anponさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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不夜城 SLEEPLESS TOWN(1998年製作の映画)

2.5

日台ハーフである主人公の旧パートナーが歌舞伎町に戻ってきたことによる、台湾・上海・北京グループの抗争。
原作を読み終わったので鑑賞。
映画だと勢力図が少しシンプルになってるはずなのに一層分かりにくい。
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.5

第二次世界大戦中、仏領モロッコ カサブランカでの出国騒動。
製作は混迷を極めたのに何故か名作になっちゃった映画の代表格ですね。
コテコテプロパガンダも気にならない良い設定。
メイン3人の三角関係も良い
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ビッグ・アメリカン(1976年製作の映画)

3.5

バッファロー・ビル率いるワイルド・ウェスト・ショーがネイティブアメリカンのシッティング・ブルを出演させた頃のお話。
始まりから胡散臭くてブラックユーモア炸裂。
見た目は立派なバッファロー・ビル(ポール
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ターミネーター(1984年製作の映画)

4.0

デデンデンデデンの1作目。
ちっちゃい頃「怖いシュワちゃんやだ〜‪(´;ω;`)‬」と敬遠していたらこんな歳になってしまった。
今観ると「よく頑張りましたね〜」と言いたくなる微笑ましさがある映像だけど
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.5

大学進学のため東部に旅立つ前夜の色々な出来事。
ルーカス監督作はスター・ウォーズしか知らないのもあれかなと思い鑑賞。
選曲センスが抜群なのと、車を通じたコミュニケーションが新鮮。
一見パッとしない見た
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母という名の女(2017年製作の映画)

3.5

娘が若気の至りで妊娠、出産したらマッマ乱入して大暴走!
要約したらまさにタイトルの通り。
メキシコの美しい自然とは逆に人間たちの醜いこと。
演出は地味めだけど、内なる狂気のおかげか飽きずに観れた。

ミニヴァー夫人(1942年製作の映画)

3.5

第二次世界大戦のイギリス中産階級のお話。
この時代なのでアカデミー賞ももろプロパガンダ。
威風堂々をバックに軍用機が飛んでいくラストなんてもろに英国万歳〜!
ミニヴァー夫人役のグリア・ガースンと、その
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わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

4.5

ウェールズの炭鉱の町に住むモーガン家の物語。
歌に溢れていて、ある意味ジョン・フォード流ミュージカルとも言えるかも。
季節、気候、自然の表現がいちいち素晴らしすぎて唸った。
このタイトルのわりにモノク
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レベッカ(1940年製作の映画)

3.5

玉の輿になったヒロインが、夫の前妻(故人)に怯える。
もうちょっとやりようがあるよなぁという展開ではあるんだけど、圧倒的な映像美と後半の怒涛の見せ方はさすが。
画面に一度たりとも出てこない人が一番存在
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.0

南北戦争前後、地元愛がぱねぇ南部女の半生。
これ何度観てもスカーレット(生命力S、性格E)がどうしても好きになれなくて、メラニー・アシュレー組を応援しちゃうんだよなぁ…。
パリピはっょぃから何とかなる
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.5

外界から遮断された一家のお話。
犬はコントロールできるから良くて、猫はできないからダメなんでしょうね。
その犬を呼んでも反応しないわけですが…皮肉。

アカデミー作品賞観ていこうプロジェクトをこなして
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我が家の楽園(1938年製作の映画)

3.5

副社長(嫌〜な上流階級一族の御曹司)と秘書(変人一家の娘)が結婚のための顔合わせに大失敗し…。
キャプラらしい人情味溢れるスクリューボールコメディ。
いくら何でもやり過ぎ感はあるが(火薬量半端ないって
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ゾラの生涯(1937年製作の映画)

3.5

ドレフュス事件を中心にした、作家エミール・ゾラの生涯。
ペンを武器に腐った仏陸軍と闘う。
反骨精神アリアリなポール・ムニを見てると、マーロン・ブランドが尊敬したのもよく分かるなぁ。
ゾラが完璧マンじゃ
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

3.5

学校の音楽コンテストに出場する生徒たちのあれこれ。
はーっ、甘酸っぱい!甘酸っぱいのう!
多民族国家ならではの描写が多く興味深かった。
体育館?の電気が点灯し物語は始まり、消灯して終わる、粋ですね。
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巨星ジーグフェルド(1936年製作の映画)

3.5

ブロードウェイの興行主、フローレンツ・ジーグフェルド・ジュニアの栄光と挫折。
タイトルだけ一見するとSF映画っぽい(笑)
この頃になると映画におけるミュージカルもだいぶ洗練されてきていて豪華絢爛。
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ひかりのまち(1999年製作の映画)

4.0

姉妹たちを中心にした数日間の出来事。
欠点もある登場人物が、大小様々な悩みに向き合いつつ、ベストかは分からないけどささやかな幸せに行き着く過程が心地良い。
今観ると、出会い系もマッチングアプリとして市
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ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

3.0

死期が近づいたブンミおじさんが家族たちと森に行く…えーと、あらすじまとめるとこうなるのかな?
いや、これ文字で表現不可能です(笑)
点は低めにしてるんだけど、これはひとえにタイについての勉強不足。
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戦艦バウンティ号の叛乱(1935年製作の映画)

3.0

タヒチから苗木を輸送する任務に就いたバウンティ号で、上司のパワハラに耐えかねた部下が叛乱を起こす。
コンプライアンス〜!
ベースとなった事件自体が凄いので、ネタかな?と思った展開もそこそこ史実に忠実っ
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カヴァルケード(1933年製作の映画)

3.5

1899年の大晦日から1932年の大晦日にかけて、英国上流階級の一家を描く。
ボーア戦争から始まり、大きな出来事が早いテンポで進むので、20世紀初頭の勉強にはなる。
多重露光の多用が印象的。
主要人物
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グランド・ホテル(1932年製作の映画)

4.0

ベルリンの一流ホテル、グランド・ホテルを舞台にしたオールスター群像劇。
ヤンデレ、犯罪者、かまってちゃん、スケベとキャラが立っているので、群像劇入門にいいかも。
チャイコの舟歌をバックに靴を脱ぐガルボ
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シマロン(1931年製作の映画)

3.5

オクラホマ入植から40年に亘る歴史を新聞の編集長夫妻を通じて描く。
これはアカデミー賞が好きそうな題材ですねぇ。
オープニングのランドラッシュの大スペクタクル、無法者ヒャッハー期の西部劇、法廷劇、家族
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ホット・ショット(1991年製作の映画)

3.5

父親コンプレックスで命令効かないけど優秀なパイロットの活躍(?)
主に『トップガン』のパロディ。
他にも色々あるよ。
主演がチャーリー・シーンってところがややトム・クルーズの顔立ちと被っててじわる。
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西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

4.0

第一次世界大戦に志願した若きドイツ兵たちの悲運。
1兵士目線だと西部戦線異常あり。
兵たちが行き交う喧騒から生徒を煽り戦争へと駆り立てる教師の演説に切り替わる冒頭、印象的なラストのセンスの良さ。
呪い
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ブロードウェイ・メロディー(1929年製作の映画)

3.0

ブロードウェイでの成功を夢見る姉妹のミュージカルで、第2回アカデミー賞に輝いた作品。
第1回がサイレントの『つばさ』で、第2回がトーキーの本作だから、面白い時期にアカデミー賞って始まったんだなとしみじ
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つばさ(1927年製作の映画)

3.5

第一次世界大戦中のアメリカ空軍の若者二人の活躍。
ふと思い立って、アカデミー作品賞受賞作を古いものから順に観て行こうプロジェクト開始。
アカデミー賞ってあまり興味持てないんだけど勉強になるかなと思いま
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ハウスメイド(2010年製作の映画)

3.0

住み込みの家政婦がご主人とデキてからのドロドロ異色昼ドラ風(?)映画。
登場人物が子供を除いてイカれてるクズしかいないため、展開が読めるようで斜め上をいく。
何がしたいのかよく分からなすぎて、逆に印象
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イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

3.0

郵便配達員とチリの高名な詩人の交流。
逆『ニュー・シネマ・パラダイス』とも言える良作。
…なんだけど、童貞みの強い言動やポエミーなラブロマンスについて行けるかが分かれ道。
そして私は脱落した_:(´ཀ
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荒野の決闘(1946年製作の映画)

3.5

ワイアット・アープのあれ。
『OK牧場の決斗』を観たらこちらも観返したくなったので再見。
地味めの名作なので、個人的にはフォードなら『駅馬車』みたいな派手なやつの方が好き。
でも街の作り方が素晴らしい
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OK牧場の決斗(1957年製作の映画)

3.5

有名なワイアット・アープものの一つ。
同じ題材だと『荒野の決闘』くらいしか観たことないけど、ドク・ホリデイは荒野〜よりも本作のが好み。
カーク・ダグラス追悼の気持ちで観たのでその意味では当たりだった。
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.0

アカンやつを追うべくFBI訓練生と別のアカンやつが奇妙な協力をするアレ。
たぶんもっと早く観るべきだった。
時間が経てば経つほど映画のぶっとびキャラが進化しちゃったからかあまり新鮮さを感じなかった。
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BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

4.0

エイズ・アクティビストの団体アクトアップのメンバーたちの刹那的な輝き。
アクトアップの活動も、セックスも、あたかもクラブ(ディスコ的な意味の方のね)のように描かれる。
それがすごくエネルギッシュに見え
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.5

ポジティブクソビッチのループもの。
ヒロインが万死に値するクズだけどガッツがあってめちゃくちゃ応援してしまった。
「だいじょうぶだ ドラゴンボールで生きかえれる」とキチ発言した某氏を連想させる精神力よ
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マンハッタンの二人の男(1958年製作の映画)

4.0

フランスの国連代表の失踪を良識派の記者とゲスいカメラマンが追うフレンチノワール。
と書くと壮大な話にもできそうなものだが、やや地味でコンパクトな仕上がり。
逆に一筋縄ではいかないバディものとして楽しめ
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パラダイス・キス(2011年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

進学校の女子高生と天才肌のデザイナーの恋。
元りぼんっ子かつ矢沢あい世代(ドンピシャなのは天ない)なので観たものの…。
ミスキャストだらけなのとラストの改変はいただけなさすぎる。
原作との比較は野暮だ
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エド・ウッド(1994年製作の映画)

3.5

エド・ウッドの『グレンとグレンダ』から『プラン9・フロム・アウタースペース』までの半生。
エド・ウッドの映画が珍妙なのであって、人生がドラマティックなわけではないので、少し盛り上がりには欠けたかな。
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ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)

3.5

映画監督が新作のプロットを確認するのと、その映画における麻薬の運び屋の運命を同時並行で描くメタフィクション。
緊縛好きホイホイのトラップは笑うしかない。
そんなに好きかいトランティニャン!
ロブ=グリ
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