emediaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.8

オスカー・アイザック×ウィレム・デフォー×タイ・シェリダンなのでZOWAZOWAWANAWANAして当たり前?
何もなかったかのように終わった含み深い作品



ポーカーというのはタイム!で離席しても
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小説家の映画(2022年製作の映画)

3.8

筆の進まない小説家ジュニ
偶然に出逢うのは
一線を退いた女優ギルス
酒を酌み交わしながら
「映画を撮りたい」と熱がこもる
ジュニの辛辣な言葉に
気遣う人々の表情を追うと
各々の心情が綯い交じる

決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.4

胡散臭い透明感と薄ら笑いの配慮深さ
小市慢太郎と音尾琢真は選挙事務所が似合う

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

時空を曲げてはいけません🍫

エズラ・ミラー×2が嬉しい😆

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.2

指紋が浸みついた何枚もの写真には取り戻したい笑顔がある

自業自得と言われたなら何も言葉を反せない
酒に溺れ全てを失ない息子までも棄てたレスリー

何もかもが他人のせいなら
他人のせいにできるのなら
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テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

3.4

自分の居るべきところは本当にここなのか?

アントワーヌは時間に追われるまま
家族の求める人生に抗うわけでもない日々

新しい扉を開けさせたのはオペラ教師のマリー

人生の開眼とは思いも寄らない一瞬で
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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

4.0

言葉で言いあらわすには難しいが
なぜか「手触りのいい」作品と言いたい

全てを受けいれることは
理解するという意味とは違っていて
血の繋がった関係でも容易ではない
各々の気持ちが悶絶するほど狂おしい
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

こどもは圧倒的に視野が広いのだと思い知らされる作品

苦い涙(2022年製作の映画)

3.8

愛さえあれば
親も子も親友も要らない
自己中心的に愛を雄叫ぶピーター

とにかくカールが魅力的✨
「キャール」と呼ばれようが
カールの眼差しは常にクールである

観終えたらカールに夢中になっていた

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.9

マイケル・B・ジョーダン監督ということで
3作品目は妙に生々しい部分が面に出ている

まだ養子として迎えられる前のアドニス
どういう生活を送っていたのだろうか?

父を想いクリードを引き継いだアドニス
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渇水(2023年製作の映画)

3.8

のどが渇いたならグラスに水を注ぎ
体が渇いているならシャワーを浴びる
心が渇いたままなら潤すのは自分なのか?

渇き切った自らに喘ぎ踠きながらも
与えられた業務を粛々と進めていく岩切

ライフラインで
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.0

本部長が恐い!



いつもは「暴」の人々が「警察官」として登場

サイコであり
ホラーであり
ゾンビであり
金まみれ銃撃や墓場の乱闘と
何とも罰当たりな作品でございます



「ヤクザと家族」「ヴィ
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.9

人間の都合で放浪することになったEO

生命を宿した同じ動物として
人間は他の動物をどう利用して
どのように恩恵を受けてきただろうか?

文明と共に進化するはずであった人間の
まだまだ粗野な部分を
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波紋(2023年製作の映画)

3.9

人間の深みにあるものを
水面から浅いところで波立たせる

荻上直子監督の作品は
ほっこりさせるようでいて
実はぐさりと胸に刺さってくる
痛みを与えながら背中をさするように

ぽとんと落ちる水滴にぽわん
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.9

心身共に虐げられ踏み躙られる日々
女性たちの尊敬を賭けた対話である

性被害が明らかになったとしても
このまま同じ生活が続くに違いない

もう何もなかったことにはできない

二日間で選択を迫られる女性
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.8

家族が幸せに暮らすための「家」

窓からの温かい陽射しを
リビングにあふれる笑い声を
誰もが願っているであろう

望み通りの「家」がもたらす謎

この「家」は確かに愛されている

帰れない山(2022年製作の映画)

4.0

夏の山で出逢った友達は「僕の父親との約束」を果たした

ブルーノは村でたったひとりのこども
酪農を手伝いながら出稼ぎの父を待っている

内向的なピエトロにとっては
街の生活から解放される夏が待ち遠しい
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

4.0

一流レストランを飛び出したカティ
求人広告の「魅惑の店」に向かうと
移民の未成年者が暮らす施設であった

移民となった理由は各々に違いがあるが
共通するところは「夢」を持っていること

18歳迄に就学
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

4.0

数学を貫くために国を脱出したハクソン
なぜに?いまは身を隠して暮らしているのか

この数学を「武力」に利用するという考え
学力主義で「試験」の1科目と捉える考え
国(人)によって想いは異なるのだろう
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.9

結婚生活が終わった・・
エリザベートは悩みや悲しみを
独り暗闇に包まれながら耐えている
ラジオから聴こえる声に励まされ

マチアスやジュディットの成長と共に
ここから始まる生活には不安ながらも
何かと
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高速道路家族(2022年製作の映画)

3.8

この家族は誰が軸になっているのだろうか?

サービスエリアをねぐらに放浪する家族
ギウ(父)とジスク(母)に連れられた姉弟
就学させてもらえない二人が不憫でならない

哀しみに包まれたまま古物店を営む
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カオス(2000年製作の映画)

2.5

冴えない便利屋がぴったりの萩原聖人
とにかく中谷美紀が美しい!

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.8

信仰心の強い国や尊いものを崇める人々には
何が「正しい」何が「不浄」何が「罪」まで
他の者には理解できない域にいきつくことも

街を震撼とさせる娼婦連続殺人事件
犯人は「浄化する」という犯行声明のもと
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

4.0

グランパがいるだけで
不安や戸惑いを払い除けられた

1980年代に生きた人々が
肌や目の色で理不尽に差別され
家柄や職業や宗教で判断される

いま40年が経っても
平等が当たり前だと想うなかれ

レイクサイド マーダーケース(2004年製作の映画)

2.5

死ぬまで親子であり続けるということ

この顔ぶれだけで満腹です

役所広司・豊川悦司・薬師丸ひろ子
鶴見辰吾・杉田かおる・柄本明・黒田福美

エレベーター(2011年製作の映画)

2.3

高層ビルのエレベーターが停止
乗り合わせた9人のパニックムービー

何らかの因果関係があるあるあるある
地獄絵図というか修羅場というか暗黒

糞生意気な富豪の孫娘は(微妙に)可愛らしい
どうせならバリ
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.1

初対面の他人だからこそ言えることがある

タクシードライバーのシャルルが
面倒ながらも請け負ったのは
マダム・マドレーヌ(92歳)を
パリの反対側まで送迎するいう道程

シャルルと言葉を交わすうちに
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