emediaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.9

何らかの意図があって語り継がれる歴史上の人物

職場において不当な扱いを受けていると
憤りを抱えていたフィリッパは
舞台の「リチャード3世」の生涯に刺激を受け
自らの不遇と重ね合わせるようになる

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私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター(2022年製作の映画)

3.8

何故に?ここまで関係が拗れたのだろう?
攻撃的でもあり支離滅裂に罵り合う姉と弟

家族間にも些細なことで亀裂は生じるもの
各々に抑圧に押され嫉妬が芽生えて
どうにもならない痼ができ何年も疎遠になる
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ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

3.4

大黒柱に全てを委ねてはならない
なぜなら誰もが同じ普通の人間で
ときに男性の役立たず感が露になる
荷重を与えると
ぽっきり折れる男性の多いこと
大黒柱は座っているうちはいいが
立ち上がると途端に揺らぐ
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.8

カウリスマキが描く満たされない日常は寡黙である

労働者3部作

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.0

失恋するたびに号泣する理学療法士のヤン(フランソワ・シヴィル)が愛おしい

クラシックバレエ
コンテンポラリーダンス
どちらも魂が躍動する素晴らしいもの

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.2

人づきあいって面倒だけど
お互いの距離を保てたなら
きっと孤独からは解放される

何が普通?誰が正しい?
自分には解らないから

愛するもの全てに向けて
「Time After Time」(1983)
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.3

どうしても「身の毛もよだつ」という言葉が脳裏から離れない

いつでも人間は「鬼畜」に成り得るのである
「◯◯◯なら殺してもいいのか?」
人間は殺し合うために生まれてきたのではない


国籍(敵国)・民
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ウェルカム トゥ ダリ(2022年製作の映画)

3.8

尚一層にダリを愛おしいと思える作品



若き日のダリをエズラ・ミラーが魅力的に演じている



指に怪我をして死ぬのでは?と
慌てふためき床に倒れていじけるダリ
まるで幼稚園児のようで
駆けつけたガ
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復讐の記憶(2022年製作の映画)

3.8

老人・タトゥー・強靭・真っ赤なフェラーリ・認知症と裏切るワードと共に始まる復讐のカウントダウン
殺さなければならない5人とは・・


戦時中には敵国のみならず
人間が人間を騙し陥れることで
わが身を守
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

3.8

まごうかたなき選択は国境に留まるということ

ジャファル・パナヒ監督は
2022年7月11日に当局によって拘束され
2010年に言い渡された禁固刑に服するため
収監されているという

ともすれば亡命を
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.9

善き母であり善き妻である前に善き皇妃として

コルセットで締めつけられた身体のように
心も窮屈に締めつけられているエリザベート

1シーンごとのエリザベートに問いかける
あなたの望みは叶えられるのでし
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春に散る(2023年製作の映画)

4.0

息をするのも忘れるほどの壮絶な打ち合いに
汗ではない・・涙が止まらなかった・・





横浜流星の出演作品は静・動・強・弱の反動
三浦友和に学び佐藤浩市に学び
いい面構えになってきたね・・


片岡
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あしたの少女(2022年製作の映画)

4.0

夢をもった女の子がダンスを練習している
一心不乱に踊るのは「ソヒ」の姿である

高校生のソヒは学校からの紹介で
ある企業に実習生として就労することになる

このシステムは卒業生の就職を安定させる策
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君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

3.8

全てを伝えられる作品ではないこと
イランがどういう国なのか?
この作品を観て何を感じとるのか?
あの天真爛漫な笑顔とは裏腹に
1台の車は目的地に向かう
大空に両手を広げるのは
いまある赦された自由

ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

3.9

たとえ親子であっても・・親子である故に・・

息子(ドニ)の名誉ある受賞式に
指揮者でもある父親(フランソワ)の姿はない

どうしても「おめでとう」とは言えない父親

1本の間違い電話からストーリーは
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シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

4.3

とにかく観て良かった・・

生還者として
いまは身も心もフランス人であると
逃げることを選ばないシモーヌの歩み


もし時系列のまま映し出されていたら
胸が締めつけられ苦しかったであろう
故にシモーヌ
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ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

3.8

ゆるやかに波打つ水面が全てを知っているようで艶かしい
憧れなのか?恋なのか?この夏のひとときが永遠だとは思わない

キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(2021年製作の映画)

4.0

この歌が誰もを幸せにすると願って・・
暫くは耳から離れないであろう透き通るような歌声

わが子を守るために2つの家族が選択したのは
ウクライナ人のソフィアに預けること

「キャロル・オブ・ザ・ベル」を
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星くずの片隅で(2022年製作の映画)

3.8

コロナ渦で「普通に暮らす」ということは実に難しいのだと記憶できる作品


母親からの誕生日プレゼントは「お守り」

香港(中華人民共和国香港特別行政区)

裸足になって(2022年製作の映画)

3.9

アルジェリアの治安が不安定であることを念頭に置いて鑑賞するも・・

理由は何であれ意図も簡単に夢を奪う人間がいる
ここで生きるためにトウシューズを脱ぎ捨て踊る
この地面から伝わる躍動は怒りでもあり
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.2

ありがとう!ミスター・ベンジー!!



黄色のフィットがスーパーカーだと知った

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

潤んだ瞳には想いが映し出される
叙情的であり且つ胸に突き刺さるものがある

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.8

✨夢✨も✨希望✨も🗡️欲望🗡️には叶わないのね

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.9

モラルの前に立ち開かるパワー
天真爛漫という澱ない恐怖が襲う

大いなる自由(2021年製作の映画)

3.9

解き放たれた先にある得体の知れない自由





★自己満足系のトークイベントは苦手です

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.9

コミュニティー(家族)が離ればなれになり
祖母のコニーと二人っきりで暮らすマルセル

知恵と工夫で生きていく姿が微笑ましい
大粒の涙が溢れても誰かと繋がっている
人間も貝も生きるって厳しいものである

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.8

オスカー・アイザック×ウィレム・デフォー×タイ・シェリダンなのでZOWAZOWAWANAWANAして当たり前?
何もなかったかのように終わった含み深い作品



ポーカーというのはタイム!で離席しても
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