みっちさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

みっち

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あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

3.9

これまで見てきたホンサンス映画とは明らかに異なる雰囲気。この映画で何を伝えたかったんだ?と考えれば考えるほどじわじわと深みにハマっていく。

音声で聞こえてくる、祈りや留守番電話の数々。そして過去と現
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.0

人が求める自由って色んな種類があると思うけど、クリスが求めた究極の自由は社会生活に1ミリもかすらない、紙幣がただの紙切れになる世界で生きること。

彼がその自由を掴みたいと思うには、家族や社会への相当
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都会のアリス(1973年製作の映画)

4.0

なんかこの、別に大したことは起こらないけど無性に2人で共有する時間が愛おしくなってくるロードムービーがほんとすきです。

仕事大丈夫かよとか、お金ないのに高級ホテル泊まるなよとか、私が心配するだけで当
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.2

ギルバートの存在だけでグッとくる。母親のための選択。兄妹それぞれが新しい一歩を歩き出せると思うと、自然と身体から力が抜けていく。

ジョニーデップほれてまいます。。
ジュリエットルイスまぶしすぎます。
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.0

ヤンヤンがカメラを通して映す世界に彼の素直な想いが見えてじんわりあったまる。母も父も姉もなんだか自分のことで忙しそうだけど、ヤンヤンはマイペースでいいんですよね。家族一人一人がしっかり描かれていてよか>>続きを読む

ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

3.9

いつのまにか肩に力入れてレースを見守ってました。ブラボ!ボンジョールノ!

流浪の月(2022年製作の映画)

4.2

うう、すごい、、。
2人が本当の居場所を見つけるための、長い長い旅路のほんの150分。ここまで魅せられるとは!

更紗演じる広瀬すずさん。怒り、悲しみ、憤り、喜び、涙。すべてが伝わってくる表情の機微に
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光のほうへ(2010年製作の映画)

3.5

はじめから空気感がジメジメしていて、ああこの映画の主人公はどこまでいってもこんな感じ、、ああ。。と思ったら、序盤で虚しくなる映画でした。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

特にスカッとしない復讐劇。
酔ったフリからシラフになる瞬間のキャシーの顔がいい。

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.0

オータムの決意を静かに受け入れすぐに行動に移した、いとこのスカイラーは本当に頼もしかった。2人とも言葉数は少ないものの、惹かれるものがあるのは確か。

知らない街で、未知の恐怖に立ち向かう姿は心揺らぐ
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

4.3

いつのまにか父と娘のような2人の会話に思わず笑う。産婦人科医アルドの持つ、人間としての絶対的な信頼感をクララは瞬時に感じ取ったのかもしれない。

色んなものを失いながら、フタをしながら、でもお腹は減る
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.3

カイラのいつまでも止まらない笑い声。もはや何が笑えるかなんてどうでもいい。誰かと共有できるこの幸せな時間があるってだけでああよかった生きてて!と思える。

自由を掴むために逃げて、走って死に向かって生
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.0

すごいものを見たことだけは分かる。でも自分の器が10だとしたら、この映画はそれを遥かに超えて私の頭では追いつかない感覚。

雪が降ると子ども2人の世界。死のすぐそばに踊り。言葉を省いて伝わってくるもの
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.6

頭痛いです。
寂しいのか、楽しいのか、わからないけど美しい。これはちょっと忘れられない映画になりそうです。!!

ラスト、コーション(2007年製作の映画)

4.1

あーーすごい虚しい。。
心に穴が開く映画だ。。
でも同時にすごく惹かれる。

恋人たちの食卓(1994年製作の映画)

4.0

ひとつのシーンというより、
なぜか全て愛おしいと感じる映画。
やっぱり食べるっていいです。

家族内で予想外の事件が結構起きてたはずなんだけどな…。すんなり受け入れていくスタイルか…。笑

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.3

ファッキンアメイジング
色んな言葉が頭の中をぐるぐる回ってる。!

お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

3.5

役者さんの普段の名前と役名が一緒なので、フィクションでありながらリアリティがある。みのりが働くカフェだけが共通点の、鎌倉に住む若者たちにもカメラを向け、くだらない日常を映す。
強気でセリフを吐く萩原み
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.2

悲壮感を抱えながらも深く気負わない人生でいい感じ。グラフィックアートのタッチがすき。

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

5.0

間違いなく素晴らしい映画。
尾野真千子さんを始め、息子役の和田庵くんもすばらしかったし、何よりケイちゃん役の片山友希さん。めちゃくちゃ良かった。

悔しさと怒りを握りしめながら、「まあ頑張りましょ」を
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アジアの天使(2021年製作の映画)

4.2

かなり好み。韓国と日本。気恥ずかしい場面や泣けてくる場面もありつつ最後はあったかい気持ちに。池松壮亮の熱演と長男&三女ポムの存在感に圧倒された。

俺はいつだって愛の話をしてるんだ!
よくわからない感
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エリックを探して(2009年製作の映画)

4.0

ケンローチ監督の映画見たらいつも心が引き裂かれるような思いになるから、この作品でジョークがいっぱい飛び交ってる光景見れてホッとしてます。笑

エリック曰くクソ人生らしいけど、カントナをあれだけ語れる人
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.9

時代背景とカウボーイとして生きることがフィルの居場所を無くしていると分かったとき、彼の不器用な生き方に切なくなる。前半はフィルが嫌なヤツだとしか思えなかったけど、後半はローズやピーターの誰かを守ろうと>>続きを読む

DEATH DAYS(2021年製作の映画)

4.0

もしかしてこれ面白い短編なんじゃないかな。。日常生活で感覚的に分かることを映像で表す監督もすごいし、何より森田剛の演技が抜群。人生で一度は考える生きることと死ぬこと。伝えたいことが私にはバシッと伝わっ>>続きを読む

ブラックバード 家族が家族であるうちに(2019年製作の映画)

4.2

邦題の「家族が家族であるうちに」の部分が個人的にすきで、この映画をうまく表現していると思う。家族の中で絶対的存在と言える母親の人生の選択。それに対する感情の爆発。ケイトウィンスレットの中年&長女感が完>>続きを読む

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.5

訳アリで気の強そうな中年女性オリヴィアコールマン。これまでの人生が複雑に絡み合った彼女の行動はたまにゾクっとするけど、いまいち不穏な空気は感じない。
ビーチで出会った人たちとの関係がもっとギスギスでも
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

4.0

あーかわいかったー ^_^
シリアスな問題なはずだけど、ジュノが気持ちを軽くしてくれる。そして彼女の周りの人たちの憎めない存在感。最後のカットは色々と完璧でキュン。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

心をかき乱される音楽に、頭の中が痺れた。気の強そうな女性2人が見せる隙にある人間味。御使い者ソフィの存在感も抜群。小説の物語と重ね合わせながら現実に立ち戻る。28ページに思わずニヤリ。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.7

自由とは。規則とは。生きるとは。考えるのやめてどっか遠くに飛んでいけたらなぁ〜。あまりにも期待して見てしまったのが失敗。😅

叫びとささやき(1972年製作の映画)

2.5

点数つけるの難しいけどあえてこの評価で。この映画の中の赤の世界は痛々しくも美しい。けどやっぱりゾッとする。。

さあどうなんだよ?と言葉にならない女性の苦や死や愛について常に突かれている感覚。顔のクロ
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ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

3.3

ただ昔の彼女に会いにいくだけ、でした。もうちょっと何かが欲しかった。😅

ペトラは静かに対峙する(2018年製作の映画)

3.6

景色がきれいだな〜と思って見てると、話がしっかりもつれてるから置いていかれそうになった。音楽も相まって不穏な空気。狩猟銃はなにか意味があるのかないのか。。結局誰を信じたらいいのか分からんです。。

紅の豚(1992年製作の映画)

3.9

会話も人柄もどこを取ってもすごく素直で気持ち良い。人間同士だと勝っただの負けただの比較してしまうけど、ポルコが豚として描かれているのは人間の世界に囚われない生き方をしているようで、ちょっと羨ましい。余>>続きを読む

この自由な世界で(2007年製作の映画)

3.6

残酷なまでに自由と、その自由の裏にある厳しさを見せつけられる。両者の想いがぶつかり合って、結局は脅すとか襲うとかいう威圧でしか問題を治めることができないと思うと、ツライ。

ひかりのまち(1999年製作の映画)

4.4

すべて愛らしいのと同時に、すべて悲しい。ジーナマッキーが演じる主人公の、はにかんだ表情を見た瞬間にこの映画がすきだと確信しました。

71フラグメンツ(1994年製作の映画)

3.9

腹に渦巻く負の感情を自分でコントロールできている間は大丈夫だけど、その繋ぎが切れたときはどうしたらいいの。。
自制できる人ほど元に戻れない気がするからなんか不公平だよなーと思ってしまう。