ぶんちょうだいすきさんの映画レビュー・感想・評価

ぶんちょうだいすき

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エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

3.9

ネタバレ→



酔うという評判に恐れをなして劇場に見に行かなかったことを後悔。全角度高速で動くカメラもクラブで地下フロアに降りる前に感じる地響きのような音響もトリップ映像も、すべて美しく過剰にならな
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.9

ギャスパーノエは毎回分かりやすいギミックがあって好き。インタビューで「監督はシャーマンで観客に夢を配る」と話していたが今回は身体的侵襲すれすれまでいくというサービス旺盛ぷり。チャレンジをやめない本当に>>続きを読む

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

おねえさんの夢を捨てさせるまる子。それでもおねえさんはなんとか食らいついて北海道で牧場を継がずに絵の仕事を目指してほしいと思うがきっとそうはならない。時代が変わってまる子が絵描きになると思うとなんとも>>続きを読む

スキンレスナイト ―デジタルレストア版―(1991年製作の映画)

4.0

ポスターが気になり見に行く。
イントロの檜風呂のカットでこれはいい映画だな、と思った。仕事と創作で揺れ動くロマンチックな男。わたしも何もない畳の部屋でラジカセだけ持ち込んで創作したいよ。はちみつぱいラ
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(2023年製作の映画)

3.8

たけしの老パンクなところが出ていてよかった
大竹まことー!

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.2

ちょっとやりすぎだと思う。せっかくのモチーフが悪趣味に振れて軽くなってしまった。憎しみポルノとして見るなら良いと思う。

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

最後ひどすぎて好き

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

5.0

女の子2人がベッドに入って語り合う場面、子どもと大人とでは現実の捉え方が違いどちらも真実というシンプルで当たり前のことをこんなに美しく描いたシーンを見たことがなかった。子どもっていつ大人になるんだろう>>続きを読む

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

4.0

どれが本当の芝居かわからないし、主人公はずっと限界で「あれ、今まで見てきた映画と違う?それならば自分が持っているめがねを全部はずして腰を据えて心を開いて見なければ。」と初めて思った記念の作品。限界でも>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

オナラから始まる1人の男の壮大な内面の旅。けっしてすんなりと観客を物語に乗せて気持ちよくは運んでくれないが、ポールダノの最後の笑顔に「…なんだか良いものを見たな?」と無理矢理納得させられる

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.8

徹底的に作り込まれた美術すばらしい
人のおかしみと哀しみ
終始沈殿したトーンの中、だらだらと締まらない暴力シーンの中に時折鋭利なひやりとする瞬間があって素晴らしい

ラース・フォン・トリアーの5つの挑戦(2003年製作の映画)

3.8

トリアーが尊敬する監督を壊して新たなものを引き出そうとして失敗するドキュメンタリー。苦しい作業であろうにすごく仲良しに見える。自分の脚本を読ませる部分は何重にも入れ子になっていて複雑なやり方。「製図台>>続きを読む

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.9

グロテスクに戯画化されたジェンダーバトル、と思いたいが現実にいくらでもあるエピソードの連続なのでゾゾゾが止まらない

ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)

3.5

映画のなりたちを知らずに見たのでただ楽しんだ
塔を上がっていくバトルがビデオゲームみたいで良い

僕らはみんな生きている(1992年製作の映画)

4.0

最後のスピーチは昭和を生きた者として涙なしに聞けない

ヨーロッパ(1991年製作の映画)

3.7

バキッとしたコントラストのスタイリッシュな映像、重厚な劇映画。幻想的歴史サスペンス。マックスフォンシドーのナレーションは眠る前に毎日聴きたい。ラースフォントリアーてこんなちゃんとした映画監督だったんだ>>続きを読む

オーガズム瞑想:ワンテイスト社の実態(2022年製作の映画)

3.5

愛、健康、帰属意識、性といった人間が生きる上で大切なものの欠乏感を煽ってビジネスの道具にすることはそっちの才能のある人間には簡単なことなんだろう。カリスマはいらないし欠乏ビジネスは滅びてほしい

ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

3.7

画面作りで飽きさせない
コロナを忘れないために定期的に見たい
パンデミック以前に撮られたのびっくり

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.8

ジョンウォーターズが2022年ベストに選んでるのを知り、イヤな気持ちになりたくて観に行った。しっかりとイヤな気持ちになって満足。現代病を過剰に戯画化して笑えないコメディとして容赦ない描き方で見せてくる>>続きを読む

セレブレーション(1998年製作の映画)

4.1

ドグマ95の名作と聞いて見てみることにした。
美しい邸宅の豪華な晩餐会で繰り広げられる地獄。家族のいざこざが陰湿系ではなくて躍動あふれる激しいバトルなので見ていて楽しい。祝宴の形式に則り進行していくの
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

主人公の3人の誰からも何の感情も読み取ることができなくて恐ろしい
動物というか虫の生態を見せられているような感じ
やたら美しくて暖かい絵画のような映像も起きていることの冷たさを逆に際立たせていて怖かっ
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.8

素朴風を装ったぶっとんだ話
地獄の黙示録の話とかTARと対になるような部分がいろいろあっておもしろい

ボス・オブ・イット・オール(2006年製作の映画)

4.0

ゆるーいコメディ。普通に面白くて腹立つ。
オートマビジョンによるへんなアングルや光の差、音量の差も不思議な違和感を生み出しちょっとずれたスパイスみたいで心地よかった。役者愛も感じた

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

4.2

尖った見ごたえのある内容
拷問なし、ゴアほぼなし
美術まわりすごくおしゃれ
予想もしなかった美しいラスト

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.5

1日かけたマリナーラソース食べたいしパリパリのバゲットをつぶしたい
レイリオッタの笑ってるようで全然笑ってないへんな笑顔最高
Funny how?!

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