アニローズさんの映画レビュー・感想・評価

アニローズ

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観察者(2021年製作の映画)

3.6

注目の女優・シドニースウィニーの主演作。

ヒッチコックの「裏窓」的作品を期待したが、中盤までは単なるエロティックな作品で、最後にサスペンス要素を取り入れてまとめてきた印象。

人間関係や社会構成はい
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.7

シドニー・スウィニーとグレン・パウエルの魅力だけで引っ張るラブコメディ。
メチャクチャ面白い訳でもないが、絶望的に退屈する話でもないので、時間があれば観てもよいかと思う。悪い気にはならない作品。

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.5

「タイタニック」や「セカチュー」などの過去の恋愛を回想する作品はかなり好きです。
本作はそんな私の好みにドンピシャでした。

ゲーム制作会社社長を解任されたジミーは久々に帰宅した実家で雪国の絵葉書に触
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タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)

4.4

世界を股にかけてスパイアクションが展開されるボリウッド版ミッション・インポッシブル。
「WAR ウォー!!」や「パターン」などと共に「YRFスパイ・ユニバース」なるシリーズが確立されていて、本作はその
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マイ・ハート・パピー(2023年製作の映画)

3.9

彼女との結婚が決まった際、犬アレルギーを打ち明けられた主人公が、自身の愛犬の里親を探物語。

韓流×犬×ロードムービーという私の好きな要素が満載でもちろん面白い作品だが、ストーリーでの驚きや感動は弱い
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

京都の老舗旅館に起こる2分間ループ作品。

出てきたモノや話題はすべて伏線でしっかり回収されます。90分前後で間延びもないが、若干インパクトには欠ける。

羅生門(1950年製作の映画)

3.5

約30年ぶりの鑑賞。
人間のエゴや見栄への不信と、それでも人間への希望を抱きたい者達の姿を描く。

昔の邦画は台詞が聞き取りづらいうえ、本作は大雨も絡むからね…字幕でみました。

ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

3.9

豪華俳優陣によるクライムサスペンス。
テンポよく90分でまとめたうえ、内容も濃い。
2001年の作品とは思えない映像技術が光る。

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

2.9

大怪獣と人間、地底人たちによるご都合主義全開映画。
怪獣バトルロイヤル系は配信で見るばかりだが、たまには劇場鑑賞してその魅力に触れてみようと意気込んで着席したが、中盤頃には「早く終わってくれー」と思い
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

4.6

ロシアによるウクライナ侵攻後、要衝の港湾都市・マウリポリに残ったAP通信記者による20日間の記録映像。

当地の惨状が生々しく記録され、何もできない自分に無力感だけが残りますが、ウクライナ軍人や医師が
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.9

必殺技「アイアンクロー」で有名なプロレス一家=フォン・エリック家。その一家を襲った数奇で波乱に満ちた人生を描く。

プロレスシーンの描き方が秀逸で、人生模様よりもそちらの方に目が行った。ボクシングや総
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変な家(2024年製作の映画)

3.2

客層が若いことは予想していたが、ここまで若いとは。小中学生の集団が押し寄せていて、上映中も会話があちこちから聞こえてくる始末。

肝心の作品は…編集が明らかに下手ですね。片渕家に乗り込んで以降は不自然
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異人たち(2023年製作の映画)

3.3

山田太一の原作「異人たちとの夏」も、大林監督の同名映画も未鑑賞。
本作の宣伝でペット・ショップ・ボーイズのフェイバリットソング「Always On My Mind」がメインソングのように掛かってて、何
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.7

イランで実際に起こった連続殺人事件に基づく作品。女性蔑視や狂信的行為などが描かれ若干不快なうえ、ミステリーやサスペンス要素が弱くて作品自体に魅力を感じず。
主人公のジャーナリストも一線を越えています…
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

第96回アカデミー賞7部門受賞作にして、敬愛するクリストファー・ノーラン監督最新作。

正義と悪、決定権と責任、戦争の悲しみなどが、原子爆弾開発を指揮したオッペンハイマーの半生を通して描かれる大作。集
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

4.4

実力派俳優と人気若手女優を配し、流行りのミュージシャンが主題歌を担当して、ヒロインが亡くなる…という東宝が20年ほど前にヒット作を連発した時代の作品を観るようだった。
これが懐かしさもあり、メチャクチ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.3

流行りの先行上映にて鑑賞。

韓国語の「イニョン」とは「袖触れ合うも他生の縁」のような意味。このキーワードを元に展開される幼馴染の男女の物語。

若い頃に観たら共感や感動が無い作品だったろうが、歳を重
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

先行上映にて。

中盤の香料採掘機撃破や最後の奇襲作戦など、音楽と映像が融合した戦闘シーンは脳裏に焼き付く迫力。これだけでも劇場鑑賞を薦めたい。
また、新たな登場人物のキャスティングも秀逸。フローレン
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.9

「キングスマン」のマシュー・ヴォーン監督による新たなスタイリッシュスパイアクション。

同監督は音楽の使い方が本当にうまい。本作でも選曲とタイミングが絶妙。エンディングもノリノリな曲で最後まで楽しめた
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.2

本作のメインコピー「本格ミステリー・サスペンス」は明らかに誤りです。本格的と謳えるミステリーやサスペンスの要素は皆無で、新たなマーベルの一面を期待する方は騙されます。この表現にOKを出した責任者は宣伝>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

夫婦と一人息子が住む人里離れた雪山の山荘で転落死した父親が発見される。視覚障害のある息子は愛犬と散歩に出ており、家には母親(妻)しかいないという状況で、検察は妻に疑いをかけ起訴する。果たして父親は自殺>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.9

FIFAランキング世界最下位・アメリカ領サモアのサッカー代表監督に就任したトーマス・ロンゲンが奇跡の1ゴールと初勝利を目指す実話に基づく作品。

人はどこでも幸せになれるし、いつでも巻き返せることを描
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.2

ガイ・リッチー最新作。
20年に及ぶ米軍のアフガニスタン駐留時、アメリカへのビザ発行を期待した若者達は米軍への通訳に協力するが、米国が撤退した今、異教徒扱いされ苦境に立たされる者達がいる現実を描く。
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

原作未読。
パニック障害やPMSに悩む男女が様々な交流や周囲の支えを通して前向きに生きていく姿を描く。 

原作内容を無理矢理詰め込んだと思われる要素が多々あり気になった。
ロンドンに転勤した山添の恋
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

私の映画史において「タイタニック」に次ぐ好きな恋愛映画。

列車の中で偶然出会った2人が急速に惹かれ合い、一緒に降りたウィーンの街で日の出までを共に過ごす会話劇作品。

配信で何度も観たが、今回は初め
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.5

"韓国年間最長No.1記録を樹立、映画賞で25冠の最多受賞!"
突然現れた本作の大型広告に魅了され、最近まで存在すら知らなかったが鑑賞。前から話題だった?

韓国史における謎の事件を題材に、宮廷の盲目
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

"綺麗なモノしかあかんかったら、この街ごと全滅や"

最下位になると不恰好な刺青を彫られるカラオケ大会を乗り越えるべく、ヤクザの若頭代理が美声を持つ中学生に歌の指導を依頼するストーリー。

既視感のな
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.0

2002年10月、若手営業だった私は北朝鮮拉致被害者の帰国中継を訪問先の広告会社のテレビで見ていた。母国の地を踏み、家族と抱き合う感動的なシーンをみて、当時中継を見ていた人間のほとんどは拉致問題解決や>>続きを読む

湯道(2023年製作の映画)

3.8

単純な全編コメディ作品を予想していたが、幸福論やアイデンティティ、事業承継問題などで話に広がりをもたせつつ、最後は「湯(you)are my sunshine」を皆で歌いながら終了する湯上がりのように>>続きを読む

ブルーバック あの海を見ていた(2022年製作の映画)

4.5

海洋生物学者のアビーは母親が倒れたとの連絡を受け、故郷のオーストラリアに帰国する。喋ることができなくなった母を世話するアビーは、母と過ごした少女時代に思いを馳せる。
ロバーズヘッドという入り江に潜り、
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

第72回ベルリン国際映画祭グランプリ受賞、第95回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作。

複雑な家庭環境で育ち、周囲とのコミュニケーションが苦手で引っ込み思案のコットが夏の間に預けられた親戚夫妻と
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.8

42歳独身でコミュ障の陽子が父の葬儀に向かうためのヒッチハイクを通して遅ればせながらの成長を遂げるロードムービー。

コミュ障という設定のため陽子(菊池凛子)の台詞がとにかく少ない。ついでにBGMもほ
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

4.0

主人公達が世界の都市を股にかけて活躍するNetflixオリジナルのアクション映画が大好きです。最近では「6アンダーグラウンド」「グレイマン」「ハート・オブ・ストーン」などは超好み。

本作「リスト」も
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

好みの作風でないのに、賞レースの中心や話題作だからと鑑賞して後悔するのは映画あるあるか。私はエログロが苦手だし、奇妙な動きや表情をするキャラも敬遠気味。だから「ミッドサマー」や「チャーリーとチョコレー>>続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.6

10年ほど前まで、東野圭吾は新作を必ず発売日に購入する最も好きな作家だった。だがある時、彼の作風に「飽き」と「慣れ」の間のような感覚を抱き、突然読むのをやめてしまった。今でも平積みになった彼の作品を書>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

1972年、ウルグアイ。
ラグビーチームを乗せてチリ・サンティアゴに向けて飛び立った航空機がアンデス山脈に墜落。
生存者の29名は想像を絶する過酷な環境の中でサバイバルのために究極の決断を迫られる…。
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