シェパード大槻さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

花様年華(2000年製作の映画)

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恋する惑星ほどは刺さらなかった大人の考えることなんてわからないから。でもやっぱり伏線回収され切らないナチュラルさはこの映画にもあって、良いと思った。また間の使い方が、現代の人には考えもつかないほどゆっ>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

5.0

憧れの人が、目を伏せたあとまた目を合わせてくる時の速度と首の角度のような、このフィルムにはそういう美しさと必然性があったと思う。どういうことかっちゅーと、感覚的だけど美しさという基準に於いて正しく、甘>>続きを読む

スワロウテイル(1996年製作の映画)

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自分生命力なさすぎるなって思う。
チャラに歌え!って言った男は、商才がないようで呆気なく死んじゃうけど本当は審美眼があったっていう誰も気づいてない物語。どんなことでも、見方を変えれば見えない影響が働い
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

5.0

まさにこれまさにこれです。これ以外は全部違います。1秒前と今だけが、よく、それがずっと続くこと。水みたいに血液的な映像。私の孤独をこの人が癒せる。マリアさまに会える必ずきっとマリアさまに、っていう自分>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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×映像も別に美しくない。安倍暗殺と統一教会のニュースが取り沙汰される今にタイムリーではあった。家族主義の嫌いなところは他人との距離が近いこと(だから血と骨も嫌い)。合理的なのかもしれないが常識の力が強>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

5.0

こんなチープっぽい恋愛映画3回も見ちゃった。登場人物みんな、本当の人で本当の気持ちを持っているように見える。不思議。死ね殺すぞみたいな会話小学生でもしないのに、〇〇かしら?なんて口調の女の子いないのに>>続きを読む