ashbanさんの映画レビュー・感想・評価

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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.5

古い作品なので当然かもしれないが、映像のガサついた感じが怖い。
邦題の毒々しさはない。
殺人鬼視点。
むしろ哀しい。

キャロル(2015年製作の映画)

3.9

ようやくの鑑賞。
ひとの感情をいちいち説明しないところがいい。ラストも。
がさついた色調と割り切れない何か(はっきりすればいいってもんじゃない)がとてもよく合っている。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.2

公開当時とても人気があったので期待してみたのだが…。
どこかで見たような話の継ぎ合わせに感じてしまう。
こういう内容に新味を感じない年齢になってしまったのだろうか。

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.3

漫画はずいぶん前に読んだ。
違和感ないくらいにはアニメ的によくできているような気もする。
いちばんよかったのはどこかのボス。

ミラーズ(2008年製作の映画)

3.6

全く知らない作品だったけれど、ホラーとしてかなりの怖さだったしおもしろい。
結局あれは何だったのかという疑問は残るがどうでもよくなる。
そしてラストがいちばん怖い。
評価低すぎ。

天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.5

ジャックタチ風かと思ったら違った。
もっとチクチクする感じ。
でもひとつひとつのエピソードについて頭をひねる必要はないのかなと思う。
鉢植えの木が庭で育っていたからね。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

何度も観ているのに記録忘れ。
異常って何なんだろうと考える。
正義って何なんだろうと考える。

白い刻印 アフリクション(1998年製作の映画)

3.6

どんなに「こうなっていこう」と思っていても、ほんの少しの何かで変わっていってしまう。
人生の全てが育ちに由来するとは思わないが、修正の方法に影響することはあると思う。
ザラザラとした"読後感"が案外好
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ギリシャに消えた嘘(2014年製作の映画)

3.6

全く知らない状態で観はじめた。
小さな緊張感が続いて、想像を半歩ほど先に行かれたりしてちょっとした満足感。

チェンジリング(1979年製作の映画)

3.8

古き良き時代のホラー。
怖いだけでなくお涙でもなく筋が通ったおもしろさがあり最後まで緊張する。
この頃の作品は丁寧に考えられているなとつくづく思う。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

邦画でまったく飽きずに観ることができたのは久しぶり。
単純な筋書きなのに、テンポがよいのか台詞に嫌味がないからなのか妙に心地よい。
配役もいい。

THE ICEMAN 氷の処刑人(2012年製作の映画)

3.6

犯罪者側からの視点というのは、どういうわけか応援してしまいたくなる気がして複雑。
今作も、主人公の冷徹だけではない何かに縋るような闇深い雰囲気に揺さぶられる。
見応えあり。
マイケル・シャノンという俳
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BUG/バグ(2007年製作の映画)

-

え…なんですかこの作品…
点数がつけられない。
どこまでが現実なのか?
とんでもないものを観てしまった。
初めての怖さ。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

淡々とした時間の経過がかえって見応えに通じている。
感じたものが複雑過ぎて文字にできない。
劇場で観ることができてよかった。
それだけは言える。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.2

ようやく鑑賞。
怖い"感じ"の詰め合わせ。
早送りしたくなる衝動を抑えて最後まで観てみたが得るものはなかった。
あのお父さんがただただ気の毒だったお話。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.5

なるほどなるほど。
思っていたのとちょっと違って楽しめた。
しかし残ってしまうんだな…
「おまえその能力どうしたっ!?」
が。
(ポスターが一番怖い)

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

あの、不透明から透明に変わるトイレのこうにパッと緑の木々が現れるシーンなどとても好きなのだけど…
飲み屋のママと元夫の配役で現実に戻されて辛い。無名の俳優さんだったらもっと入り込めただろうな。
そんな
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.9

主人公と先生のやりとりもいいけど、でも何と言ってもやはり友人でしょ。
あの友人の押しのひと言が一番重い。あのシーンで先生たち霞んじゃったごめんなさい。
いい作品。
自分を動かすことができたら儲けもんだ
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ロスト・リバー(2014年製作の映画)

3.3

哀しさで逃げ出したくなるけれど、気になって最後まで観てしまった。
人間、何かに執着し続けるとろくなことないというところだろうか。
最後に「え、それ?」とツッコミたくなる以外は案外嫌ではない。謎のままの
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

3.3

何を言わんとするかぼんやりわかる気がするのだけれど、とにかく説明不足。
いや、説明などいらないと言い切りたいけれどどこか魅力的なのでもう少し理解したいのだよ。
与えられるな、待つな、自ら歩け??
それ
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.8

好きだな、不協和音が最後にいきなりひとつにつながる感じ。
バラバラな要素があのロープのように丹念によられていっていたんだな。
重厚なまでの不穏は役者の力によるところが大きそう。

ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.6

戦争の影響がそこここに残る時代を本を通して縫い合わせたという印象。
勝手にファンタジー要素を想像していたが全く違ってすみません。
辛さと甘さがなんとか均衡を保ったかな。
原題そのままでいいのに。「秘密
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処刑人II(2009年製作の映画)

3.5

1より明るくわかりやすかった。
ここぞというときに味方が現れるお約束は暗さが吹き飛ぶね。
そしてパパがかっこよすぎ。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.7

複雑なようでわかりやすい内容なので長いのについつい観てしまった。
こういう世界にどうのこうの言っても仕方ないが、人間てやはりおかしな生き物だ。
ロバートデニーロの迫力はさすが。

ロッタちゃん はじめてのおつかい 2Kリマスター版(1993年製作の映画)

4.0

20年ぶりくらいの鑑賞!
大きなスクリーンでロッタちゃんのふくれっつらを観ることができるとは。
町中のみんながお互いを知ってる世界で、小さな太陽みたいな彼女が輝いている。
いいなぁ…そんななんでもない
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

描いているのは(人間が考えるところの)自分でなくなる恐怖なのだろうか。
それは=死だよね。
あのふたつの世界は肉体があっても死だよね。
少し退屈だったけれど、生きることのエゴイズムをラストの彼が表して
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処刑人(1999年製作の映画)

3.4

なんだろうこの作品。
コメディなのかと思うような部分があるのに妙に真面目だし、真面目に観ているとあれれ?と外される。
娯楽というのはこういうものかも?
面白いけれど今は見返す気持ちになれない。

パレード(2024年製作の映画)

3.3

テーマはいいのにどうしてこうもバラバラな印象なんだろう。
言いたいことを詰め込みすぎ?
薄まってしまったスープみたい。
そしてあの震災のエッセンスだけをとらえたような感じに強烈な違和感。
少女の設定だ
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.5

今更の鑑賞。
誰も好きになれない感じが続いてどうなるとかと思ったけれど、終盤で何かそれぞれの哀しさみたいなものが溢れ出す。
独白に浄化されるような気がするのは考えすぎだろうか。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

なんでそうなるんだ!!!
がいっぱいの作品。
自業自得?因果応報?
なんなんだあの選択法は!!!
家族の本質なんてこんなもの?
特に母親よ!!!!
なんなんだあんたは!!
こんなに腹の立つことは珍しい
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.6

記録し忘れていた。
女王の印象が強烈でそれだけが残っている。

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.5

ちょっと怖かったなこの作品。
いつあの音がするかと緊張してしまう。
そして静止画かと思うような画面の連続は、ふだんあれほど同じ景色をじっと見つめていることはないんだと思い知る。
終盤のあれは何かの変革
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ヨーヨー(1965年製作の映画)

4.0

好きだなぁ。
小さな笑い所の波長が合う。
そしてどこか物悲しいのがいい。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

冒頭の美しさに惹かれて内容を全く知らずに鑑賞。異質なものの組み合わせが妙にざわつく話。好きだけれど手放しで感動できない何かがある、引っかかる作品。(そういうのが好き)

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