった。さらに同じような顔が多すぎて混乱。インド映画の良い所ってとにかく頭使わず楽しめるわかり易さだと思うんだよな。クライマックスは面白かったけどそ>>続きを読む

ニモーナ(2023年製作の映画)

4.0

ニモーナは特殊能力を持っていて本当は凄い子なのに皆はそれをモンスターと言う。本人は自分らしくただ普通にしているだけなのに周りはそれを異端とみなす。今の世の中の差別や分断をニモーナと言う女の子を通して上>>続きを読む

未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)

4.0

暴力を振るって来る人に暴力で仕返しをしてはいけないと息子達に教える父親としての主人公。一方で医者として子供や妊婦を傷つけている極悪人でも救わなければいけないと言う現実に理不尽さを感じている。報復なんて>>続きを読む

小説家の映画(2022年製作の映画)

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面白いんだかそうでもないのか分からない。何か起こりそうなのに何も起こらない。我が道を行くホン・サンス監督作品だった。キム・ミニの愛くるしい表情やしぐさを撮れるのはやっぱり二人の関係性から来るところなん>>続きを読む

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.3

まず当たった宝くじ19万ドルかーいのツッコミから始まり、アル中主人公のダメっぷりを延々と。人の恩を散々無下にしてきた彼女が最後の最後でそれに気づいて改心する話。主人公にイライラさせられるのはアンドレア>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.0

1~4がっつり予習して行ったので、お約束や過去作とのリンクが分かって楽しかった。冒頭のシーンは007×M:Iのようで掴みはOK。ただその後のメインストーリーがあまり刺さらず。特にヘレナのキャラが全然魅>>続きを読む

戦争と女の顔(2019年製作の映画)

3.8

戦場で戦う男性達、彼らの帰りを待つ女性達の話は今までも描かれて来たが、女性の帰還兵の話は見たことがない。イーヤとマーシャ2人ともPTSDを抱えていて、心に空いた穴を子供を産むことや育てることで必死に埋>>続きを読む

三姉妹(2020年製作の映画)

3.7

支配的な父親の元で育った三姉妹は心の底にトラウマを抱えていて自分の家庭にも影響が出ている。特に長女は常に自分の気持ちを押し殺して自己犠牲を選ぶクセがついていて見ていて辛い。そんな親なら捨てちゃえば?っ>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.6

XファイルのBGMが聞こえて来そうな展開に賛否両論あるのは納得。過去作絡めてきて直近で1~3見ていたので楽しめた。今回はアリがとんでもないことになるので嫌いな方は閲覧注意です。ケイト様この役何で受けた>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

前作を余裕で超えてくる映像の連続。5年でここまで進化しているのに度肝抜かれる。何人ものクリエイターの様々なアイディアが結集して出来た作品と言う感じ。前作は新米スパイダーマンマイルスのデビュー戦と言う所>>続きを読む